電通は14日、元総務事務次官で執行役員の桜井俊氏が取締役に就任する人事を発表した。桜井氏は人気アイドルグループ「嵐」の桜井翔さんの父親としても知られる。事務次官を2016年6月に退任し、18年1月に電通の執行役員に就いていた。
桜井氏は電通が20年に予定する持ち株会社化に向けた企業統治強化などを担当しており、取締役就任後も同じ業務を担うという。今年3月の株主総会後に就く。
電通が同日発表した18年12月期連結決算は、売上高が前期比9.7%増の1兆185億円、純利益は14.4%減の903億円だった。