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1楼主 OTZ2007/1/29 20:38:00
黒木、世界3大美女に-。女優、黒木瞳(46)がこのほど、映画「魍魎の匣(もうりょうのはこ)」(原田眞人監督、年内公開)の中国・上海ロケで楊貴妃姿を披露した。同映画の劇中劇のクライマックスシーンで、寒風吹きすさぶ中、上海郊外の勝強影視基地撮影所で見せた熱演とその容姿に、スタッフから深いため息が漏れた。
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“世界3大美女”の1人といわれる楊貴妃が、現代によみがえった。
丸く結わえた黒髪に、宝石を散りばめた豪華な髪飾り。ゴージャスなネックレスに薄紫の振り袖姿。中国王朝の衣装を着た約70人の現地エキストラに囲まれ、“絶世の美女”となって現れた黒木に中国人スタッフもうっとりだ。
続いて合図とともに左右の男性が衣装をはぎ取ると、今度はボディーラインがクッキリと浮き出る薄いピンクの衣装1枚に。平気な表情でカメラに笑顔を向けていたが、気温は2、3度ほど。時折吹きすさぶ冷たい風に出演者たちが顔をしかめる中、黒木は寒さをみじんも感じさせない熱演で女優魂を見せつけた。
撮影後すぐに取材に応じた黒木は、初の上海ロケに「思いっきり寒いです」と震えた声で歯をガチガチとさせつつも、「一瞬で華やかさを見せるには(衣装の)引き抜きが面白いんじゃないかなと(自ら)提案したんです」と、出来栄えに自信たっぷり。
ゲストヒロインの黒木は、バラバラ殺人事件が起きている街で行方不明になった娘を探す元女優、美波絹子役。女優復帰して楊貴妃を演じる劇中劇のクライマックスシーンとして撮影された。
今回のシーンは物語本編とは直接関係がなく、約2時間の映画で使われるのはわずか数秒。にもかかわらず、「中国の資料を読んで、髪形とか衣装の参考にしました」と積極的にアイデアを出し全身全霊で楊貴妃に成りきった。
映画の舞台となる発展途上だった1950年代の日本の風景を描くのに、いまの日本では見られない上海郊外の広大な景色や、古いものと新しいものが重なり合った上海の風景が適していると、同地を撮影の場に選んだ原田監督は、黒木を「歴史ある、由緒ある空間にふさわしい女優だ」と絶賛。中国に“再来”した楊貴妃の姿に、監督も現地スタッフも興奮を隠せない様子だった。
(古田貴士)
上海では、黒木のほかに、私立探偵役の阿部寛(42)、小説家役の椎名桔平(42)、主人公・京極堂(堤真一)の妹で雑誌編集者役の田中麗奈(26)らも撮影に参加(堤は日本のみ)。
現地スタッフとのコミュニケーションに苦労する場面もあったが、勝強影視基地やスタジオ・上海影視楽園、郊外の田舎道など上海市内のあちこちで、黒木同様、寒さに負けない熱演を見せた。31日に上海でクランクアップ。約2週間弱の上海ロケに原田監督は「1日に1つか2つは超グレートショットっていうのが撮れるんですよ。やっぱ、来て良かった」と満足そうだった。
戦後間もない東京の街では、美少女の遺体をバラバラにして箱に詰める奇怪な殺人事件が世間を騒がせていた。そんな中、元女優、柚木陽子(芸名・美波絹子、黒木)の娘が行方不明に。探偵の榎木津(阿部)とともに娘を捜す陽子らの前に、匣を祀る奇妙な霊能者や、謎の巨大な匣型の館が登場し、事件は複雑に絡まっていく。京極堂(堤)は真相を解明できるのか…。一昨年に公開された「姑獲鳥(うぶめ)の夏」(実相寺昭雄監督)に続く、作家、京極夏彦氏の「百鬼夜行シリーズ」第2弾。
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