310 = =2011/8/14 13:46:00
大河ドラマのなかで祇園女御が登場するのは、「新平家物語」(1972)で新珠三千代が演じて以来2度目。今回は、白川院の傍らで過ごすなかで平忠盛の武勇に目をつけ、舞子が身ごもった子?清盛を育てる後押しをする。その成長を見届けると都を去り、乙前と名を変え歌舞音曲の名手として静かな日々をおくる。祇園女御と乙前を同一人物とするのは、脚本を手がけた藤本有紀のオリジナルの設定だ。
また、清盛(松山)や後白河天皇(松田翔太)が迷いや孤独を抱えたときの、良き相談相手という一面も併せ持つ。松田は近年、映画「矢島美容室 THE MOVIE 夢をつかまネバダ」や米フォックスTVの人気ドラマ「BONES シーズン5」に出演。今回は「台本を読ませていただき、お話をいただいた祇園女御という役に、そして物語にすっかり魅せられてしまいました。初めて大河ドラマに出演させていただきますが、全力で祇園女御という素晴らしい役を演じさせていただきたいと思います」とコメントを寄せた。
同局の磯智明チーフ?プロデューサーは、乙前と名を変えた祇園女御が後白河天皇の歌の師匠として登場するため「印象的な歌声の持ち主であるというのは、キャスティングするうえでの絶対条件でした」と述懐。だからこそ、「聖子さんの清らかで日本人のハートに響く歌声は時空を超えて、平安時代末期の夢中で生きた人々の生きざまを時に優しく、時に華やかに包み込んでくれると思います」と自信のほどをうかがわせている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110813-00000001-eiga-movi