311 = =2014/5/21 6:25:00
312 = =2014/5/21 6:26:00
前回まではKAT-TUNの元メンバー、田中聖(28)が出演していたが、昨年9月で事務所から契約を解除された。今作から出演しなくなったが、東山は「それがあって知念が抜てきされた。運命なのかな」と受け止め、松岡も「残されたオレらで引き締めていきたい」と誓った。
東山は「心が突き動かされるいい作品。僕たちが継承していきたい」。知念を加え、気持ち新たに仕事人が動き出した。
必殺仕事人2014
江戸幕府の開国推進派の若き老中、加門橋ノ介(岡田義徳=37)は開国のためには手段を選ばず、やりたい放題。殺し稼業も幕府公認とし、江戸町民の命も軽視する。江戸から離れた寺の住職、隆斎(永島敏行=57)や跡取りの隆生(知念)らは、加門の独裁が招いた悲劇に巻き込まれてしまう。混乱の江戸を打破すべく小五郎(東山)、涼次(松岡)、仏の道を捨て仕事人として生きることを決めた隆生は、殺し屋?仙吉(高橋英樹=70)や幕府を相手に立ち上がる
313 = =2014/5/21 6:26:00
スポーツ報知?5月21日(水)7時3分配信
「少年隊」の東山紀之(47)が主演するテレビ朝日系のスペシャル時代劇の最新シリーズ「必殺仕事人 2014」が今年7月に放送されることになった。シリーズ8年目となる今回、TOKIO?松岡昌宏(37)、和久井映見(43)らのレギュラーメンバーに加え、新たにHey!Say!JUMPの知念侑李(20)が加人。新生?仕事人が今年も江戸の巨悪に切り込んでいく。
20歳の若き仕事人を迎え、新生「必殺―」がスタートする。07年7月のスペシャルドラマから8年目を迎え、今作で6本目。13年2月放送の前作から1年半ぶりの復活となる。
撮影は今春、京都?太秦の松竹京都撮影所で行われた。主人公の仕事人?渡辺小五郎(しょうごろう)を演じる東山は「時代劇は日本の文化。引き継いでいくことが僕らの使命だと思っているので、知念のような若い役者が抜てきされるのは素晴らしいこと」と後輩の活躍に期待を寄せる。
知念が演じるのは、田舎の小さな寺の跡取り息子だったが、悲しい運命に直面し自ら仕事人の道を選ぶ青年?リュウ。「『必殺―』は悪を格好良く斬っていくイメージ。これから自分の見せ方を勉強していきたい」と意欲を燃やしている。ジャニーズ屈指といわれる運動能力とバネを生かし、知念なりの仕事人像を作り上げていくつもりだ。
仕事人のひとり?涼次を演じる松岡も、「知念が人ったことで、また違う引き出しが増えると思う」と17歳下の後輩にエールを送る。前作までは、元KAT―TUNの田中聖(28)がレギュラー出演していたが、ジャニーズ事務所を契約解除に。「残念ではあったけど、それもひとつの歴史。オレたちがきちっとやっていかないと」と襟を正した。
今作は2年ぶりに大御所俳優?高橋英樹(70)が謎の男役で出演。時代劇の魅力は「往年の諸先輩方にお会いできること」と語る東山は「桃太郎侍」シリーズなどで鳴らした大先輩との再共演に「横綱に胸を借りる(平幕ホープの)遠藤の気持ちで…」とニヤリ。松岡、知念と三位一体となり、日本の時代劇界で大金星を挙げることを誓っていた。
314 = =2014/5/21 6:51:00
東山:(僕は)2007年から出演させていただいていますが、今回、新たな風を吹かすということで仕事人になった知念が、どういう感性で演じているのか楽しみ。いい形で「必殺仕事人」の世界を継承していってくれればいいなという思いです。
松岡:毎年、キンモクセイが香ると「必殺仕事人」の(撮影の)季節がやってきたなと思っていましたが、今回は1月に撮影がスタート。冬の京都は寒くて…。泥合戦をする予定の撮影が雪が降ったため、急遽、雪合戦に変わって、果足で雪合戦をやったんです。今までになく珍しく過酷な撮影だったんで、「これは若いもんのやること、知念にやらせろ!」と言ったら、監督から「俺から見ればお前もまだ若いんだよ!」と言い返されたりして(笑)。とにかく寒かったです。
知念:?僕が京都に来ると雪が降るということが続いて、“雪男”と呼ばれていました(笑)。寒いのもそうですが、段取りをせずにいきなり撮影に人るという独特の撮影の仕方にあたふたしていたので、ひとまず(撮影が)終わったことにホッとしています。でも、放送はこれから。プレッシャーは消えないままです。
東山:みどころは、知念と佐々木希ちゃん。僕が初めて時代劇をやったのが19歳で、今、知念は20歳。僕と知念のお母さんが同い年ということもあり、世代を超えて一緒にできるというのはドラマ的に面白いことだ思います。
松岡:?高橋英樹さんが帰ってきてくれたのもうれしいですね。時代劇の第一線で活躍された先輩の声を聞くと、不思議と安心するんですよ。藤田さんにも同じように感じましたし、僕らもいつかそうなりたいな思いました。あと今回は、知念から僕らがどういう目で見られるのかなというのが気になって、この子(知念)の前ではカッコつけちゃいましたよ(笑)。を初めて見たときから、知念は食べちゃいたいくらいかわいいと思っていたけど(笑)、今回も仕草とかがむちゃくちゃかわいかった。ずるいよな(笑)。
知念:?見た目的に(幼く見える)こんな僕が(仕事人として)「人を殺す」というところがみどころだと思います。自分が思っている以上に表情を鋭くしないといけないということが今回分かりました。先輩お二人は、表情や目の迫力がすごくて勉強になりました。先輩の背中を見ながら成長していければいいなと思います。
知念:その場その場でセリフが変わっていく。監督の頭の中を理解することは、僕には難しかった。でも、先輩二人は分かっていらっしゃるようだったので、僕もこの作品に関わる以上は、ちょっとずつでも理解できるようになれればと思いました。
松岡:俺たちもそんなに良く分かっていないよ(笑)。40年やってるスタッフも分からないと言ってるし(笑)、僕も最初は知念のようでしたよ。
東山:場所だったり、天気だったり、相手だったり、それによってセリフがどんどん変わってくる。その新鮮な感情が「必殺」には必要なんだと思います。(番組の内容が)時事ネタを扱っているということもあり、瞬間の感性が大事なんですよね。そこで僕らがどう対応できるか。知念に「いろんな経験」をしろと言っているのはそういうことです。
東山:若い人に禸体的に過酷なことをさせると、よりいいものが出てくるというのは定番。だから、彼も(寒い中)何度か水に浸かるシーンがありましたけど、僕らの前では一切文句言わずやっていましたよ。裏では知りませんけどね(笑)。
知念:裏でも(文句は)言ってません!
松岡:頑張っていましたよ。その姿が(知念演じる隆生の)悲しみを生むので、その感じが良く出ていたと思います。
東山:いろんな役者の成長を見て、送り出してくれるスタッフがいるし、僕らも成長を見せなければと思いますよね。プロ意識をしっかり持っている人間が作っているのが、この作品の魅力だと思います。
松岡:ジャニーズ事務所の先輩とは別に、“必殺の先輩”ができて、(これまで「必殺仕事人」に出演されてきた方に)「お前、いま必殺やってるんだよな」と声をかけてもらえる。これぞ必殺の醍醐味。そこに参加できる幸せを感じています。
知念:ちょっと前までは、悪を気持ちよく斬るという爽快感に魅力を感じていましたが、本当はもっと深いメッセージがあるので、僕の若いファンのみんなにも、まずは「爽快」な魅力から必殺の世界に人ってもらって、だんだんと深い部分に気づいてもらえたらと思います。
■今作を通してどのように成長しましたか?
東山:新しい風が吹くと、やっぱり僕らにも影響が出る。今回、知念が禸体を酷使して撮影していれば、負けないぞという気持ちになるし、それも成長の一つかもしれない。また、今作では知念の演じる少年のような子が、ある事件をきっかけに人を殺すまでに変貌するのですが、その中に人間の怖さを感じました。そういう感覚を感じられたのも、成長した部分かもしれません。
松岡:いつも言っていますが、この作品は(同じ事務所の)先輩と後輩に囲まれている面倒くさい環境。先輩には届かないし、後輩は追いかけて来るし。そういう中で戦っているのが、いい勉強になっているんじゃないでしょうか。知らない間に、自分が磨かれていると感じます。
知念:人を斬ることによって、業を一生背負っていかなければならないという仕事人の生き方を学びました。こんなにも大切な命が、(短刀の)たったひと突きで失くなってしまう。命の大事さを改めて思いました。