29日に生放送された大型歌番組『FNSうたの夏まつり』(フジテレビ系)に出演した嵐の“口パク”に対し、批判が渦巻いている。
嵐はこれまで、年末の『FNS歌謡祭』(同)には出演していたものの、『FNSうたの夏まつり』への出演は初。昨年までは、かつて“口パク禁止令”を布いたことで知られる名物プロデューサー?きくち伸氏率いる音楽番組班「音組」が制作を手掛けてきたが、フジテレビ大規模人事異動に伴い、チーフプロデューサーが変更。ゆえに、今年は口パクアーティストの扱いが注目された。
嵐は今回、自身の楽曲「Love so sweet」と「青空の下、キミのとなり」を披露したが、ネット上では「終始、口パクだった」と見る視聴者が圧倒的。今回は嵐を含め9組のジャニーズグループが出演したが、多くのグループが生歌、もしくは“かぶせ”や“一部生歌”であった可能性が高く、“完全口パク”疑惑の嵐に対し、ファンからは「嵐って歌うまいのに、このままじゃ誤解される」「嵐は、いつまでテレビで口パクを続けるの?」といった不満も。
「きゃりーぱみゅぱみゅなど一部のアーティストを除き、生歌アーティストがほとんどだったため、嵐の口パクが目立ってしまった。特に、曲順で平井堅とEXILEに挟まれた『青空の下、キミのとなり』は、平井が歌い上げた直後だったため、嵐の見事な口パクぶりに一部視聴者がズッコケてしまったよう。しかし、2011年に『FNS歌謡祭』で『迷宮ラブソング』を披露した際、『放送事故並みにヘタ』と騒ぎに。原因は、フジテレビ側の落ち度によるマイクトラブルだといわれていますが、それ以来、同局の歌番組で生歌を披露する姿は見られなくなってしまった」(芸能記者)
おととしの『FNS歌謡祭』では、SMAPをはじめ多くのアーティストが生歌でステージを盛り上げたものの、最高瞬間視聴率を取ったのは、明らかな口パクに加えVTRで出演した嵐。口パクが視聴率に影響しないことが実証された格好となり、局内ではきくちPに対し失笑が漏れたという。
多くの視聴者が生放送での生歌を望む中、堂々と口パクを貫き続ける嵐。それも、圧倒的な人気を誇る彼らの余裕の表れなのかもしれない。