タモリが『紅白歌合戦』の司会を辞退したことで、これに関与したNHKの有力プロデューサーに“降格”のウワサが聞かれる。
「決まりかけたものをダメにした張本人は、責任を取るべき」
局内でそんな声が飛び交っているのは、タモリ起用のサプライズ発表を前に、意図的にメディアに報じさせたといわれるプロデューサーのA氏。その報道があったことで、タモリが一転してヘソを曲げ、辞退につながったというのだ。
NHK関係者によると「9月中旬には内定していた」というタモリの『紅白』司会起用だったが、10月上旬に日刊スポーツ紙で報じられてしまった。記事は、局内で「司会がタモリさんならいいよね」と期待する声が多数聞こえ、「紅白どちらの側でもない総合司会に」という話があると伝えたが、この記事の情報源がA氏だというのだ。
「Aさんが世間の反響を測ったものだったんですが、まるで商品価値を査定された形になったタモリさんが激怒してしまった」と関係者。
NHKが『紅白』の人選に関して自らマスコミにウワサをリークして反応を見るのは、関係者の間で知られた話で、10月11日放送の情報番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)でも、元NHKの堀潤アナがこれを瀑露。『紅白』の司会にまつわる情報を、NHKがあえてメディアに流して世論の反応を判断の材料にするという習慣を明かした。この恒例の作業を、あろうことかタモリでやってしまったのが、A氏のミスだったというわけだ。