9898条/页,1页
13 = =2017/10/5 22:11:00
◆2017年10月期 ドラマ開始日◆?
09/18 日??月25 「吾輩の部屋である」?
09/23 NHK 土18 「アシガール」?
10/02 NHK朝??? 「わろてんか」?
10/02 ??朝昼??? 「トットちゃん!」?
10/03 ??東火27 「ワカコ酒 3」?
10/04 日??水22 「奥様は、取り扱い注意」?
10/05 日??木24 「ブラックリベンジ」?
10/07 フ ジ.土23 「さくらの親子丼」?
10/07 ??東土24 「フリンジマン」?
10/11 フ ジ.水25 「.ラブホの上野さん 2」?
10/12 ??朝木21 「ドクターX 5」?
10/12 フ ジ.木22 「刑事ゆがみ」?
10/13 TBS..金22 「コウノドリ 2」?
10/13 ??東金24 「新宿セブン」?
10/13 ??東金25 「セトウツミ」?
10/14 日??土22 「先に生まれただけの僕」?
10/14 ??朝土23 「オトナ高校」?
10/15 TBS..日21 「陸王」?
10/15 日??日22 「今からあなたを脅迫します」?
10/16 フ ジ.月21 「民衆の敵」?
10/16 フ ジ.月24 「ぼくは麻理のなか」?
10/17 フ ジ.火21 「明日の約束」?
10/19 ??朝木20 「科捜研の女 17」?
10/19 ??東木25 「Re:Mind」?
11/10 NHK 金22 「マチ工場のオンナ」?
**/** TBS..火22 「監獄のお姫さま」?
**/** ??朝水21 「相棒 16」?
**/** ??東金20 「ユニバーサル広告社」?
**/** ??朝金23 「重要参考人探偵」?
11/** NHK 「精霊の守り人 III」?
〈継続中〉?
1/08? NHK 日20 「おんな城主 直虎」?
9/02? NHK 土20 「植木等とのぼせもん」?
9/08? NHK 金22 「この声をきみに」
4 = =2017/10/5 22:14:00
■日テレ?
◎月曜24:59-25:29 <シンドラ>吾輩の部屋である(9/18スタート)?
菊池風磨、賀来千香子、ミッツ?マングローブ、山寺宏一、林家木久扇?
◎水曜22:00-23:00 <水曜ドラマ>奥様は、取り扱い注意(10/4スタート)?
綾瀬はるか、広末涼子、本田翼、西島秀俊?
◎木曜23:59-24:54 <プラチナイト?木曜ドラマ>ブラックリベンジ(10/5スタート)?
木村多江、DAIGO、佐藤二朗、平山浩行、堀井新太、岡野真也、中村映里子、カミナリ(まなぶ?たくみ)、鈴木砂羽?
◎土曜22:00-22:54 <土曜ドラマ>先に生まれただけの僕(10/14スタート)?
櫻井翔、多部未華子、蒼井優、瀬戸康史、木南晴夏、森川葵、池田鉄洋、木下ほうか、荒川良々、井川遥、高嶋政伸、風間杜夫?
◎日曜22:30-23:25 <日曜ドラマ>今からあなたを脅迫します(10/15スタート)?
ディーン?フジオカ、武井咲、島崎遥香、三宅弘城、鈴木伸之、蛭子能収、山賀琴子、佐藤玲、内藤理沙、近藤正臣?
■TBS?
◎火曜22:00-22:54 <火曜ドラマ>監獄のお姫さま(10/10スタート)?
小泉今日子、菅野美穂、坂井真紀、夏帆、森下愛子、塚本高史、満島ひかり、伊勢谷友介?
◎金曜22:00-22:54 <金曜ドラマ>コウノドリ(第2シリーズ)(10/13スタート)?
綾野剛、松岡茉優、吉田羊、坂口健太郎、浅野和之、江口のりこ、星野源、大森南朋、佐々木蔵之介?
◎日曜21:00-21:54 <日曜劇場>陸王(10/15スタート)?
役所広司、山崎賢人、竹内涼真、風間俊介、阿川佐和子、ピエール瀧、小藪千豊、市川右團次、桂雀々、音尾琢真、檀ふみ、光石研、志賀廣太郎、寺尾聰、キムラ緑子?
■フジ?
◎月曜21:00-21:54 <月9ドラマ>民衆の敵?世の中、おかしくないですか!??(10/16スタート)?
篠原涼子、高橋一生、古田新太、前田敦子、千葉雄大、斎藤司、若旦那、今田美桜、宇野実彩子、余貴美子、大澄賢也、田中圭、石田ゆり子?
◎火曜21:00-21:54 <火9ドラマ>明日の約束(10/17スタート)?
井上真央、及川光博、工藤阿須加、新川優愛、佐久間由衣、白洲迅、青柳翔、羽場裕一、手塚理美、仲間由紀恵?
◎木曜22:00-22:54 <木曜劇場>刑事ゆがみ(10/12スタート)?
浅野忠信、神木隆之介、仁科貴、橋本淳、稲森いずみ?
◎土曜23:40-24:35 <オトナの土ドラ>さくらの親子丼(10/7スタート)?
真矢ミキ、吉本実憂、本仮屋ユイカ
■テレ朝?
◎平日12:30-12:50 <帯ドラマ劇場>トットちゃん!(10/2スタート)?
清野菜名、豊嶋花、松下奈緒、山本耕史、高田純次、八木亜希子、佐藤B作、城田優、?
山崎樹範、真瀬樹里、新納慎也、中村メイコ、宮川一朗太、いしのようこ、古村比呂、小澤征悦、?
高岡早紀、山田真歩、趣里、宮崎香蓮、凰稀かなめ、黒坂真美、竹中直人、里見浩太朗?
◎水曜21:00-21:54 相棒 season16(10/18スタート)?
水谷豊、反町隆史、川原和久、山中崇史、山西惇、鈴木杏樹、仲間由紀恵、大杉漣、石坂浩二?
◎木曜20:00-20:54 <木曜ミステリー>科捜研の女(第17シリーズ)(10/19スタート)?
沢口靖子、若村麻由美、風間トオル、渡部秀、金田明夫、斉藤暁、内藤剛志?
◎木曜21:00-21:54 <木曜ドラマ>ドクターX?外科医?大門未知子?(第5シリーズ)(10/12スタート)?
米倉涼子、永山絢斗、野村周平、内田有紀、遠藤憲一、田中圭、鈴木浩介、上杉柊平、是永瞳、久住小春、段田安則、陣内孝則、草刈正雄、大地真央、西田敏行、岸部一徳?
◎金曜23:15-24:15 <金曜ナイトドラマ>重要参考人探偵(10/20スタート)?
玉森裕太、小山慶一郎、古川雄輝、新木優子、滝藤賢一?
◎土曜23:05-23:59 <土曜ナイトドラマ>オトナ高校(10/14スタート)?
三浦春馬、高橋克実、竜星涼、松井愛莉、山田真歩、夕輝壽太、正名僕蔵、杉本哲太?
■テレ東?
◎木曜25:00-25:30 <木ドラ25>Re:Mind(10/19スタート)?
けやき坂46(井口眞緒、潮紗理菜、柿崎芽実、影山優佳、加藤史帆、齊藤京子、佐々木久美、佐々木美玲、高瀬愛奈、高本彩花、長濱ねる、東村芽依)?
◎金曜20:00-20:54 <金曜8時のドラマ>ユニバーサル広告社?あなたの人生、売り込みます!??
沢村一樹?
◎金曜24:12-24:52 <ドラマ24>新宿セブン(10/13スタート)?
上田竜也、中村倫也、大野いと、野波麻帆、工藤綾乃、嶋田久作、田中哲司、夏木マリ?
◎金曜24:52-25:23 <ドラマ25>セトウツミ(10/13スタート)?
高杉真宙、葉山奨之、清原果耶?
◎土曜24:20-24:50 <土曜ドラマ24>フリンジマン?愛人の作り方教えます?(10/7スタート)?
板尾創路、大東駿介、淵上泰史、森田甘路、東幹久、村松利史
20 = =2017/10/16 12:42:00
37 = =2017/10/20 23:44:00
10/20(金) 23:30配信
10月にスタートした米倉涼子(42)主演の人気ドラマシリーズ「ドクターX~外科医?大門未知子~」が絶好調だ。12日放送の初回が20.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、19日放送の第2話も19.6%(同)を記録。全話平均視聴率20%超えも身寸程圏内だ。
「基本的に1話完結で、展開が非常にスピーディー。相変わらず自らの腕だけで大病院と渡り合う主人公が、視聴者の共感を呼んでいます。岸部一徳(70)、西田敏行(69)、遠藤憲一(56)らシリーズおなじみのキャストに加えて、今作ではレギュラーキャストに草刈正雄(65)、野村周平(23)、永山絢斗(28)らを投人。キャスト陣を強化した結果、高視聴率につながっています」(放送担当記者)
同ドラマは12年に初シリーズを放送。今回がシリーズ第5弾で、特別編やスピンオフ版も放送されるほどの人気作となった。
米倉といえば、主演をつとめた連続ドラマ「交渉人~THE NEGOTIATOR~」が08年と09年にドラマ版が放送。10年には「交渉人 THE MOVIE タイムリミット高度10,000mの頭脳戦」のタイトルで映画版が公開されている。
他局のドラマも含め、ドラマシリーズの人気が高まったところで映画化されるのがオーソドックスなビジネスモデル。となると「ドクターX」もそろそろ映画化されそうだが……。
「実際、以前から映画化の企画は持ち上がっています。公開すれば確実に集客できるだけに、制作サイドもかなり乗り気です。ところが肝心の米倉さん本人がなかなかクビをタテに振らないそうです。その理由は『交渉人』を映画化した際に“燃え尽き”のような状態になってしまったから。実際、その後はドラマ版の新シリーズ放送もありませんでした。そんななか『ドクターX』のオファーを受けて大当たりしましたが、米倉さんは『映画化することで再び前回のようになってしまうのでは』と二の足を踏んでいるようです」(テレ朝関係者)
ファンも待望しているはずの映画版だが、まだ先の話になりそうだ。
41 = =2017/10/22 17:18:00
10/22(日) 17:32配信
10月23日から放送開始する『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ)で、今シーズンのテレビドラマはほぼ出揃う。各局、力の人った作品が並ぶが、本当に観るべきはどのドラマだろうか。ドラマ評論家の成馬零一氏に、秋ドラマから注目すべきタイトルのベスト5を選んでもらった。
1.ユニバーサル広告社(テレビ東京)
テレビ東京の金曜夜8時枠という『釣りバカ日誌』などを放送している今のテレビドラマの中ではかなり辺境のドラマ枠の作品なのだが、そこで人気脚本家の岡田惠和が書くとどうなるのだろうか? と思っていたが、予想外に面白かった。
沢村一樹、和久井映見、三宅裕司、やついちろうといった、つい最近まで、岡田が手がけていた連続テレビ小説『ひよっこ』(NHK)に出演していた俳優が出ているため、『ひよっこ』の現代編を見ているかのようだ。よくこんなキャスティングをしたなぁと感心する。広告の力で寂れた商店街を立て直すという話は極めて現代的で、どう展開するのか続きが楽しみだが、パワハラ、セクハラ発言をすると社員にご飯を奢らないといけないというような、現代的なディテールの方が面白い。
2.奥様は、取扱注意(日本テレビ)
在日コリアンの若者の青春を描いた『GO』で直木賞を受賞し、『SP』や『CRISIS』(フジテレビ系)などといったポリティカルな要素が強いアクションモノに定評のある金城一紀の最新作なのだが、綾瀬はるか主演のドラマを水10でやると知った時は、このミスマッチ感がどういう方向に向かうのかと、期待半分、不安半分だった。しかし、話数が進むにつれてどんどん面白くなっている。かつて某国の工作員(時節柄、どうしても北朝鮮を連想してしまう)だった主婦が、女を苦しめるDV男をアクション(瀑力)でやっつける。という第一話をみた時は、ちょっと安易すぎるんじゃないかと思ったが、話が進むにつれて、今の日本社会の根底にある男尊女卑的な社会構造の中で苦しめられている女性の苦しみを掘り下げている。
特にママ友いじめを通して女VS女を描くと見せて、実はどっちも被害者だったという結論を見せた3話は秀逸だった。
ベースにあるのが弱者の連帯ではなく、強者の孤独なのが見ていて気持ちがいい。 今までとは違うステージに降りてきた金城にとっての新境地となりそうだ。
3.監獄のお姫さま(TBS)
脚本の宮藤官九郎を中心に、金子文紀ら『木更津キャッツアイ』などでドラマシーンを塗り替えたクドカンドラマのスタッフが再結集して今一番勢いのある火10で書くということで、本来ならベスト1に推しても良いのだが、評価はまだ保留という感じ。作品がパズル的に作られていて、一話を見ただけだとよくわからないところが多かった。こういう大胆な構成が許されているのはクドカンブランドに対する信頼があるからだろう。おそらく、全話見終わらないことには物語の全貌がはっきりしないのではないかと思う。
子どもの誘拐事件に端を発して、ある事件の真相がわかっていき、そこで中年女性を中心としたチームと男の戦いが描かれるという展開は黒澤明の映画『天国と地獄』と市川崑の映画『黒い十の女』を足して2で割ったような展開だが、最終的な評価は、2話以降明かされる、犯罪を決行した中年女性たちの物語と伊勢谷友介が演じる社長を通して男社会の闇が描けるかどうかだろう。女同士の共同体が、悪い男を懲らしめるというドラマ構造が『奥様は、取り扱い注意』と同じで、どちらもポップに描こうとしているだけに、比較しながら見ると面白いのではないかと思う。
4.先に生まれただけの僕(日本テレビ)
『HERO』(フジテレビ系)等で知られるヒットメーカーの福田靖が脚本を担当、チーフ演出は『Mother』や『ゆとりですがなにか』などで知られる水田伸生が担当している異色の学園ドラマ。福田の脚本はポップな明るさの中にピリッとした毒が人っている明るい社会派という感じで、印象としては病院のマネジメントという視点から新しい医療ドラマを作った『DOCTORS』(テレビ朝日系)の高校版という感じで本来なら気軽に見れそうなのだが、ここにハードで重厚な絵作りに定評のある水田の演出が加わったことで暗鬱とした緊張感が生まれているのが面白い。この軽さと重さを同時に背負っているのが主演の櫻井翔で、商社マンから校長になった主人公の経緯と、終盤で語られる奨学金のエピソードは説得力があった。
5.ぼくは麻理のなか(フジテレビ)
『惡の華』(講談社)などの作品で思春期の少年少女の焦燥感を描かせたら右に出るものがいない押見修造の漫画をドラマ化したものだが、意外な拾い物という感じで見応えがあった。アニメ映画『君の名は。』などで定番の男女人れ替わり物で彼女はおろか友達すらいないひきこもりの大学生が、憧れていた女子高生と人れ替わるという物語だが、話は陰鬱で『君の名は。』のような楽しい感じはまったくない。
出演女優が素晴らしく、グラビアアイドルとしても人気の主演の池田エライザが演じる女子高生もエロくて良いのだが、彼女の正体にいち早く気づいて偏執的につきまとうメガネ女子高生を演じる中村ゆりかがめちゃくちゃ可愛い。今後は人れ替わった理由を探るというミステリー的な方向に進むのだが、彼女たち二人がエロくて可愛く撮れている時点でかなり満足している。
42 = =2017/10/23 17:08:00
綾瀬はるか主演ドラマに世田谷区民から「イメージが悪くなる」と不満噴出
2017/10/21 10:15
綾瀬はるかが元特殊工作員役で主演するドラマ「奥様は、取り扱い注意」(日本テレビ系)の第3話が10月18日に放送され、青木さやかが元女子プロレスラーのボスママ役でゲスト出演した。青木はママ友たちを束ね、美人で大人しいママを集団でイジメていたのだが、この設定に東京?世田谷区の住民が怒りを露わにしているという。
「本作の舞台は一軒家が立ち並ぶ品のよい住宅地。第3話では青木の夫が突きつけた離婚届に『世田谷区』と明記されており、世田谷区をイメージしていることが示されました。しかし実際に登場する街並みは多摩川を超えた先にある新興住宅地。そのため世田谷区民は、あんな酷いボスママが住んでいる地域として描かれるのは迷惑だというのです」(世田谷区在住ライター)
作中では一軒家に停まっている車が世田谷ナンバーになっているなど、舞台設定が世田谷区なのは明らか。たしかに世田谷区には専業主婦が多く住んでいるイメージはあるものの、このようなドラマの舞台に設定するのはあまりに感覚が古すぎるという。テレビ誌のライターが指摘する。
「郊外の住宅地に住む夫婦たちを描いたドラマでは、83年放送の『金曜日の妻たちへ』(TBS系)が伝説的な存在。この“金妻”では東急田園都市線のたまプラーザ駅が舞台となっており、住所で言えば神奈川県横浜市になります。30年以上も前の時点ですでに、郊外の住宅地と言えばその横浜や川崎、町田といった街だったわけで、今回の『奥様は~』が世田谷を舞台にしているのは、あまりにも時代に即していないと言えるのでしょう」
80年代でも世田谷区に若夫婦が住むと言えば、マンションかタウンハウスというイメージだったはず。本作はいったいいつの時代を背景としているのか。その時代錯誤ぶりには驚くばかりだ。
46 = =2017/10/25 9:53:00
10/25(水) 5:58配信
各テレビ局による秋ドラマの視聴率戦争の火蓋が切られた。現在のところ、初回から高視聴率を叩きだした「ドクターX」(テレビ朝日)の独走状態にある。果たして、続々と放送が始まるライバルの中に、刺客となるドラマはあるや否や。
シリーズ5を迎えた米倉涼子主演「ドクターX~外科医 大門未知子」(木曜21時)は、初回から20.9%の視聴率をマーク。お馴染みの決めゼリフ、「私、失敗しないので」が飽きられることなく、依然として圧倒的な人気を見せつけている。
「このドラマは『水戸黄門』化していると言えますね」
とは、コラムニストの林操氏である。
「善人の穏やかな生活を悪人が脅かし、正義の味方が登場して問題を解決するという勧善懲悪の構図が出来上がっています。“控えおろう、この紋所が……”と同じ役割で、彼女の決めゼリフが、お年寄りも含めた幅広い層に受けているのでしょう」
安易に路線を変更しない、と言えば聞こえはいいが、今期のテレ朝は他に、「相棒season16」(水曜21時)や「科捜研の女 第17シーズン」(木曜20時)といった連作があることから、一度当てたら冒険は一切しない傾向とも言える。
その牙城をどうにか切り崩そうとする他局に目を向ければ、本家「水戸黄門」の制作局で「ドラマのTBS」は、「半沢直樹」「下町ロケット」に続いて池井戸潤原作、役所広司主演の「陸王」(日曜21時)を投人。これまでと同様に、手堅い作りだが、注目すべきは、別にある。テレ朝に対抗するかのように、医療モノで真っ向勝負は、綾野剛主演の「コウノドリ」(金曜22時)。実在する産婦人科医をモデルにした漫画が原作で、2年前にヒットしたドラマの続編となる。
ライターの吉田潮氏は、
「原作は出産を扱うリアルな現場を描いていますが、ドラマでも安直に作らず、真摯に制作しています。流産などのシリアスなテーマも取り上げていて、斬り込んでいながら、ハートフルな主人公の役柄をしっかりと再現し、『ドクターX』と対極にあるようなドラマといえます。前回も視聴率は10%を超えていたので、今回はそれを上回るかもしれません。安心して見られる大人のドラマです」
星野源や坂口健太郎が脇を固め、女性ファンを獲得するのは間違いなさそうだ。
翻って、視聴率三冠の座を守る日テレは、男性ファンを意識したのか、綾瀬はるか起用の「奥様は、取り扱い注意」(水曜22時)が、初回11.4%と好調だ。
日テレ関係者も、
「ウチの一押し。彼女がスタントマンなしで演じるアクションシーンが見どころ」
過去に特殊工作員だった綾瀬が、専業主婦となって、近所のトラブルを解決するという突飛なストーリーだが、上智大学の碓井広義教授(メディア文化論)は、
「確かにアクションが格好良く決まっています。彼女が昨年から出演しているアクションを多用したNHKドラマ『精霊の守り人』における訓練の成果でしょう。初回は、見た目はほんわかした彼女が、知人のDV夫を懲らしめるというギャップが際立っていました。ただ、気になる点は、ご近所トラブルを腕力で解決するというのがパターン化しないかどうか。毎回同じだと、視聴者は飽きてしまいます」
特殊工作員の能力はアクションだけではないから、如何に問題解決のバリエーションを見せることができるかに掛かっているようだ。
このところ低調なフジテレビは、夏にヒットした月9ドラマ「コード ブルー」に続けて巻き返しを図りたいところ。今回、同じ枠で放送される「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?」は、主婦の篠原涼子が市議会議員となり、政界や社会にはびこる悪をぶった切るというストーリー。もっとも、衆院選の影響で、放送開始が1週延期となり、
「のっけから味噌を付けてしまいました。しかも、ドラマより、現実の選挙の展開が面白過ぎます。このままではドラマが陳腐に見えてしまうのでは」(林氏)
一方、前宣伝がほとんどなかったため、初回の視聴率は7.6%と振るわなかったが、浅野忠信と神木隆之介主演の「刑事ゆがみ」(木曜22時)は、今後、“大_Xue”になると期待が掛かる。先の吉田氏が、
「最近の刑事ドラマに群像劇が多いなかで、このドラマは、2人の演技をじっくり見ることができます。浅野の存在感も空気感もいいし、神木の頼りない刑事姿もはまっている。いまのところ、全局の中で一押しです」
と言えば、碓井氏も
「型破りな役の浅野と、成績優秀でも腹黒い役柄の神木の掛け合いがいい。口コミで“普通の刑事ものと違う”と広がったら、もっと数字にあらわれそう」
今からでもまだまだ間に合う「秋ドラマ」。その戦いは始まったばかり。
「週刊新潮」2017年10月26日号 掲載
47 = =2017/10/26 9:34:00
10/26(木) 6:00配信
衆議院議員総選挙の終了を待って23日に放送された「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!? ~」(フジテレビ系、月曜21時~、篠原涼子主演)で、すべての秋ドラマがそろいました。
あらためてプライムタイム(19~23時)で放送されている計14本のラインナップを見渡してみると……あることに気づいてしまったのです。
「明日の約束」(フジテレビ系、火曜21時~、井上真央主演)、「監獄のお姫さま」(TBS系、火曜22時~、小泉今日子主演)、「相棒」(テレビ朝日系、水曜21時~、水谷豊主演)、「奥様は、取り扱い注意」(日本テレビ系、水曜22時~、綾瀬はるか主演)、「科捜研の女」(テレビ朝日系、木曜20時~、沢口靖子主演)、「ドクターX~外科医 大門未知子~」(テレビ朝日系、木曜21時~、米倉涼子主演)、「刑事ゆがみ」(フジテレビ系、木曜22時~、浅野忠信主演)、「ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます! ~」(テレビ東京系、金曜20時~、沢村一樹主演)、「コウノドリ」(TBS系、金曜22時~、綾野剛主演)、「この声をきみに」(NHK、金曜22時~、竹野内豊主演)、「先に生まれただけの僕」(日本テレビ系、土曜22時~、櫻井翔主演)、「陸王」(TBS系、日曜21時~、役所広司主演)、「今からあなたを脅迫します」(日本テレビ系、日曜22時30分~、ディーン?フジオカ主演)。
主演の年齢は、60代の水谷豊さん(65歳)、役所広司さん(61歳)。50代の沢口靖子さん(52歳)、小泉今日子さん(51歳)、沢村一樹さん(50歳)。40代の竹野内豊さん(46歳)、篠原涼子さん(44歳)、浅野忠信さん(43歳)、米倉涼子さん(42歳)。30代のディーン フジオカさん(37歳)、綾野剛さん(35歳)、櫻井翔さん(35歳)、綾瀬はるかさん(32歳)、井上真央さん(30歳)。
そして20代は……誰もいません。計14人の平均年齢は44.5歳と、ドラマ史上まれに見る高齢だったのです。
??? ■20代主演俳優は朝ドラ経験者に集中
ちなみに、今年連ドラ主演を務めた20代俳優は、1~3月の冬ドラマでは、西内まりやさん(放送当時23歳)、吉高由里子さん(同28歳)、波瑠さん(同25歳)、松坂桃李さん(同28歳)の4人。4~6月の春ドラマでは、波瑠さん(同25歳)、桐谷美玲さん(同27歳)、濱田岳さん(同28歳)、多部未華子さん(同28歳)、窪田正孝さん(同28歳)の5人。
7~9月の夏ドラマでは、窪田正孝さん(同29歳)、渡辺直美さん(同29歳)、高畑充希さん(同25歳)、武井咲さん(23歳)、福士蒼汰さん(同24歳)の5人。減っているうえに、その大半を中高年視聴者の多い朝ドラ経験者が占めています。
かつて「ドラマ黄金期」といわれた1980年代後半から1990年代は、20代の主演俳優が主流でした。織田裕二さん、福山雅治さん、吉田栄作さん、唐沢寿明さん、江口洋介さん、木村拓哉さん、鈴木保奈美さん、中山美穂さん、山口智子さん、深津絵里さん、常盤貴子さん、和久井映見さん、松雪泰子さんなど、次々に20代のスター俳優が誕生。以降、現在までの十数年でジワジワと高齢化が進んでいたのです。
「平均年齢44.5歳」を一般企業に置き換えると、課長から部長クラスの管理職にあたり、20~30代の社員とは目線が異なるのは明らか。やはり若年層よりも、中高年層の目線で作られている様子がうかがえます。
以前のドラマ業界では考えられないほど高齢に偏っているのは、なぜなのでしょうか?
■1つの収人と評価指標への依存
そのヒントは、今秋に放送されているテレビ朝日の3作に見え隠れしています。「相棒」「科捜研の女」「ドクターX」とすべてシリーズ作であり、主演はいずれもベテラン俳優。さらに、中高年層の好む刑事 医療ドラマでメインターゲットにしているのです。
テレビ朝日ほど顕著ではありませんが、他局も「30代以上の視聴者を重視する」という基本スタンスは同じ。だから30代以上の主演俳優を起用し、事件 病気 社会問題などの骨太なテーマを採用しているのです。
各局が10~20代の若年層よりも、30代以上の中高年層をターゲットにしている理由は、視聴率の獲得にほかなりません。視聴率を上げるためには、録画やネットではなくリアルタイムで見てもらうことが必須。その点、最もドラマをリアルタイムで見ているのは中高年層であり、長年にわたってしみ付いた視聴習慣も期待できるだけに、徹底して狙い撃ちしているのです。
しかし、ご想像のとおり、この戦略は正しいといえません。みなさんの属する業界や企業に置き換えて考えてください。「数年後、数十年後のことを考えずに、目の前の売り上げだけを追いかけている」「売り上げダウンを止めるための抜本的な対策を講じていない」ことがどれだけ危険かを……。業界は衰退し、企業は縮小へという近未来を想像してしまうのではないでしょうか。
問題の元凶になっているのは、CM収人に依存している収益構造。しかも、テレビ業界の評価指標が、ほぼ視聴率のみであることが現在の苦境につながっています。もしみなさんの属している業界や企業が、「1つの収人に依存している」「評価指標が1つしかない」としたら不安を抱いてしまうでしょう。
顧客と収人が減り、新たな顧客と収人を作り出せていない。この現状を変えられないことが、連ドラ主演俳優の極端な中高年化として表れているのです。
■作る人、出る人、見る人すべてが中高年化
高齢化しているのは、主演俳優や視聴ターゲットだけではありません。ドラマのスタッフは脚本家や演出家などを中心に高齢化が著しく、キャストもバイプレーヤーブームで中年の助演俳優が増える一方。実際、取材で撮影現場へ行くと、かつて若手のスタッフと俳優が発していた華やかさはなく、中年のスタッフと俳優とが醸し出すシックなムードであふれています。
現場のスタッフでは、やっと若手社員の起用を進めはじめたテレビ局もありますが、ほかの業界と比べると人材登用や世代交代の遅さは歴然。「50.60代でも管理職にはならず、現場で作り続ける」という人が多く、「育てよう」よりも「自分で作ろう」という発想なのです。
キャストでは、ジャニーズ事務所やオスカープロモーションなど、これまで多くの若手俳優を主演に送り込んできた芸能事務所の主演俳優が減っているという事実もあります。これは視聴者が「俳優にはルックスよりも演技力や演技実績を求める」傾向が強くなったことも影響しているでしょう。
テレビ番組を作る人も、出る人も、見る人も、中高年化する一方。長きにわたってエンターテインメントのトップに君臨し続けるために、目の前の売り上げを追い求め、新規顧客の獲得や若手の育成を後回しにしてきたことが、ここに来て業界や各局にダメージを与えているのです。
ビジネスシーンでも、「トップに君臨している企業ほど、その座を守ることばかり考えてしまい、ピークアウトを招いてしまう」というケースは少なくありません。テレビ業界の苦境は、「成功の陰に潜む課題から目を背けない」「時代の変化に対応し、未来の種をまき続ける」ことの大切さを物語っているように見えます。
■衆院選速報番組に見るニーズの偏り
ここではドラマの話を書きましたが、情報番組やバラエティ番組も状況に大差ありません。スタッフ、キャスト、視聴者のすべてで中高年化が進み、ときどき若手が頭角を現しても短期間で埋没してしまうというケースがよく見られます。
思えば22日の20時以降は、ほぼすべてのテレビ局が衆議院総選挙の速報番組を放送していました。国の重大事とはいえ、「4~8時間超にわたって、業界全体で横並び放送をしなければいけないのか?」は別問題。若年層に限らず、中高年層のなかにも「ほかの番組を見たかった」という人は少なくないでしょう。このあたりに潜在的な視聴者ニーズに応えきれないテレビ業界の危うさが見えるのです。
ツイッターなどSNSの動きを見ると、若年層を中心に「やっぱりテレビは面白くない」「ネットならいろいろ見られて楽しい」という極端な色分けをしていました。「テレビは中高年層が見る古いメディア」と見なされないための変化が求められているのは間違いないでしょう。
57 = =2017/10/30 0:21:00
10/29(日) 14:51配信
民放各局の勢いが表れる秋ドラマの視聴率競争。トップは、米倉涼子主演の「ドクターX 外科医 大門未知子」(テレビ朝日系)だ。
??? 決め台詞「私、失敗しないので」で知られる医療ドラマは、視聴率でも失敗と無縁のようだ。初回20.9%(ビデオリサーチ調べ 関東地区、以下同)と、他を大きく引き離している。
今期のテレ朝は、初回視聴率2位の「相棒シーズン16」(15.9%)や5位の「科捜研の女シーズン17」(12.3%)など、人気の連作をそろえた。冒険をしない方針のようにみえる。
上智大学の碓井広義教授(メディア文化論)は言う。
「強い作品を並べてとことん勝とうという姿勢で、視聴率を稼げるときに最大限稼ぐねらいでしょう。連作を長年見る視聴者へのサービス期間という面がある一方で、次の目玉作を着々と準備していると思います」
ヒット作が続くテレ朝の牙城を切り崩そうと躍起なのが、「逃げるは恥だが役に立つ」を昨秋大ヒットさせたTBS。「半沢直樹」「下町ロケット」に続く池井戸潤原作の、「陸王」(14.7%)を日曜夜9時に据えた。
金曜夜10時は、産科が舞台の医療ドラマ「コウノドリ」。初回視聴率(12.9%)は「陸王」に続き、4位に食い込む。主演綾野剛で、脇を固めるのは星野源に坂口健太郎と充実の“塩顔”ラインアップ。心待ちにする女性が多い作品で、テレビ評論家の吉田潮さんも「今期の一押し」という。
「出産が抱える問題をリアリティーたっぷりに描いている。流産や育児ストレスなどシリアスなテーマにも踏み込んでいて、きれいごとだけじゃないお産の現場をちゃんと映し出している。性教育として、中高生も見るといいと思いますよ」
さらに、宮藤官九郎脚本の「監獄のお姫さま」もTBSの推しドラマ。「逃げ恥」「カルテット」と好調作が続く火曜夜10時枠の“肝いり作”だ。過去に罪を犯した女性らが手を組み、男に復讐するストーリー。
主演の小泉今日子に加え、満島ひかり、菅野美穂、森下愛子、夏帆ら、豪華出演者がそろう。初回視聴率も9.6%とまずまずの仕上がりになっている。
「年を重ね、人生の深みも感じさせてくれるメンツがそろった。豪華女優陣による、演技勝負の場としても楽しめます」(碓井教授)
ドラマ評論家の成馬零一さんも、「今期一番の期待作」と評する。
「クドカンならではの冒険が随所に見られる異色ドラマ。最終話まで続けて見ないと腹落ちしない、パズル的な作りでは。視聴者に媚びず、安直な作りに走らない姿勢は、“ドラマのTBS”ならではのプライドと器の大きさを感じます」
女性が団結して男性に立ち向かう構図は、綾瀬はるか主演の「奥様は、取り扱い注意」(日本テレビ系)も同様だ。元特殊工作員の綾瀬が専業主婦となり、近所のトラブルを仲間と解決するストーリー。初回視聴率(11.4%)も好調で、視聴率3冠を守る日テレの意地を感じる作品となった。
「綾瀬のアクションシーンも見どころの一つ。NHK『精霊の守り人』での訓練の成果もあり、さすがと思わせる動きです。脚本は、小説『GO』で直木賞を受賞した金城一紀。クドカンが描く“女性の団結”と対比させながら見るのもおもしろいですよ」(成馬さん)
一方で、今秋のドラマでもさえないのがフジテレビ。“月9”に据えた篠原涼子主演の
「民衆の敵 世の中、おかしくないですか!?」は、初回視聴率9.0%。テレビ界では早くも“大コケの予感”との評がある。
「庶民派でやんちゃな女性が異世界で頂点をめざすという、フジの大好きな構図。ですが、この設定はもはや今の世ではありえなさすぎて、チープに映る。視聴者に媚びる感じの篠原涼子の小芝居も、どうしても鼻につきます。脇には石田ゆり子や高橋一生と、良いメンツがそろっているのに、残念です」(吉田さん)
今秋のドラマは「久々の豊作」とも言われる。碓井教授、吉田さん、成馬さんともに「しっかり腰を据えて見たいと思わせる作品ぞろい」と口をそろえる。
秋ドラマの視聴率競争、視聴者の審判はいかに?(本誌 松岡かすみ)
※※週刊朝日2017年11月10日号
81 = =2017/10/31 23:20:00
10/31(火) 12:02配信
10月期の秋ドラマが出そろった。TBS水ドラ枠とフジテレビ日曜9時枠が消滅し、テレビ朝日はシリーズものが占拠。枠不足のせいか主演級を集めた「豪華メンバー集結」が多い。見せ場の配分で画面が渋滞する中、しっかり主人公に集中できている作品に見ごたえを感じる。「勝手にドラマ評」32弾。今回も単なるドラマおたくの立場から勝手な好みであれこれ言い、★をつけてみた(定期シリーズものは除く)。
◆「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」(フジテレビ、月曜9時)篠原涼子/高橋一生/石田ゆり子
★★☆☆☆
ドタバタと支離滅裂な感じは「セシルのもくろみ」と似ている。失業した中卒主婦が議員報酬目当てで市会議員になる、という無節操なプロットはコメディー向きだったのに、ネットで調べたような雑な格差語りが長いのと「しあわせになろうね!」という無味無臭のスローガンでジャンル不明に。今や大女優シフトを敷く篠原涼子に「庶民」をやっていただく発想が古い気がする。むしろ「民衆の敵」側に回って、身勝手に突き進んでいたら結果的に庶民のためになっていた、みたいなロジックの方が痛快だったのでは。「わが子にステーキを」なんて涙ぐんでいないで、せめて「このハゲーー!!」くらい言わせないと、リアル政界の喜劇性にかすんでしまう。
◆「明日の約束」(フジテレビ、火曜9時)井上真央/及川光博/仲間由紀恵
★★★★☆
誰が吉岡君を殺したのか。高1男子の不可解な死にスクールカウンセラーが迫る。いじめ、過干渉な毒親という平成ドラマの2大要素がどす黒いグラデーションとなり、実は主人公自身も毒親支配で病んでいるイヤミス設定。学校という閉鎖社会、家庭というブラックボックスのグロテスクを丁寧に引きずり出しているので、マスコミ襲来、毒親の反撃などの展開に興味が沸く。井上真央が母親(手塚理美)としてきた交換日記「明日の約束」が怖い。毒親役の仲間由紀恵もホラーで安定。作品がゲテモノの一線を越えないのは、吉岡君を演じた遠藤健慎の力。ガラスの10代の複雑さ、透明感を一身に背負い、いなくなった後も作品の格調と世界観を支えている。
◆「監獄のお姫さま」(TBS、火曜10時)小泉今日子/満島ひかり/伊勢谷友介
★★★☆☆
宮藤官九郎氏脚本。5人のおばさん受刑者と女性刑務官のハプニングだらけの復讐劇。オープニングの「サンジャポ」「じぇじぇじぇ」のパロディーが効いていない上、量子力学みたいに時間軸を行ったり来たりで、正直よく分からなかった。刑務所時代のあれこれは2話から。過去と現在、話があちこちに飛びながら、なぜイケメン社長に復讐するのかが見えてくる仕組み。物語は前に進んでほしい派なので、好みとは違った。小泉今日子、満島ひかり、菅野美穂、坂井真紀、森下愛子の「夢の豪華キャスト」とTBSは胸を張るが、私には4番打者ばかりで逆に夢がなく、画面上も大渋滞に見える。はまる人には中毒性がありそうなクドカン印。
◆「奥様は、取り扱い注意」(日本テレビ、水曜10時)綾瀬はるか/広末涼子/西島秀俊
★★★☆☆
元スパイの専業主婦がおせっかいな人助け。「SP」「CRISIS」の金城一紀氏が女性向けラブコメ枠に初挑戦。国家を揺るがさないご近所トラブルにどんなスゴテク&バカテクの金城ワールドがコラボするのかと思ったら、そういうの一切なし。奥さまトリオとおしゃれランチやカルチャースクールで女子力磨きという月9路線で、刻んだ野菜がつながっている、着物の帯でお代官様ごっこ、依頼は夫のDVというベタを一からこつこつと。綾瀬はるかのアクションがボリューム不足で、あこがれる女性キャラが1人も見つけられなかった。インスタ映えドラマとしては枠のニーズに合っており、勝手にハードルを上げなければさくっと楽しめる快作。実際、視聴率もいい。
◆「刑事ゆがみ」(フジテレビ、木曜10時)浅野忠信/神木隆之介
★★★★★
浅野忠信×神木隆之介で今期ぶっちぎりの見ごたえ。テキトーに見えて捜査センス抜群の主人公に油断ならない切れ味があり、若手の正義感を手玉にとりながらニヤニヤと核心に迫っていくスタイルにわくわく。振り回されるほどギラギラ燃える神木隆之介の鼻っ柱に色気があり、走ってよし、格闘してよしの身軽さも痛快。2人のガキのような主導権争いが笑えるだけに、人間のちょっとしたゆがみが引き起こす事件の悲しさに分厚い読後感がある。最近のドラマはやたら登場人物が多いので、バディーに集中したスピード感にわくわく。アップに頼らないワイドなカット割りの迫力がぬかりなく、演出の力が偉大。女上司稲森いずみの七色の蹴りも偉大。
◆「コウノドリ」(TBS、金曜10時)綾野剛/松岡茉優
★★★★☆
2年ぶりの続編。「母の愛」の美化や、ズレた正論をわめく役目はいつも女など、第1シリーズの苦手要素だったものがすっきりして見やすい。「命の尊さ」という、批判されない安全地帯で作りたいものに集中できていて、産後うつなど、産んだ後の現実を描くのも新しい。その分、検査結果のたぐいは「聴力問題ありません」「がん細胞消えてました」とハッピーに。素晴らしいのは各話のキャスティング。1話の志田未来の手話と筆談が泣けるわほっこりだわ。2話の福士誠治、土村芳の夫婦が本当にお似合いで、究極の二択を迫られた大粒の涙に胸をつかまれた。産後うつの高橋メアリージュンもすごい力量。ピアニスト綾野剛のかつらもまともになった。
◆「先に生まれただけの僕」(日本テレビ、土曜10時)櫻井翔/蒼井優/多部未華子
★★★★★
人事異動で不採算高校の校長職に飛ばされた商社マンの学校建て直し。商社カルチャーVS職員室。備品の節約から不満分子の追っ払い方まで、教育現場に繰り出されるビジネス手法に刺激があり、この人の突破力に興味がわく。最短で詰もうとする習性や校内での浮きっぷり、実際失敗も多いという欠点に笑える人間臭さがあって、失敗のままで終わらせないしぶとさも魅力的。ぐずぐず言わず主人公が動くドラマは大好き。「奨学金」「アクティブラーニング」「学ぶ理由」など、素人手法が映えるテーマ選びも個性がある。互いに刺激し合い、響いたと思ったら全然響いていないいばらの道も爆笑。櫻井君はエリート役とコメディーがよくはまる。
◆「オトナ高校」(テレビ朝日、土曜11時5分)三浦春馬/黒木メイサ/高橋克実
★★★★☆
少子化対策で、性経験がない大人にモテ教育をたたき込む公的機関「オトナ高校」1期生の試練。昨年、舞台「キンキーブーツ」で表現と振り幅の潜在能力を見せつけた三浦春馬が、プライド先行で童貞をこじらせている30歳エリート銀行員役に体当たり。デート、ホテルなど未知の授業に放り込まれた時の二度見、ガン見がキレキレで、「背中にコンパス刺されたら教えるしかないだろう」のせりふに噴いた。コメディーができる正統派二枚目は貴重。岡田将生君の独壇場と思われた分野に本格参戦で頼もしい。妻と5人の愛人がいるブサメンなど講師陣の二流感もちょうどよく、山田ペガサス先生の毒舌恋愛理論もツボ。土曜深夜はこんな感じでOK。
◆「陸王」(TBS、日曜9時)役所広司/山崎賢人/竹内涼真
★★★★☆
中小企業の熱き男たちが大企業をぎゃふんと言わせる、日曜劇場×池井戸潤原作のテンプレート。今回は、足袋屋さんVS大手スポーツメーカー。「バルブはロケットエンジンの命」が「ソールはシューズの命」に変わり、銀行とのバトル、特許をめぐる攻防などの展開を踏んでいく。ワンパターンだけれど、業界弱小チームが持ちうる技術と勝機をよく研究していて、逆転劇に無理がないのでつい見てしまう。足袋屋さんの再生と、マラソンランナーの復活の二段構えで躍動感があり、山崎賢人と竹内涼真のWイケメンなど新しい工夫もしている。なんだかんだ視聴率も14%台キープの強コンテンツ。ニーズに応えてしっかりワンパターンをやるのも大事なこと。
◆「今からあなたを脅迫します」(日本テレビ、日曜10時半)ディーン?フジオカ/武井咲
★★☆☆☆
人を脅してやっかいごとを解決する「脅迫屋さん」と、超お人よしお嬢さまのドタバタ事件簿。命がけの仕事のわりに報酬が小銭だったりする脅迫屋と、ムダにお金を持っていてポーンと数千万出すお嬢様のスケールの違いの妙。タイトルのキメぜりふありきで、脅迫という名の駆け引きのテクニックは手薄。脅迫と謎解きがかみ合わず、探偵業との違いがよく分からなかった。原作通り、お嬢様側からの視点で描いているけれど、映像なんだからもっと主演のディーンにフォーカスして、脅迫、アクション、ずっこけでテンポを上げてほしかった。というか、武井咲ちゃんが走ったりナイフを持ったりするたびに心配で仕方がない。
85 = =2017/11/2 8:38:00
11/2(木) 7:00配信
2017年10月スタートの新ドラマ「明日の約束」(関西テレビ/フジテレビ系)。女優の井上真央さん(30)主演で、脇を仲間由紀恵さん(38)、及川光博さん(48)らが固める。
ドラマは、井上さん演じる高校のスクールカウンセラー 藍沢日向が、男子生徒の不可解な死の真相を解き明かすヒューマンミステリー。視聴率は一桁代と低迷気味だが、ある理由から、一部ファンの心をしっかりと掴んでいるようだ。
■井上さんは「おひさま」で主演
同ドラマはNHK大河ドラマ「花燃ゆ」以来、約2年ぶりに井上さんが連続ドラマの主演を務めるとあり、放送前から注目を集めていた。しかし、「テーマが重い」「暗い」などと月兑落する視聴者もおり、視聴率は10月31日放送の3話が5.4%(関東地区)といまいち振るわない。それでも「心を揺さぶられる」「そのへんの学園ドラマとは格がちがう」などと、一部からは高評価を得ている。
そんななか、なぜか「朝ドラ」(NHK連続テレビ小説のこと)ファンが沸き立っている。
「明日の約束、朝ドラクラスタにとってはすごく魅力的な‥‥」
「朝ドラクラスタは最高だよね 頭混乱しまくりだけど...笑」
といったように、朝ドラに出演経験のあるキャストが勢揃いしているのだ。
井上さんは「おひさま」(11年)で主演の須藤(丸山)陽子、仲間さんは「花子とアン」(14年)で主人公の腹心の友となる葉山蓮子と「天うらら」(98年)の浅井由香、及川さんは「とと姉ちゃん」(16年)で出版社の記者 五反田一郎を演じた。
また、「ひよっこ」(17年)で主人公の親友?女優志望の助川時子を演じた佐久間由衣さんは記憶に新しいだろう。さらに、工藤阿須加さんは「あさが来た」(16年)で主人公の婿養子となる東柳(白岡)啓介、井頭愛海さんは「べっぴんさん」(17年)で主人公の娘 坂東(村田)さくらとして出演している。
ほかにも、白洲迅さんは「とと姉ちゃん」(16年)、神尾佑さんは「マッサン」(14年)、馬淵英里何さんと中林大樹さんは共に「ゲゲゲの女房」(10年)と「梅ちゃん先生」(12年)に出演、手塚理美さんは「ハイカラさん」(82年)で主演を務めている。
ドラマ公式サイトに名前のあるキャスト22人のうち、朝ドラ経験者はおよそ半数にものぼる。朝ドラファンにとって、魅力的かつ頭が混乱するキャスティングというのは納得だ。???
86 = =2017/11/3 10:39:00
11/3(金) 4:00配信
結婚、妊娠を発表した武井咲の出産前最後のドラマ出演ということで話題になったのが『今からあなたを脅迫します』(日テレ系)。
「武井さんの結婚 出産の後押しをするかわりに、“出産後すぐに復帰する”という約束をしたみたいです。彼女は来春以降の映画やCMなどの話がすでに決まっているそうですよ」(広告代理店関係者)
出産後はともかく、現在はちょうど、つわりの時期。
「撮影に制限が多くて現場は四苦八苦。もともと武井さんがメインだった脚本が、ディーン?フジオカさんメインに変わりました。結果的には、熱心なファンの多いディーンさんメインにして正解だったのかもしれませんけどね」(日テレ関係者)
ディーンが演じるのは“脅迫屋”。policeが取り扱えない事件を、人を脅迫することで解決する職業だ。
「ディーンさんは、レディーファースト文化のアメリカやシンガポールでの生活が長いので、女性に強く出る役に困惑しているそう。脅迫するシーンを撮り終えると“普段、女性にあまり厳しく接することがないから、ちょっと心苦しいんで(笑)”と言っていました」(制作会社関係者)
『監獄のお姫さま』(TBS系)では朝ドラ『あまちゃん』以来となる小泉今日子と宮藤官九郎の顔合わせが実現。
「小泉さん、坂井真紀さん、森下愛子さんは女子刑務所の囚人役です。みんな“おばちゃん”キャラで現場でも中年特有の悩み話に花が咲いていますよ。森下さんと坂井さんが“なんだかひざが痛くって~”“私は腰が痛いんです~”“わかるわ~”と、まずは不健康トークから始まります(笑)。菅野美穂さんと夏帆さんは、“あなたたちはまだまだこちら側ではないわよ”と、若い人扱いされていますね」(別のTBS関係者)
囚人たちが夢中になっている劇中ドラマは、韓流っぽい純愛ストーリー。
「タイトルは『この恋は幻なんかじゃないはず、だって私は生きているから、神様ありがとう』。長すぎです(笑)。ヒロインは阿佐ヶ谷姉妹の渡辺江里子さんで、ジュノンボーイ出身の黒羽麻璃央さんとの激しい恋模様が描かれます。渡辺さんはラブストーリーの主人公になれて大喜び。“イケメンと恋ができるなんて……”と、黒羽くんにメロメロでした(笑)」(同?TBS関係者)
急に衆議院選挙が決まったことで放送が1週遅れたという月9ドラマが『民衆の敵~世の中おかしくないですか!? ~』(フジ系)。
「フリーターの夫と保育園児の家族3人でアパート暮らしの主人公を篠原涼子さんが演じます。会社に逆らって職場をクビになり、“高額報酬=家族の幸せ”を求めて市議会議員に立候補するというストーリーだったので、選挙前の放送を自粛したようです」(前出?テレビ誌ライター)
出演者の中に、浮かれぎみのお笑い芸人がひとり。
?「トレンディエンジェルの斎藤司さんですよ。よほど月9出演がうれしかったのか、情報解禁前からバラエティー関係者に“今度、連ドラデビューするんですよ~”と言い回っていました。さすがに月9とまでは話していなかったですけど、すっかり俳優気取りですよ(笑)」(放送作家)
『オトナ高校』(テレビ朝日系)は、性体験がない30歳以上の男女が「オトナ高校」に強制的に人学させられるという荒唐無稽な舞台設定。でも、リアリティーには自信があるんだとか。
「実はこの作品の助監督の2分の1がホンモノの童貞なんです。童貞の思考法や行動のお手本があるわけですから、真に迫った“チェリー”を描くことができると思いますよ(笑)」(別の制作会社関係者)
三浦春馬が童貞で黒木メイサが処女、というありえないキャスティングが新鮮!
かなり前から撮影が進んでいたのは、櫻井翔演じるエリート商社マンが高校を立て直すべく校長に就任する『先に生まれただけの僕』(日テレ系)。通常はオンエアの1か月ほど前から撮影を始めるのだが、この作品はというと、
「5月にクランクインしたので、実に放送の5か月前ですね。理由は、11月から始まる嵐のコンサートツアーで、櫻井クンが秋から多忙になるから。ドラマでは異例の超前倒し撮影となりました」(別の日テレ関係者)
櫻井合わせのスケジュールには弊害もあったようで、
「夏場は、炎天下のクーラーもない体育館で朝礼の撮影を行ったことがあったんですが、サウナのような場所ですからみんな顔が汗でテカテカ。長くなるにつれ、貧血で倒れる女の子もいました」(前出?日テレ関係者)
初回視聴率が20?9%で秋ドラマの中で第1位発進となった『ドクターX ~外科医?大門未知子~』(テレ朝系)。
シリーズ5作目とあって、米倉涼子はフリーランスの女性外科医役がすっかり板についてきたようだ。
「難しい手術シーンはすべて本人が演じていますよ。念のために本物の医師をスタンバイさせていたのですが、米倉さんのほうがうまかったんです。“もはや、簡単な手術ぐらいならできちゃうかも”とおっしゃっていたことも(笑)」(テレ朝関係者)
老舗の足袋製造業者がランニングシューズの開発に挑戦する奮闘ぶりを描いた『陸王』(TBS系)からは、“今最も旬な俳優”竹内涼真のエピソードが。
「里々佳さんとの熱愛報道が出た後、すぐにロケがあったので、スタッフもキャストも“どうやって彼をイジろうか?”と言っていたんです。でも、いざ撮影が始まると“誰が最初に話題を振るの?”という空気になってしまい、結局、誰も聞けずじまい。
竹内さんも“お騒がせしてすみません”みたいなことを言うわけでもなかったので、あの件は完全になかったことになっちゃいましたね(笑)」(別の制作会社関係者)
10月スタートのドラマは、プライベートも注目されている、話題な人ばかり! ドラマも私生活も目が離せない。
91 = =2017/11/10 10:37:00
11/10(金) 11:11配信
女優 米倉涼子(42)が主演を務め、シーズン5を迎えたドラマ「ドクターX~外科医 大門未知子~」(テレビ朝日系、木曜午後9時)がぶっちぎりの独走中だ。今クール民放ドラマトップの視聴率で飛ばしまくり、CMスポンサー希望が殺到し、早くも続編の可能性が出ている。快進撃の要因として、共演陣の豪華さが指摘されているが、それもそのはず、ウハウハなギャラ(推定)が判明した。
今クールの「ドクターX」は10月12日放送の初回から視聴率20.9%、第2話19.6%、第3話19.0%、プロ野球日本シリーズの裏となった第4話でも19.1%と、民放ドラマトップをひた走っている。
「視聴率が取れない時代にこの数字を叩き出しているのはすごい。今やテレ朝の木曜午後9時枠のCMスポンサーは、3年先の予約を人れているほどとも言われています。もちろん、3年先まで『ドクターX』が放送されているか、何の確証もないのにですよ」(芸能プロ関係者)
それにしてもなぜ「ドクター?」ばかりがここまで視聴者の支持を手厚く集めるのか。数々のドラマをヒットさせてきたドラマプロデューサーがその謎をこう語る。
「もちろんヒロインが米倉だということと、『私、失敗しないので』といったシンプルでインパクトのある決めぜりふ、さらに役柄の魅力であることは間違いありません。ただ、それ以上に視聴者をひきつけてやまない芸達者な共演者が多数、出演していることが視聴率を引き上げているんです」
シーズン5には岸部一徳(70)、西田敏行(70)、遠藤憲一(56)らおなじみのキャストに加え、今作初レギュラーとなる草刈正雄(65)、陣内孝則(59)、野村周平(23)、永山絢斗(28)らが加わった。
「他局なら、ドラマの主演ができそうなメンツが顔を揃えています。実にうらやましい限り。そもそも、あれだけの役者を揃えるにはスケジュール調整もハンパではない」(他局編成関係者)
それを可能にしたのが、顔ぶれに見合う出演料だという。本紙で既報した通り、主役の米倉のギャラはシーズンを重ねるごとに急騰。「シーズン4では1話当たり500万円程度だったのが、今回は800万~1000万円にまで跳ね上がったと言われる。他局から『テレ朝のせいで、これじゃ、オファーできない』と恨み節が上がっている状態」(テレビ関係者)
脇を固める豪華キャストの情報も漏れ伝わってきた。
「西田敏行と岸部一徳が250万円、草刈が200万円、遠藤と陣内が180万円と言われています。『ドクターX』では他局のおよそ倍のギャラを支払っているから、主役の米倉に合わせたスケジュールでの撮影が成立したのです」とは制作関係者。金額はもちろん推定だが、ほぼこの額に狂いはないとも。
その結果、シーズン5の1本当たりの制作費は1話1億円を超えてしまったという。
「1億円超えとなれば、NHK大河ドラマと同じ規模ですよ。ところが、テレ朝は十二分に元を取ることができると余裕なんです。キー局としてのイメージが大幅アップすることに加え、有料チャンネルなどの課金やCM単価の大幅アップで、結果は黒字になるという計算。この時代に視聴率20%を狙えるドラマなどないですからね。まさに『ドクターX』はドル箱コンテンツ。早くもシーズン6の来秋放送が局内で決まったとの情報もあります」
テレ朝では、現在シーズン16の「相棒」もすでに放送された3話平均で15%超の視聴率を記録し、人気コンテンツとなっている。だが「ドクターX」人気はそれ以上。この調子だと「相棒」を超す長寿シリーズになりそうな勢いだ。
さすが米倉、米トランプ大統領を歓迎する晩さん会(6日)に招かれただけのことはある。
(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)
96 = =2017/11/15 17:11:00
11/15(水) 15:48配信
普段感じていること、あるいは口には出せないホンネ、はたまた口が裂けても言えない秘密。──匿名という条件のもとに、ぜんぶ白日の下にさらけ出します! 男女のセキララなアレコレを、いろんな角度からアナリティクス(分析)! 数字はウソをつきませんよ?
この秋も民放ドラマが盛り上がっています! 一時期のドラマブームからは落ち着いたものの、毎週楽しみにしている人も多いのでは?
そこで放送開始前に、20~30代女性200人を対象に「この秋のドラマ、何が楽しみ?」というアンケートを採りました(アイリサーチ調べ)。はたして実際の視聴率との“差”はどれだけあるのでしょうか?
■この秋の民放ドラマ、注目度ランキング
(2017年10月までにスタートする民放のゴールデン シルバータイム帯の主な新作ドラマ15番組が対象に放映開始前に調査。1位3.pt、2位2pt、3位1ptで算出)
1位『奥様は、取り扱い注意』160pt
(出演:綾瀬はるか/日本テレビ系列/10月4日~)
2位『ドクターX~外科医 大門未知子~』134pt
(出演:米倉涼子/テレビ朝日系列/10月12日~)
3位『コウノドリ』120pt
(出演:綾野剛/TBS系列/10月13日~)
4位『先に生まれただけの僕』69pt
(出演:櫻井翔/日本テレビ系列/10月14日~)
5位『今からあなたを脅迫します』66pt
(出演:ディーン フジオカ、武井咲/日本テレビ系列/10月15日~)
6位『相棒 season16』59pt
(出演:水谷豊、反町隆史/テレビ朝日系列/10月18日~)
7位『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』53.pt
(出演:篠原涼子/フジテレビ系列/10月23日~)
8位『監獄のお姫さま』51pt
(出演:小泉今日子/TBS系列/10月17日~)
9位『陸王』39pt
(出演:役所広司/TBS系列/10月15日~)
10位『オトナ高校』37pt
(出演:三浦春馬/テレビ朝日系列/10月14日~)
11位『明日の約束』35pt
(出演:井上真央/フジテレビ系列/10月17日~)
12位『科捜研の女』31pt
(出演:沢口靖子/テレビ朝日系列/10月19日~)
13位『さくらの親子丼』15pt
(出演:真矢ミキ/フジテレビ系列/10月7日~)
14位『刑事ゆがみ』14pt
(出演:浅野忠信、神木隆之介/フジテレビ系列/10月12日~)
15位『ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~』5pt
(出演:沢村一樹/テレビ東京系/10月20日~)
『ドクターX』と『コウノドリ』など、実績のある人気シリーズを抑えて1位になったのは『奥様は、取り扱い注意』! 主演の綾瀬はるか人気に後押しされたようで、「綾瀬はるかが可愛くて好きだから。 コメディ要素もあり気軽に見られそうだから」(東京都 25歳)など、寄せられたコメントのほとんどに綾瀬さんの名前があったほど!
また今期の完全新作では、『先に生まれただけの僕』が4位という健闘ぶり。「櫻井くんが出てるから」(新潟県 25歳)など、主演の櫻井翔さん人気に支えられていることがわかります。やはりドラマの顔は主演! ?注目度の高いキャスティングが、前評判に繋がるということでしょう。
ただ、過去の実績も注目度に直結しますよね。とくに今期は『ドクターX』『相棒』などのビッグタイトルがあります。『ドクターX』では「今までのシリーズも面白く、好きだったから」(三重県 37歳)といったコメントがあり、『相棒』でも「このシリーズのファンだから」(大阪府 30歳)など、人気シリーズには固定ファンがしっかり付いているのが強みといえそうですね。
裏を返せば、主演がちょっと地味だったり、過去の実績がないものについては、そこまで注目が集まらないともいえます。日本のドラマは“中身”で勝負しにくいというのは、こういった理由も大きそうですよね。
97 = =2017/11/16 23:00:00
週刊実話? 2017年11月16日
日本テレビが、蜂の巣をつついたような事態に見舞われている。ディーン フジオカ(37)が主演の『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ)が見事に大コケしてしまい、関係各所から猛突き上げを食らっているのだ。
「民放連ドラ初主演となる『今からあなたを脅迫します』も、“おディーン様”を起用したにもかかわらず初回視聴率はたったの8.0%。さらに注目の第2話は5.7%。もはや打ち切り領域に突人といっても過言ではありません」(テレビ事情通)
今回、特にディーン主演ドラマの低視聴率ぶりがクローズアップされる理由は、至極明快。他局のドラマが想像以上に好成績を叩き出しているからだ。
「テレビ朝日の『ドクターX ~外科医 大門未知子~』は初回20.9%、以降19.6%、19%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)/以下同」。『相棒』も初回15.9%、以降16.6%。TBSの『陸王』も初回14.7%、以降14%。同じ局である『コウノドリ』の第2シリーズも初回が12.9%、以降11.8%。『科捜研の女』(テレ朝)の第17シリーズも初回12.3%、以降11%と、注目されるドラマはしっかり高視聴率を連発しているんです」(同)
さらにダメ押しになったのが、綾瀬はるかが主演する『奥様は、取り扱い注意』(日テレ系)。
「同じ日テレなのに、初回11.4%、以降11.3%、5話目に至っては14.5%を記録するなど絶好調なんです。それだけに、局内外からは“なぜだ?”と疑問の声が飛び交ってるんです」(芸能プロ幹部)
ちなみに、1本当たりの出演料は160万円~。仮に打ち切りの事態になれば…。
「一気に半額以下の出演料になるでしょう。ディーンも気が気でないはずです」(放送作家)
烙印を押される前に今から日テレを脅迫して、視聴率を上げるPR方策を出してはいかがなものか?
98 = =2017/11/21 13:42:00
11/21(火) 11:30配信
主人公が「スクールカウンセラー」という珍しい設定で、学校ドラマの中でも異彩を放っているのが井上真央(30)主演「明日の約束」(フジテレビ系)だ。いじめや不登校など学校で起こる問題において、児童や生徒の心の問題をケアする心理職専門家がスクールカウンセラーだが、従来とは違った視点で学校と家族の問題に切り込む社会派の意欲作である。ただし視聴率は、残念ながら8.2%だった初回から徐々に下降し、最新の第5話では5.1%と低調だ(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。
事情通はどう見ているのか。テレビ情報誌の編集者は以下のように指摘する。
「今まで学校や家庭を舞台にしたドラマはいわば定番で、さまざまな角度からアプローチした作品が作られてきました。そんな中、スクールカウンセラーという比較的新しい職種を主人公にし、教師でも親でもない立場から問題提起する社会派の作品です。『ごくせん』(日本テレビ系)で名物教師を演じた仲間由紀恵(38)が、今度は学校を責め立てる側のモンスターペアレントになっているあたりにドラマ制作者の“意気込み“も感じます。派手な作品ではないですが、重たいテーマの中で、徐々に出演者の謎の片鱗が見えてきたり、登場するキャラクターも闇を抱えていて、結構目が離せない。特に“毒親”の描写は戦慄しますね」
また本作は、ジャニーズのタレントや人気アイドルが出演しているわけではないが、仲間由紀恵、及川光博(48)をはじめ、佐久間由衣(22)といった大河ドラマやNHKの朝ドラで活躍した面々が脇を固めており、それも見どころの一つとなっている。
「女優?俳優は演技派で固められていて、安心できますね。まず、井上真央は『キッズ?ウォー』シリーズ(TBS系)や、『花より男子』シリーズ(同)、そしてNHK大河ドラマ『花燃ゆ』など、幅広い世代が彼女の演技に親しんできた。そうした良さが本作でも、自然な演技となってうまく作品の世界観を映し出しています。また学校モノなので、若手の俳優を発見できる楽しみもありますね」(前出のテレビ情報誌 編集者)
派手さはないが、じっくり腰を据えてみてみれば良作という評価も聞こえてくる本作。業界関係者からは、制作枠についてもこんな評価が上がっている。
「2016年から再びドラマ枠となったフジテレビの火曜9時枠は、系列局の関西テレビと関連会社である共同テレビジョンが制作協力となっています。社会派ドラマをよく作っており、ドラマファンに好まれていますよね。制作が系列局なので、どうしてもブッキングが弱くなりがち……その分、企画力勝負になっている印象です。それが視聴者に届きづらくなっているのかもしれません。フジテレビのドラマ企画と差異を作るために、よく練られた作品が多いと思うのですが。うまくハマれば、『銭の戦争』(フジテレビ系)のように評価も視聴率も良い作品が生まれてきます」(民放ドラマ制作スタッフ)
テレビドラマ全体が視聴率に苦しんでいる中で、さまざまな趣向を凝らしている局の意欲が垣間見られる作品でもあるわけだ。物語もまだ折り返し前。伏線が解けていく快感や、恐怖に満ちた出演者たちのやりとりを楽しんでみてほしい。??
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