- 5 - = =2018/4/6 10:48:45
4/6(金) 6:00配信
大ヒットしたドラマ「花より男子」シリーズ(2005年ほかTBS系)の新章がこの春スタートする。「花のち晴れ~花男 Next Season~」(4月17日スタート、毎週火曜夜10:00-11:07TBS系)だ。本作の見どころを、ドラマに詳しい識者4人のコメントとともに紹介する。
神尾葉子原作漫画を実写ドラマ化した「花のち晴れ―」は、名門校 英徳学園を舞台に、主人公 江戸川音(えどがわおと 杉咲花)ら秘密を抱える高校生たちの学園生活を描く作品だ。
「花より男子」は、日本中に“花男”旋風を巻き起こした貧乏女子高生 つくし(井上真央)とスーパーセレブ“F4”たちのシンデレラストーリーだった。「花のち晴れ」はそんなF4の卒業から10年後、落ち目になった英徳学園の生徒たちの恋模様を描く。
令嬢から貧乏に身を落とした音を中心に、“第二の道明寺”を演じるが実はメンタルが弱いセレブ 神楽木晴(かぐらぎハルト 平野紫耀)、学園歴代トップのIQを誇る秀才 平海斗(たいらかいと 濱田達臣)らのグループ“C5”、そして英徳学園のライバル校 桃乃園学院の生徒会長で音の婚約者 馳天馬(はせてんま 中川大志)らが繰り広げる痛快青春ラブストーリーだ。
4月17日放送の第1話は…。父親が経営していた大手化粧品会社が倒産し、令嬢から一気に貧乏高校生へ転落したヒロイン 音は“隠れ庶民”として学園に通い、隠れてコンビニでアルバイトをする日々を送っていた。そんな中、晴ら“C5”の“庶民狩り”が横行。怯える音だが、バイト中にあろうことか晴に会ってしまう。
■ キャスト同士の化学反応に注目
“花男”シリーズで注目された俳優が多いことから、今回もキャスティングに期待が高まる。「花より男子」では道明寺司(松本潤)率いる“F4”が高い注目を集めただけに、ドラマに詳しいお笑い芸人?こじらせハスキーの橋爪ヨウコ氏は「どんなイケメンがいるのか今回も楽しみ」と新たな国民的イケメンの誕生に期待を寄せる。
中でも注目は、スーパーセレブ?晴らのグループ“C5”だ。一方、主人公 音を演じる杉咲には、彼らが発する存在感に負けない演技が求められる。テレビ ドラマ評論家でコラムニストの木村隆志氏は、「世代屈指のイケメンがそろう中、中心の杉咲が器の大きな演技を見せられるか。早い段階で見たいのは、『C5』の魅力が爆発するシーン。恋の矢印も『花より男子』より、多くのカップル誕生に期待がかかる」と、キャスト同士の化学反応に注目する。
■ 石井康晴らの演出マジックにも期待
ファンとしては、一世を風靡した“花男”ワールドの世界観がいかに継承されているかが気になるところ。メディアジャーナリストの長谷川朋子氏は、「日本だけでなく、アジアを中心に海外でも人気の高い『花より男子』の世界観から広がる新章。地上波ですっかり数が減ってしまった青春感たっぷりのラブストーリードラマをたまには堪能したい」と、ドラマならではのド青春ストーリーを期待する。
「花より男子」、「花より男子2(リターンズ)」(2007年TBS系)のプロデュースを担当した瀬戸口克陽、演出の石井康晴が再びタッグを組む。ライターとして数々のドラマを目にしてきた小田慶子氏は、「『花より男子』シリーズの現実離れしたストーリーが受けるのか?という心配はあるが、杉咲は演技に切なさを込めるのがうまいので、ヒロイン力で引き込めるかも。元祖『花男』の石井康晴らの演出マジックにも期待」と語る。
日常を忘れ、夢のような世界にどっぷり浸る――そんなドラマの楽しみ方を思い出させてくれる“花男”シリーズ新章に期待だ。