- 235 - = =2018/7/18 13:07:49
1999年から2000年にかけて放送されていた、ジャニーズJr.主演の人気ドラマ『熱血恋愛道』『怖い日曜日』が19年の時を経て、『Jr.選抜!標への道』(日本テレビ系)でリメイクされ、ジャニーズJr.のオーディション番組としてよみがえった。
当時、ジャニーズJr.として嵐やNEWSメンバーなどが出演していたドラマだが、リメイクするにあたって、井上瑞稀(HiHi Jets)、高橋優斗(HiHi Jets)、岩崎大昇(東京B少年)、佐藤龍我(東京B少年)、道枝駿佑(関西ジャニーズJr.)、西村拓哉(関西ジャニーズJr.)、長尾謙杜(関西ジャニーズJr.)、島崎斗亜(関西ジャニーズJr.)、織山尚大(ジャニーズJr.)という9人のジャニーズJr.が、3回に渡ってドラマに登場した。
実はこの番組、いまだ無名の現在のジャニーズJr.たちの中から次世代のスターを発掘するという企画の傍ら、真の目的は7月15日からスタートしたNEWS?加藤シゲアキ主演の新ドラマ『ゼロ 一獲千金ゲーム』(同)で重要な役柄となる?標(しるべ)?役を決めるオーディションだった。
『ゼロ』第1話の放送中に、標が東京B少年?佐藤であることが明らかになったが、16日深夜の『Jr.選抜!標への道』放送では、まだオーディションであることすら知らされていなかったJr.たちに、加藤の口から企画意図が発表された。Jr.たちは驚きの連続だったものの、最終的に選ばれたのは東京B少年の佐藤。日本テレビ側が慎重な協議を重ねた結果、『ゼロ 一獲千金ゲーム』にもっとも適した演技をすることができるのが佐藤だったという。
佐藤は他8人の思いも背負って『ゼロ 一獲千金ゲーム』に出演。これまでドラマ経験がないこともあって緊張し戸惑い、本番終了後はうまく演技ができなかったことを後悔しながら「悔しい」とつぶやいて涙をこぼす一幕もあった。しかし、インタビューでは「(今後は)練習しかない」と力強く語り、標役を演じきることを誓っていた。
一方、選ばれなかったメンバーたちは、加藤から「この世界、歌もダンスもトークもお芝居も常にオーディションなんです。だから、今回の結果はみんなにとって残念だったかも知れないけど、この悔しさ、羨ましさ、悲しさをバネにして、腐らずに頑張り続けて、ようやく誰かが見てくれる。そういう世界だと思ってほしいです」「この世界でやっていきたいと思うなら、アホほど努力してください」と言葉をもらい、力強く返事をしていた。
しかし、その後の個別インタビューで、高橋は「龍我は後輩なんで、後輩に負けるというのはすごく悔しいです」と告白。また今回のメンバーの中で最もキャリアの長い井上も涙を滲ませ、「悔しいです」とコメント。ジャニーズ事務所歴9年間の中でも一番悔しいといい、「高校生になってから、こんなに悔しいって気持ちになったのは初めてかもしれないです」「この経験を無駄にはしない。次は絶対に頑張りたいです」と決意を語った。
しかし、実は『ゼロ』本編の放送前に、標役に選ばれたのは佐藤であることが判明。『ゼロ』公式Twitterが、「標役を身寸止めた佐藤龍我くんが本日『PON!』に生出演します」などと放送直前にツイートしたのだ。これを見たジャニーズJr.ファンは、「放送前に自分が応援してる子が選ばれなかったことを知り、テレビを消しました。がっかりです」「放送前に知る状況になってしまったのは残念でした」「放送前に標が応援してた子じゃないって知っちゃって、ほんとにショック」「うっかりでは済まされません。最悪な知り方でした。ガッカリです。もう見ません」などと、『ゼロ』公式アカウントに批判意見をリプライ。
番組アカウントは、「放送中に作成していたツイートを間違えて出してしまいました。大変申し訳ございません」と絵文字を添えて一言述べたものの、「謝る気持ちがあるなら真剣にやって」「絵文字なんて使って、誠意というものがみえません」「なぜ謝罪に絵文字がつくのでしょうか?」とさらに反感を買うこととなった。
そもそも、『Jr.選抜!標への道』に表示されていた黒塗りの標役のシルエットが「佐藤龍我の写真と同じ形」と指摘もされていただけに、「出来レースとしてか思えない」との声も。
そうした騒動がありつつも、ジャニーズJr.ファンからは、「オーディションに落ちて悔しくて涙する子も、選ばれた重圧とうまくできなくて泣いてる龍我くんも、みんなみんな美しい!」「シゲアキ先輩の言葉にすごい重みがあったし、ほかの8人も応援したい気持ちになった。瑞希くんとか一番歴長いし悔しいよね」「落ちて泣いてる子見ながら泣いてしまった……みんな頑張ってほしい」といった声が集まっていた。