- 832 - = =2019/2/10 19:06:54
2/10(日) 11:01配信
「本来、グループの解散をいちばん嫌うのがジャニーさんです。自ら苦労して作ったんですから。今回、嵐の活動休止を許した背景には、2019年立ち上げたある会社があります」
作家の小菅宏氏はそう話すと、1月15日に設立されたばかりの会社「ジャニーズアイランド」の名を挙げた。社長は2018年いっぱいでタレントを引退した滝沢秀明氏(36)だ。
4月に新著『異能の男 ジャニー喜多川~悲しき楽園の果て~』を発表する小菅氏は、古くからジャニー喜多川社長(87)と親交がある。
「ジャニーさんが出資して作ったこの会社は、ミュージカルや舞台を通じてスターを育てるという、いわばジャニーズ事務所の創業理念を追求する会社です。その社長に、ジャニーズJr.時代から長年舞台に立ち続けてきた滝沢くんを据えました。
近年のジャニーさんの関心はほぼ、この会社を成功させることにあります」(小菅氏)
そこに、活動を休みたいと言ってきたのが大野だ。大野を嵐に引き人れたのは、ジャニー氏本人だった。
「大野くんの歌やダンスは、群を抜いていた。当時、京都の舞台に出るなど、関西での活動に満足していた大野くんを口説き、あえてグループに人れました。
その大野くんが20年頑張ってくれて、休みたいと言っている。しかも、自分の関心はすでに新会社にある。条件が重なり、首を縦に振ったのです」(同前)
ジャニーズの信念を滝沢社長に託して、一方でジャニーズ事務所では「第2の嵐」を育てる。現在の活躍ぶりから見て、もっとも近いのは関ジャニ∞だが、平均年齢は嵐とほぼ同じ30代半ば。
次世代へのバトンタッチとなると、最右翼は19歳から23歳までの若手6人組、キンプリこと「King&Prince」だ。
「事務所を挙げて、キンプリの売り出しに力を人れている。その名のとおり、若くキラキラした王道のアイドルグループだ。2018年末には『紅白歌合戦』に初出場を果たした。
歌やパフォーマンスはすでに評価されているが、ポスト嵐になるには、個々での活躍が必須。俳優業やバラエティ番組でのトークなど、1人ひとりに高い総合力が求められる」(芸能プロ関係者)
さらにジャニー氏には、芸能人生の集大成ともいうべき秘策があるという。
「東京五輪が開催される2020年、ジャニーさんはアメリカにオフィスを構える予定と聞いています。アメリカで通用する『ジャニーズミュージカル』を作るのです。温めてきた計画が、ついに具体化しつつあります」(小菅氏)
嵐が作ったジャニーズの歴史は、遠く海の向こうへ。