Sexy Zone佐藤勝利はなぜ「永遠の0番」と呼ばれる? センターとしての実力を分析
2014.05.04
Sexy Zoneのセンターとして独特の存在感を放つ佐藤勝利。
6枚目のシングル「King & Queen & Joker」のPVショートバージョン映像が解禁となり、話題を呼んでいるSexy Zone。5月3日からは全国ツアー『Spring Tour Sexy Second』のクライマックスでもある横浜アリーナ公演が開幕し、勢いに乗っている。
これまでグループ内でもJr.歴の長い中島健人と菊池風磨が、メンバーを引っ張ってきた印象の強いSexy Zone。しかし、その2人を追い越す勢いで実力をつけてきたのが、センターの佐藤勝利だ。
佐藤は、ふだん所属タレントを褒めることがほとんどないというジャニー氏から「Youは特別かっこいい」、「永遠の0番(ステージ上の立ち位置を表した番号。センターから0、1、2…と端になるほど数が大きくなる)」と言われたという伝説を持つ。
そんな彼が昨年頃から急激に進化を遂げているのだ。大きな転機としてあげられるのが主演ドラマ『49』だろう。野島伸司脚本で、父親と精神が人れ替わる高校生役という難しい役どころを任された。それは女装してホストクラブで働くという、通常の青春ドラマとは異なる、一捻りある内容だった。
そこで、見事に父親と等身大の高校生の顔を演じ分けた佐藤。これまで演技やコメントにまだまだ照れを感じていた部分があったが、みごとにその殻を破った。
また、共演したジャニーズJr.たちと女装姿で歌った「私のオキテ」は大きな話題を呼び、 「チキンバスケッツ(女装した彼らのグループ名)で歌ってるところをもう一度見たい!」とドラマが終了した後も、テレビ番組へのリクエストが後をたたなかったという。女装姿の復活はならなかったが、『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)にていつも通りアイドルの衣装で披露すると、ドラマでは見られなかったキレキレのダンスをプラスして会場を魅了した。
さらに挿人歌となっていた「A MY GIRL FRIEND」は、歌い始めが佐藤のソロで始まるメインナンバー。少しかすれた味のある彼の声を堪能するにはピッタリな1曲。切ない歌詞に合わせて、瞳をうるませて歌う姿も印象的だ。
そう、歌の合間にキュートな表情を見せたり、またアダルトな雰囲気の曲「Be Free」では頬に指を伝わせてセクシーな仕草を魅せるなど、表現力も増している佐藤。今回のツアーを見ると、苦手としていたコンサートでの煽りにも慣れてきた様子だ。
デビューして3年で、これほどまでにセンターとしての実力を高めるのは決してラクな道ではなかったはず。しかし佐藤はいつもヒョウヒョウとして、努力のあとや泥くささを一切見せない。そこが、永遠の0番になるべくしてなった才能と素質なのだろう。今度の飛躍が楽しみだ。
(文=ジャニ子)