『映画 少年たち』ロケ地“旧奈良監獄”に、ジャニーズJr.の面々が集結!「この地に戻ってくることができて光栄」
2/25(月) 21:30配信
掲載:エムオンプレス■「ジャニーズの良さがたくさん詰まっている映画です」(SixTONES?ジェシー)
1969年の初演から50年、伝説として語り継がれる舞台『少年たち』が、『映画 少年たち』(3月29日全国ロードショー)となってスクリーンに登場する。
【画像】大阪舞台挨拶付特別試写会イベントの様子
ジャニー喜多川製作総指揮の下、少年たちの若さゆえに生まれる抵抗、悩み、葛藤が描き出されたストーリーと、明日への希望をオリジナル楽曲に乗せて描く、日本オリジナルのミュージカルエンターテインメント。
出演は人気?実力を兼ね備えたジャニーズJr.のグループ、SixTONES(ジェシー、京本大我、高地優吾、松村北斗、森本慎太郎、田中樹)、Snow Man(岩本照、深澤辰哉、渡辺翔太、阿部亮平、宮舘涼太、佐久間大介、向井康二)、なにわ男子(西畑大吾)、室龍太、Aぇ!group(正門良規、小島健)というタッグ。
メガホンを取ったのは『超高速!参勤交代』シリーズや、『空飛ぶタイヤ』を大ヒットさせた本木克英監督。撮影のメインロケ地は明治時代に建築された「五大監獄」のひとつで、重要文化財に指定されている旧奈良監獄。同地で日本初の大規模な撮影を行ったことも大きな話題だ。
※「高地優吾」の「高」は、はしごだかが正式表記。
このたび、映画の公開を前に、すでに一般公開が終了し、足を踏み人れることのできなくなった旧奈良監獄をキャスト?監督が再訪。思い出深いこの地をイベント会場に、映画にまつわるプレミアムトークショーを実施。また、本作が少年たちの再犯防止の一助になることを願っていることから、少年たちを支援する施策を進める法務省と本映画が共同で制作したタイアップポスターが初披露された。さらに、同日、大阪で舞台挨拶付特別試写会が行われた。
【旧奈良監獄凱旋イベントレポート】
約1年ぶりに撮影地、旧奈良監獄に監督とキャストが凱旋。本木克英監督、Sixtonesのジェシー、京本大我、高地優吾、松村北斗、森本慎太郎、田中樹、そして、なにわ男子の西畑大吾、室龍太、Aぇ!group小島健が登壇し、旧奈良監獄内で100人の観客を前にスペシャルトークショーが行われた。
明治期に建設された五大監獄のひとつで、2017年に重要文化財に指定された旧奈良監獄での今回の撮影は、映画の製作総指揮であるジャニー喜多川氏が、同施設がホテルに変わるというニュースを見たのが始まりだという。「この場所だったら本物の『少年たち』が撮れる」とジャニー社長がおっしゃった、と本木監督は語る。そこで、法務省や関係各所の調整の下、撮影が実現。旧奈良監獄での映画撮影は初めてのことで、『映画 少年たち』が記念すべき撮影第1号の映画となった。撮影以来となった今回の再訪に、出演者たちは「この地に戻ってくることができて光栄」と語った。
ちょうど1年前の2月の撮影はとても寒く、「カイロを20枚くらい貼りながら撮影にのぞんだ」というジェシー。松村北斗は寒かったぶん、実際の刑務所で過ごすように「リアリティ」を作れたのではと話す。雪の降る日もあるなか、西畑大吾は春の設定のシーンを5分丈の衣装で撮影をしたと、大変な撮影を振り返った。映画の最大の見どころでもある冒頭8分間にも及ぶ1カット撮影については、約2ヵ月の準備を要し、人念なリハーサルが行われたそう。ダンスが苦手という高地優吾は、最後の7分頃に登場するため、「ミスをしたらイチからやり直し、まわりに迷惑をかけたらやばい」と相当なプレッシャーがあったようだが、見事1発OKで撮影を終えたという。また、室龍太は、いかつい役作りをしていったが病弱な役だったと会場の笑いを誘った。
そして、旧奈良監獄を管理する法務省協力の下に製作された映画ということで、法務省奈良地方法務局長?鈴木通広氏、法務省奈良少年鑑別所長?上出晶子氏、法務省矯正局総務課広報係長?清水弘子氏らもイベントに登壇。青少年再犯防止を願った法務省と映画のタイアップポスターが初お披露目され、国を巻き込んだ映画になるとはと、感動する出演者たち。
法務省?清水氏は、「ここ旧奈良監獄は、少年刑務所として少年たちの更生を支援してきましたが、2年前に歴史の幕を閉じ、これから資料館やホテルとして生まれ変わります。生まれ変わる前にこの映画の舞台として、少年の再生、成長が描かれたことをうれしく思っております」と歓迎した。同?鈴木氏は「犯罪を犯した少年の再犯防止ということを願うとともに、法務省として再犯防止の取組みとして、このポスターを通して、こどもの人権110番、少年支援センターというふたつの支援策があることを広く知っていただきたい」と思いを語った。
最後にジェシーより観客に向けて「友情?愛情、少年たちのいろんな想いが心に刺さっていただけたらうれしいです。また、ジャニーズの良さがたくさん詰まっている映画ですので、ぜひ楽しんでください」と締めくくった。
【大阪舞台挨拶付特別試写会イベントレポート】
大阪では300名の観客を迎えて、舞台挨拶付き試写会を実施。まずはSixTONESから、「関西では初めての試写会なので、ついに少年たちが始まるなという感じがして楽しみです」(京本)と挨拶。続いて関西チームから「こうやってSixTONESが大阪に来てくださっているのは、すごくうれしいです!」(西畑)と歓迎のコメント。続いて本作のメガホンをとった本木監督が、大変な倍率を勝ち抜いた観客に対して「生のみんなの声とともに楽しんでもらいたいと思います」とコメントした。
MCから、SixTONESの来阪について聞かれた西畑は「さっき、SixTONESがたこ焼きを食べているのを見ただけでもうれしくなりました!」とコメントし、ジェシーは大阪のたこ焼きにご満悦の様子。続けて今回映画出演が決まった際の心境を聞かれ、映画化決定前に3年間、舞台少年たちを務めてきたSixTONESから京本が、「ジャニーさんの強い思いを受けて3年間頑張ってきたんですけれども、いざ映画化と聞くとうれしいと同時に責任感を感じ、すごく身が引き締まりました」とコメント。松村は、「歴代数々の先輩たちがやられていた舞台なので、それがいよいよ僕らの代で映画化ということですごく貴重なことと、相当な覚悟をしないといけない」、田中は「50年間続いてきた歴史ある舞台を僕たちのタイミングで映画化できるというのも、巡り合わせがよかったのかなと思いうれしかったです」と語った。
続いて本作の最大の見どころ、冒頭8分の“1キャメ1カット”の長回しついて聞かれると、ジェシーは「カメラマンさん3人体制の協力のもと、カメラに映らないときはすぐにしゃがんだりなど、すごく集中して挑みました。僕の場合は上半身だけ写っているときは下を早替えで着替えているというようなシーンもありますので、ぜひ観てください」とコメント。高地は「8分間のワンカメショーがエンドロールでも流れるのですが、オープニングとは真逆の明るいバージョンで流れ、皆さんそこでは笑顔になると思いますので、楽しんでくれるとうれしいなと思います」とコメント。この撮影中に印象に残っていることを聞かれ、森本は「気温がすごくきつかったですね。マイナスの日もあれば、夏は逆にすごく暑かった」と撮影を振り返った。
スクリーンに、京都南座での『滝沢歌舞伎ZERO』に出演中で参加できなかったSnow Manからのサプライズ応援メッセージが放映されると、「慎太郎(森本)あたりがウケといいコメントを言いまくってるんじゃない?」という渡辺翔太のメッセージを受け、昨日できた一発ギャグをやれば? とメンバーたちから声がかかり、森本が地声で一発ギャグを披露。会場は大いに盛り上がった。
その後さらなるサプライズとしてSnow Man?向井康二、Aぇ!group?正門良規からの応援メッセージが流れ、「会場は盛り上がってますか?」との問い掛けに対し、Aぇ!group?小島が一発ギャグを披露。会場内の微妙な空気を受けて、「なんでそれをやってん!」「小島それじゃないわ今! もっとあるやん!」と室、西畑のツッコミで会場はさらに盛り上がった。
締めの挨拶で西畑は「ジャニーズのエンターテインメントが詰まった作品になっていますので、何回も観ていただけましたら幸いです。」、さらに本木監督が「あらたな世代のジャニーズのパワーがみなぎっていますので、彼らがどんどんこれから世の中に出ていくように、皆さんに応援していただき、ぜひこの映画を宣伝してください!」と舞台挨拶を締めくくり、終始大盛り上がりの舞台挨拶となった。