http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20101125/enn1011251523009-n1.htm
" 2010.11.25
ボクシングコミックの金字塔「あしたのジョー」の連載が、週刊少年マガジン(講談社)で始まったのは1968年。
当時、大学生だった私は矢吹丈の天涯孤独の有り様に妙に魅了された。丈の得意技の「禸を切らせて骨を断つ」クロスカウンターと、両手をぶらりとさせるノーガード戦法は、その後の人生に少なからず影響を与えた。
先ごろ、原作者の故.梶原一騎の実弟で、劇画作家の真樹日佐夫氏の作家50周年パーティーが都内で開かれた。私はテレビアニメ版の主題歌を歌った歌手、尾藤イサオと同じテーブルに座った。
横には、私と同い年で永い付き合いになった作家で東京都副知事の猪瀬直樹がコワモテのVシネマ俳優に囲まれてポツンとしていた。
私は「『あしたのジョー』を歌った尾藤さんだよ」と紹介したが、久しぶりに会った猪瀬副知事は政務が忙しいらしく、気もそぞろで、「高須、都庁に戻らねば」とステージであいさつを済ますと、ソソクサと宴席を後にした。
「『あしたのジョー』の尾藤イサオより、石原慎太郎か?!」と、山梨県側から富士山を見ながら“青雲の志”で青春時代を送ったはずの猪瀬の変貌ぶりに、静岡県側から富士山を同じように見続けた私は少しだけ落胆を覚えた。
「猪瀬さんって誰ですか?」と、尾藤は彼が東京都副知事であることを知らなかった。細かく説明するのも面倒なので、「立派な人です」とだけ答え、2人で副知事の姿を見送った。
矢吹丈はコミックの中ではバンタム級の設定。尾藤も猪瀬も私も全員、身長、体重はバンタムサイズで小柄だ。
3人とも、体が大きい男と対峙するとき、「デカイだけで威圧的だな!!」と虚勢を張る癖は、今も直しようがなく、精いっぱいつま先を立て、背伸びして生きてきた。
命がけの世界戦で判定負けした丈は、リングコーナーに座ったまま「まっ白」に燃え尽きた。
来年2月公開の実写版映画では、ジャニーズのNEWS.山下智久が主演する。
私の出版社がある浅草から、「ジョー」の舞台になった「泪橋」を中心とした山谷地区は徒歩15分だ。尾藤は27日午後2時半から、「泪橋」があった「いろは会商店街」でミカン箱の上に立ち、「ジョー」の主題歌を中心にミニライブを開く。
尾藤は、自身のブレークのきっかけにもなったまちに恩返しの意味を込めて、歌う。町おこしへのささやかな加勢だ。
世間の処世術には「言わざる、聞かざる、見ざる」という生き方もあるが、尾藤は四半世紀前に受けた小さな商店街からの恩を忘れることなく、丈の生誕地の小さな情報も決して見逃さない。
私は人に紛れて、尾藤の「泪橋ライブ」を見に行くつもりだ。
真樹日佐夫氏に「もしも丈に弟がいたとしたならば...」という劇画の原案を提案したが、着手しているかどうかは知らない。
私は映画版の公開も楽しみにしている。たとえ、「センチメンタルでノスタルジックなオヤジめ」と揶揄されたとしてもだ。(出版プロデューサー)"
http://www.asahi.com/showbiz/tv_radio/TKY201011250376.html
" 田村正和、声枯らし清張ドラマの難役 「球形の荒野」26日
2010年11月25日17時48分
戦争の「亡霊」がいまだ漂う昭和30年代を骨太に描いた松本清張の長編小説「球形の荒野」のドラマが26日から、2夜連続で放送される。制作発表会見で、主人公の「死んだはずの外交官」に扮する田村正和をして「例えようのない孤独をどう演じるか、四苦八苦した」としみじみ言わしめた、深い哀愁と陰影を帯びた大作。江口洋介、生田斗真も脇を固め、世代の異なる男たちの懸命な姿を描く。脚本、演出などスタッフにも著名どころを集めている。
原作「球形の荒野」の設定は昭和36年だが、今回は東京オリンピックが開かれた同39年に移してドラマ化された。「もはや戦後ではない」と言われた高度成長期、ふと姿を現した謎の男が実は戦争末期に死んだはずの外交官であり、戦渦によって人生を狂わされていたことが次第に明らかになっていく。
田村は独特の低くハスキーな声をますます枯らして絞り出すように、「平和ボケしている我々には想像もつかない戦争。それに巻き込まれ、限りなく孤独な荒野を歩いて来た男をどう演じるのか悩みました。登場の仕方も断片的だし、とらえどころがない」と、難しさを吐露。今回ばかりはオンエアが心配ともらす。松本清張作品は、昨年もドラマ「疑惑」(テレビ朝日系)を演じている。
今回脚本を手がけたのは「踊る大捜査線」の君塚良一。「田村さんに半端なものは作れない。『踊る~』よりもプレッシャーでした。5キロはやせました」。演出は「東京ラブストーリー」以来、数々のヒット作を手がける永山耕三が担当している。
作品に色濃く影を落とす戦争。昭和18年(1943年)、京都に生まれた田村は、駅のホームに引き揚げ者が降り立ったり、負傷兵が楽器を弾いたりしていた子供の頃の記憶が忘れられないという。永山は「松本清張の作品はそれ自体が昭和史。僕は戦後10年ぐらいして生まれたが、戦争の空気は知っている。それを伝えていかなくては」と語った。
田村演じる謎の男を追う元兵士の刑事役.江口は「昭和を感じさせる武骨な男。自分の足だけで真相を突き止める人臭さを打ち出したい」と話す。若手刑事役の生田は「未来に希望を持った若者が日本を支えていくんだという気力を感じてもらえたら」との思いを手紙で寄せた。
田村の娘役には比嘉愛未。終盤、2人の出会いがドラマのクライマックスとなる。「沖縄出身なので、戦争はいつも身近でした。あの時代を経験した家族、人物像が素晴らしく描かれています」と、見どころを語った。
放送はフジテレビ系で両日とも午後9時から。(アサヒ.コム編集部 文.柏木友紀 写真.戸田拓) "
" 2010年11月26日 05時00分
生田“光源氏”、ラブシーンの連続に「緊張して眠れない日もあった」
映画『源氏物語』(鶴橋康夫監督)に主演する俳優の生田斗真、共演の中谷美紀、窪塚洋介、東山紀之がこのほど、滋賀県.琵琶湖畔に設営されたオープンセットで製作報告会見を開いた。4人とも雅な役衣装をまとっての登場。平安時代に紫式部が創出したといわれる長編小説の世界を、千余年の時空を超えて描き出す同作。数多の恋愛を繰り広げる色男.光源氏を演じる生田は「ラブシーンが次々と出てくる撮影なので、緊張して眠れない日もありました」と告白した。
会見が行われたオープンセットは、1万平方メートルの敷地に総工費約2億円をかけて藤原道長の邸宅「土御門邸(つちみかどてい)」を再現。庭園の池に臨んで釣殿(つりどの)が設けられた本格的な寝殿造で、御簾(みす)などの装飾品の多くは宮内庁御用達の京都伝統工芸業者が担当した。「このセットもゼロから作られたもの。美術さんが寝ずに働いて作ってくださっていることも知っているので、とてもありがたく思っています」と生田。
その邸宅の主人.道長を演じる東山は、約20年前にTBS系ドラマで光源氏を演じたことがあり、「2回も関わることができ、俳優として幸せなことだと感じています。ただ、最初道長役と聞き、『光源氏じゃないんだ...』と思いました(笑)。斗真にバトンを受け取ってほしいです」と後輩にエール。生田は「東山さんと現場でお会いするのは今日が初めてですが、ひげのある東山さんは新鮮です」とうっとりしていた。
同作は9月20日にクランクインし、年内アップを目指して撮影も佳境にある。「俺も生田斗真にまだまだ負けていられない」と意欲を燃やす東山は「紫式部とのラブシーンは見応えのあるシーンになっていると思います」とアピール。相手をした紫式部役の中谷も「東山さん演じる道長との男女の睦事(むつみごと)のシーンの際、監督より平安時代の男女のいとなみについて詳しく説明を受けたことが印象的でした」と意味深に語った。衣装の十二単は「御覧になるよりもとても重い」ようだが、中谷は「平安時代の女性たちはこの衣裳の中に、自分自身の本当の心、秘めた想い、猛々しい激情などを隠したのではないか」と考察を楽しんでいる様子だった。
陰陽師.安倍晴明役の窪塚は「自分で練った呪文が監督によってシーンに反映されるなど、自由にやらせてもらっています。現実とファンタジー両方のシーンに登場できる役柄なので楽しんで演じ、出番は少ないですが濃密な時間を過ごしています」と話していた。
この日の現場は強風と小雨に見舞われるあいにくの空模様だったが、エキストラを含む総勢123人が参加するシーンの撮影中、雨が上がり邸宅の上空に半円の虹が架かった。その奇跡的な光景を目の当たりにした生田らキャストも感嘆し、さらにモチベーションを上げていた。
映画『源氏物語』は2011年12月全国東宝系にて公開される。"
"平安装束で会見した中谷美紀と窪塚洋介"
"寝殿造りの道長の住まい「土御門邸」を再現したオープンセットに虹が架かった"
"“洋服”を着ているのは鶴橋康夫監督"
"見事な庭園を再現したオープンセット"
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東山紀之、中谷美紀との「猛々しい」濡れ場
2010.11.26 05:03
来年12月公開の映画「源氏物語」(鶴橋康夫監督)の製作会見がロケ地の滋賀.高島市の琵琶湖畔で行われ、主演俳優の生田斗真(26)、少年隊の東山紀之(44)らが出席した。
藤原道長役の東山は紫式部役の女優、中谷美紀(34)との濡れ場シーンについて「鶴橋監督から『静かなるレイプ魔のように』」と指示されたので、ラブシーンというより襲いかかってた。猛々しいシーンになった」と自信。女優の木村佳乃(34)との新婚生活については「ずっとこっちにいるから何も変わらない」とかわした。"
http://journal.mycom.co.jp/news/2010/11/26/006/
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2010/11/26/11.html
" “静かなる強姦魔”東山紀之 中谷美紀と濡れ場
生田斗真(26)が主演する映画「源氏物語」(来年12月公開)のロケ現場が25日までに滋賀県高島市のオープンセットで公開された。
光源氏らによる愛憎の物語に、紫式部や藤原道長たちが引き込まれ、虚実人り乱れた世界を描く。撮影開始から約2カ月。光源氏役の生田は「数々の女優さんとのラブシーンが出てきて、撮り終わった後は興奮して眠れないほど高揚していた」と振り返った。紫式部(中谷美紀=34)との濡れ場がある道長役の東山紀之(44)は「監督から“静かなる強姦(ごうかん)魔で頼む”と言われたので、襲いかかる感じの面白いシーンができたと思う」と自信を見せた。撮影は約1万平方メートルの敷地に2億円を投人して造られた藤原道長の邸宅「土御門邸(つちみかどてい)」で行われた。
[ 2010年11月26日 ] "