来年1月クールに、KAT‐TUN?亀梨和也主演の連続ドラマが放送されることがわかった。ファンにとっては待望の報せだろうが、一方で業界関係者は「その“放送枠”にザワついている」(テレビ局プロデューサー)そうだ。
「現段階では『主演?亀梨』だけが決定していて、ヒロインは橋本環奈になりそうという話はあるものの、まだ“内定”止まり。亀梨はここ最近、昨年の『怪盗 山猫』や今年の『ボク、運命の人です。』など、日本テレビの連ドラ主演が続いていましたが、今回は2006年の『サプリ』以来およそ12年ぶりにフジで主演を務めることとなりました」(同)
それだけでも、テレビ局関係者の耳目を集めているというが、さらにその“放送枠”が物議を醸しているそうだ。
「放送が決まったのは、関西テレビ制作の“火曜午後9時枠”。この枠はもともと火曜午後10時枠で、昨年10月から午後9時に引っ越したのですが、『SMAPの元チーフマネジャー?飯島三智氏が牛耳っていた枠』として知られています。香取慎吾主演『幽かな彼女』(13年)、草なぎ剛主演『銭の戦争』(15年)『嘘の戦争』(17年)、など、SMAPメンバーの作品が放送されていました」(同)
一方、ジャニーズ事務所内で飯島氏との対立が取り沙汰されていた藤島ジュリー景子副社長率いる“ジュリー派”は、13年に関ジャニ∞?錦戸亮が『よろず占い処 陰陽屋へようこそ』で主演したのみ。
「昨年のSMAP騒動で、飯島氏が事務所を去り、グループも解散。そしてこの度、ジュリー派のKAT‐TUNが同枠の主演に決まったことで、業界内では『フジの飯島枠がジュリーに乗っ取られた』とささやかれているんです」(スポーツ紙記者)
飯島氏は現在、ジャニーズから独立した香取や草なぎ、稲垣吾郎と合流して、彼らの活動をバックアップしているが、ドラマの枠は守れなかったのだろうか。ただ、似たような展開は以前にもみられた。
「香取が5年にわたってイメージキャラクターを務めてきた、久光製薬の外用鎮痛消炎剤『フェイタス』のCMが、今年4月からV6?岡田准一に変更されました。この時はまだ香取の退所は正式発表されていなかったものの、すでに飯島氏は事務所を離れていただけに、やはり業界内やファンからも『ジュリー派が乗っ取った』との指摘が少なくありませんでした」(同)
独立後の3人がネット進出している理由が、ジュリー副社長の暗躍による“テレビ界からの完全追放”ではないことを祈りたい。