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1月20日夜10時から第2話が放送される、Hey!Say!JUMP?山田涼介主演の土曜ドラマ『もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~』(日本テレビ系)。視聴率は初回13.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好スタートを切っている。
同ドラマは、私立中学校の学園長である父?北沢泰蔵(中村梅雀)と、その長男で医者の博文(小澤征悦)、長女で弁護士の知晶(波留)、次男でpolice官の秀作(山田)たちエリート一家によるコメディホームドラマ。家族の誰かが起こしてしまった不祥事を、世間に漏らすことなく内密に解決していくという1話完結ストーリーとなっている。
第1話では、自身が経営する学校に通う生徒の母親、島原富士子(磯山さやか)と禸体関係を持った泰蔵が、情事での写真をダシに金を要求されていると告白。北沢家の名誉を守るために、三兄弟は問題解決に向けて立ち上がるのだった。
博文は医者であることを生かして富士子のエコー写真を収集し、知晶は弁護士であることを生かして富士子の過去の訴訟問題などを調べて、彼女の弱みを握ろうとした。しかし、どちらもうまくいかず、案に挙がったのが、富士子が病院を訪れた際に、カバンからスマートフォンを盗み出してデータを消去するという強行手段だった。秀作は、その仕事を2人から押し付けられてしまう。
迷った挙げ句、秀作は病院に忍び込むことを決意。富士子のスマートフォンに知晶から教えてもらったパスワード候補を人力していくと、見事ロックの解除に成功し、無事にデータを消去することができた。しかし、彼女のカバンにスマートフォンを戻すタイミングを逃してしまう。焦った秀作はスマートフォンを外に持ち出したかと思うと、あろうことか海に投げ捨てたのだった。
「放送前から設定の面白さが話題を集めて注目を浴びていましたが、ネット上では脚本の雑さに批判の声も。スマホを盗んで投げ捨てるという強引な解決法を行ったことに『オチが雑!』『もみ消し方がそれかよって感じ』『これで解決したっていうの?』『ドコメディだとしても雑な展開だったなぁ』といった意見があがっています」(芸能ライター)
第2話では博文が、勤務先の病院長?浜野谷(柴俊夫)の愛犬を逃がしてしまい、72時間以内に見つけないとクビだと言い渡されてしまう。そんな博文に知晶は、「そっくりな犬を見つけてこよう」と強引な解決方法を提示。秀作は無理があると反対するが、計画はどんどん進められていくのだった。
「第2話でも医者、弁護士、police官といった秀作たち三兄弟の職業を利用したもみ消しをするようです第1話に続いて、またもやモヤモヤするオチだと人気急降下もありえるかもしれません」(同)
果たして今後、視聴者が思わず感心するような展開は巻き起こるのだろうか?
- 1512 - = =2018/1/21 10:03:16
冬ドラマで存在感を見せる(左上から時計回り)山崎賢人、石原さとみ、波瑠、広瀬すず? Photo By スポニチ |
1月クールのドラマがスタート。初笑い、初泣き、初怒り…。今年最初に心動かされた作品はどれでしたか。スポニチアネックス記者が初回を観て感想を語り合う「座談会」。今回はこの5作品。
??冬ドラマの先陣を切った「トドメの接口勿」(日本テレビ系)から。山崎賢人や新田真剣佑、菅田将暉、志尊淳など顔面偏差値の高さでも話題に。
R記者 山崎と真剣佑のジョジョ映画コンビが今作のビジュアルを支えている。よくも悪くも演技が漫画的だけど、にじみ出るような男前っぷりは圧巻。タイムリープ(時間移動)ものなのでメルヘンの香りも。
Y記者 なぜタイムリープが起きてしまうのか、門脇麦演じるキス女や菅田のギター奏者とか気になる部分が多くて飽きさせない。
K記者 ただひたすらキスしまくっている印象。1話はタイムリープの数が多すぎて同じシーンばかり見ている感じだった。イケメンを拝む作品なのかな。
N記者 ウザかわいい山崎に、コワかわいい門脇。確かにキスシーンが多くて家族団らんで楽しむ感じではないかな。ターゲットを絞った、かなり振り切った印象。
??ジャニーズ事務所所属のタレントが主役を務める作品が並んだ今期。まずは「KAT?TUN」亀梨和也主演の「FINAL CUT」(フジテレビ系)。
S記者 加熱するワイドショー取材への風刺やメディア批判は地上波ドラマとしては挑戦的。今後どこまで攻めるか。藤木直人が温厚そうに見えるがスイッチが人るとマッドになるというキャラクターが面白く、新境地を開く予感も。
Y メディア側の人間として「報道の危うさ」も感じた。今後の復讐劇、どのような結末を迎えるのか。出演者もラストの展開は知らされていないみたいだし、あっと驚く結末になるか。
R フェイクニュース、ねつ造など報道のあり方について問われることが多い昨今、あえてこの問題を物語化するというのが挑戦的であり自虐的でもあり面白い。テレビ局が舞台ということで映像も相当凝っている印象。
K 裕木奈江が懐かしい。あの薄幸そうな感じも合ってる。さまざまな伏線がどう回収されていくのか気になる。
??「Hey!Say!JUMP」山田涼介の6年ぶり主演となった「もみ消して冬?わが家の問題なかったことに?」(日本テレビ系)は?
R BGMに感情と連動したクラシックを用いることで山田の心の起伏が画面越しにも伝わってきた。「24のカプリース」「G線上のアリア」など聞きなじみのある音楽の差し込み方が「のだめカンタービレ」に似ていて耳でも楽しめる。
Y 個人的には波瑠のドSっぷりがよかった。家族のために頑張った山田に食事中、付け合わせのニンジンをあげる“ツンデレ”の“デレ”シーンに萌えた。
K バカバカし過ぎる感じは、土曜の夜に軽く見るのにはいいのかな。
N 学園長演じる中村梅雀の肖像画の横に飾られた先代学園長のそれが梅雀の実父?中村梅之助さんだったりと、小ネタも散りばめられていて目が離せない。山田の“美顔芸”にも釘付け。
??お仕事ドラマは今クールも人気。石原さとみ主演の「アンナチュラル」(TBS系)は死体を解剖し、死因から謎を解明していく物語。
S ハイスピードな展開、予想を次々と裏切っていくストーリー、おしゃれで軽快な会話劇と、まさに海外ドラマのようだった。ただ、死因究明の内容は新鮮味に欠けている印象も。
K テンポよく見やすい。目まぐるしい展開に最後のオチも予想外で驚かされた。考えさせられる部分もあったし、今後も見たいなと素直に思えた。
R キャストで気になったのが市川実日子。映画「シン?ゴジラ」では“リケ女”役。今作でもキャラクターは違うけれど“リケ女”が様になっていて魅了的だった。
Y 無愛想だが腕は確かな井浦新演じる法医解剖医が何を捜しているのかも気になる。
??最後は「anone」(日本テレビ系)。「Mother」「Woman」に続く、坂元裕二氏脚本の3作目。
Y 17年の名ドラマ「カルテット」(TBS系)の会話劇をほうふつとさせる。小林聡美、阿部サダヲの掛け合いのような演技に引き込まれた。
R ネットカフェ難民といえば大都会の闇として描かれることが多かったけど、今作のように若干都心から外れた地域が舞台になると急にエモく感じるので不思議。「カルテット」のような装飾的な会話劇はないが、登場人物が会話で過去や人となりを明かしていくので面白い。その分進行は遅めなので、今後登場人物がどう交差していくのか。
K 正直、重いです。油断して録画を朝観てしまったのもあり、ちょっと沈みました。最終的には真実の人間愛を見つけていくという展開なので今後の光に期待。
N 「雨はやんでもまた降る」「努力は裏切るけど、あきらめは裏切らない」…。自分がやさぐれているからか、ネガティブ名言が心に染みる。詩集を読んでいるかのような珠玉の言葉の数々。どれだけ胸に刺さるか今後も“熟読”していきたい。
【座談会出席者】S記者=40代男性、N記者=40代女性、K記者=40代女性、Y記者=30代男性、R記者=20代男性。
- 1513 - = =2018/1/21 14:20:30