2018年4月期ドラマも約半分まで経過したが、フジテレビのドラマが好調であることが、テレビウォッチャー(毎日2400人から回収)の満足度調査で明らかとなった。
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テレビウォッチャーが5月21日に集計した満足度調査によると、今期放送ゴールデンプライム帯ドラマの平均満足度ランキングは以下のようになった。
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1位 平均満足度3.91 「ブラックペアン」
2位 平均満足度3.78 「コンフィデンスマンJP」
2位 平均満足度3.78 「シグナル」
4位 平均満足度3.73 「モンテ?クリスト伯」
5位 平均満足度3.71 「特捜9」
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1位には、嵐の二宮和也主演ドラマ「ブラックペアン」が2位以下を引き離してランクインした。TBSの日曜劇場枠という、もっとも勢いのあるドラマ枠での放送ということもあり、この1位は順当な結果と言えるだろう。
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しかし、今回のランキングで特筆すべきは、フジテレビのドラマ3作品が2位から4位にランクインしたということである。
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長澤まさみ主演の「コンフィデンスマンJP」は「リーガル?ハイ」の脚本をつとめた古沢良太による作品であり、怒涛の展開が押し寄せる詐欺師ドラマである。
「リーガル?ハイ」でもお馴染みであった“口撃”の数々と長澤まさみの振り切った演技が好評を得ており、満足度が上昇したドラマである。
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「シグナル?長期未解決事件捜査班」は坂口健太郎がテレビドラマ初主演を飾った作品であり、現代と過去を、無線機を通じてやりとりすることで、長期未解決事件を解決へと導くというファンタジー要素の人った刑事ドラマとなっている。
時間を超えるという要素以外にも人間ドラマやpolice上層部の不正などが絡み合い、濃密な内容となっており、巨悪と戦う坂口健太郎の姿が好評となり、初回から高い満足度を記録し続けている。
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「モンテ?クリスト伯」はディーンフジオカが主演の復讐ドラマである。幸せの絶頂の中、友の裏切りによって地獄をみた柴門暖(ディーンフジオカ)がモンテ?クリスト?真海として華麗に復帰し、非情な復讐を遂げていくストーリーである。
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3つのフジテレビドラマのうち「コンフィデンスマンJP」と「モンテ?クリスト伯」は、初回満足度はそれぞれ満足度3.42、3.44と低満足度にてスタートを切ったにもかかわらず、そこから見事な盛り返しをみせたドラマである。
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『変わる、フジ?変える、テレビ』を掲げたフジテレビの躍進ぶりが満足度に現れているようだ。