- 3023 - = =2018/6/1 9:20:07
- 3026 - = =2018/6/1 13:33:47
6/1(金) 11:30配信
漫画家&TVウォッチャーのカトリーヌあやこ氏が、「ブラックペアン」(TBS系 日曜21:00~)をウォッチした。
?「お前の退職金1千万で助けてやるよ」
手術中にミスを犯した医師に大金を要求し、代わりに執刀する天才外科医 渡海(二宮和也)。「ドクターX~外科医 大門未知子~」との違いは、病院長ではなく直接医師本人に金を請求するところ?
タイトルの「ブラックペアン」とは、渡海の上司?佐伯教授(内野聖陽)が手術中に使用するカーボン製の黒い鉗子のことだ。ブラックな笑みを浮かべる渡海とブラックなペアン。一体どういう因縁が……と思いきや、ドラマはここから怒涛の横文字祭りだ。
まずはアメリカ帰りの医師?高階(小泉孝太郎)が持ち込んだ最新医療機器「スナイプ」。一見水鉄砲みたいだけど、シュッて差し込めばパッと僧帽弁の治療ができちゃう万能機器(←ものすごく雑な説明)。
そんなスナイプの論文は、日本外科学会次期理事長の座をめぐる東城大教授?佐伯と帝華大教授 西崎(市川猿之助)の争いに大きな意味を持つ。それが「インパクトファクター」。
「すべてはインパクトファクター獲得のため」とか「西崎教授のインパクトファクターが1ポイント上回った」とか。学術誌の論文がどれだけ引用されたか、その医師の研究業績を数値化したものというけれど、あまりに軽々と連呼されるので、楽天ポイントとの違いがよくわからない。
さらに「スナイプ」の次に出て来たのが、手術支援ロボット「ダーウィン」だって。神の手 渡海vs.横文字便利機器シリーズ。どっちにしても結局、手術中に血がブッシャー。「出血止まりません! もう限界です」てところで渡海登場、患者が助かる展開。最初から全部、渡海にまかせなさいよ。っていうか、渡海のセリフ量より、「インパクトファクター」出て来る回数の方がよっぽど多いから。
医師たちの周囲で暗躍するのは、治験コーディネーター(加藤綾子)、医療ジャーナル誌編集長(加藤浩次)、厚労省職員(福澤朗)と、なぜか民放?朝のワイドショーみたいな顔ぶれ。ブラックめざましにブラックスッキリにブラックズームイン!!かい。こんな素人にブラックまかせて、インパクトがファクターするとでも思ってるのか。それよりも肝心のペアンはどこ行った? お客様の中にブラックなペアン、ペアン様はいらっしゃいませんかー?
※週刊朝日 2018年6月8日号
- 3040 - = =2018/6/2 14:53:18
6/2(土) 14:00配信
嵐の二宮和也(34)が主演するTBS系日曜劇場「ブラックペアン」(後9時)が佳境を迎えている。手術成功率100%を誇る天才外科医の一方、傲慢な言動から“オペ室の悪魔”と呼ばれる主人公?渡海征司郎を好演する。連ドラ主演は4年ぶり。常に「これが最後」という思いで作品と向き合い、今作にも強い覚悟で臨んでいる。グループは来年デビュー20周年、自身は今月17日に35歳を迎える。年齢を重ねていく中で今後、プロデューサー業や監督業への興味も明かした。
「失敗したら、共々死ね」―。二宮演じる渡海が、自身の母の手術に難航する高階権太(小泉孝太郎)に向けたセリフだ。自身は手術成功率100%を誇り、腕のない医師を忌み嫌う。傲慢な言動で医局内でさまざまな軋轢(あつれき)を生み出すさまを、巧みな表現力で見事に演じきっている。
「渡海が常日頃、掲げているプライド、責任の高さは、割と僕にとって普通のことだったりすると思う。すごくきつく聞こえるけど、結局そこが正論だよねって。自分も、これを言うと傷つけてしまう恐れがある正論だったら選択しないけど、基本は正論で動いているところもある。ウソになったり、嫌みになったりしないように慎重に言葉は選んでいますけど、割と普通に演じています」
皮禸屋で真意がどこにあるのかつかめない渡海。表現が難しい難役だ。
「僕らも撮っているのと同時に、見ている。見ている人にちゃんと届いているかなと気を付けながら撮影をずっと続けている。伝えられる部分は伝えられているのかなとは見ています。でも、それこそ物語が進むにつれてスナイプ(手術器具)が出てきて、ダーウィン(手術ロボット)が出てきて。何て言うのか、見どころを作るのが、なかなかどうして、これは難しいものだと、なっていきましたね」
第1話では医療ドラマならではの見応えある手術シーンがあったが、徐々に機械手術に取って代わるシーンが増えていった。
「最初は1話みたいな形で、やっぱり見どころは象徴的に(手術シーンで)作れるだろうなと思っていたけど。命を救うさまを分かりやすくというのが難しい。でも、みんなもそうですけど、出ている人も視聴者。自分が見た感想は、割とあんまり…こう率直に伝えてます。そうやって現場で精査していくという感じです」
連ドラ主演は、意外にも14年4月期「弱くても勝てます」(日テレ系)以来。4年ぶりということを、二宮自身は重く受け止めながら撮影に臨んでいる。
「前回も4年ぶり。そうすると、30代で出られるドラマって単純計算で2本だけしかない。映画も含めたら、1年に1本は作品に触っているのかなとは思うけど、今のペースでいっちゃうと…。そうなると、何事もなく終わっていくのはどうかなと思う。次が4年後だったら。これが、5年6年になることもゼロじゃない。そう考えると、思っていることだったりを(監督や共演者に)提案することは多いかもしれないですね」
4年ぶりだからこそ、思うことは多い。オファーを受けたときは、竹内涼真演じる研修医?世良雅志を演じるものだと考えていた。
「だいぶ大人になったんだなと思いました。驚きで言えば『母と暮せば』(15年公開)で学生役のときに『えっ、30超えているんですけど…』とか『最初から死んでます』って言われて、そうなんだ…と。でも、ずっと見習いとか、そういうのばっかりやっていた。一世代、上がっている」
17日には35歳を迎える。演じる役の幅も広がってきたからこそ、役者業への思いを強くする。
「渡海という役も、自分の空間で物語が展開していくわけじゃなく、周りの思惑だったりがあって、医療の世界というものの一端にしかいない。それは自分の中でも新鮮でした。この辺のゾーンが定期的にやれるんだったら、やっぱりもっとやっていきたいなと」
ドラマの放送が終われば、木村拓哉(45)と初共演する映画「検察側の罪人」(8月24日公開、原田眞人監督)がある。来年は嵐のデビュー20周年に向け、これから機運が高まっていく。
「単純な話ですけど、僕らにとって20周年を目指してやってこなかった。今、何か特別なことを考えているかというと、考えていない。世の中のスピードが速い。何がどうなって20年を迎えることができないかもしれない。『20年、20年』って目標を置いちゃうと、転んじゃうこともあるだろうし。ただ迎えるんだったら、みんなでお祝いはしたい。感謝しかないけど」
そのときを迎えるまでは努めて冷静に振る舞う一方、やはり「20年」というものには特別な思いもある。
「20周年になったらなったで成人式というものがあるように、そういう“式典”はあっていいのかなと思う。ちゃんとお返しができたらなとは思う。人間に置き換えて、じゃあ10歳で盛大に祝ったかというと、8歳と9歳と11歳と変わらない。15歳も変わらない。やっぱり“ハタチ”で、ちゃんと式典を開くということにおいても、何か理にかなっているのかな」
冷静に考える背景には、ジャニーズ事務所の中での自分たちの立場がある。松本潤(34)と自身の最年少メンバー2人が35歳となり、気が付けば後輩の方が多くなっていた。
「10周年でお祝いをするってなったときも、TOKIOのお兄さんたちだって15周年だった。でも、それは『譲りますよ』って。我々も譲らなきゃいけない部分も出てくる。先輩も我々も後輩も、ちゃんとみんなで横に並んで前に行かなきゃいけない。15周年(記念ライブ)でハワイに行ったとき、こんなことまでしてしまって…っていうときに思ったことでしたね」
グループは昨年まで6年連続9度の5大ドームツアーを行うなど、長く第一線で活躍を続けてきた。それだけでも並大抵のことではないが、続けてこられたからこそ、次なるステップを見据える。
「年も年だし、僕らはもう関係性が出来上がっちゃっているから、変わらぬ味を届けることしかできない。でも、それで言うなら興味はてんでバラバラ。今まで頂いたものをどうやって消化させていくかという考えがあったけど、好奇心だけで動ける状態にはなっている。興味だけでやってみる仕事がたまにあってもいいのかなと考えたりする」
メンバーの中では相葉雅紀(35)が趣味を生かし、今夏のABCテレビ(テレビ朝日系)「熱闘!高校野球100回スペシャルナビゲーター」に就任した。
「本当に仕事にするつもりはなかっただろうけど、まさに自分の熱量だけで展開できる仕事だと思う」
相葉の姿を横目に、二宮は今後、どうありたいのか。
「自分の中で面白いと思うものがあって、これだったら還元できると思うんだけどなっていうものを提案したりしたい。さすがに先輩に言うのははばかられるけど、後輩とか。自分が読んだり見たり何だりしたものとして『これ、あの子に合いそうだな』とか。例えばプロデューサーをやってみたりとか監督をやってみたりとか。表現というもののレンジをちょっと広げてみたりもしてみたい」
演じる役柄に向き合うときのように、常に自分自身としっかり向き合いながら、次なる一歩を踏み出そうとしている。
「先を見ちゃうと見えちゃうところもあるから見ないようにしている。算段で動くと、いやらしくなる。一つ一つに誠意持てなくなる。意図せず、遺作になっちゃうのは嫌だとずっと思っている。毎回これが最後と言い聞かせている。やらなきゃいけないこと、やりたいことを常々考えて、ちゃんと提案して、作品を残していく。これは自分の人生の中で常に決めていること」
- 3045 - = =2018/6/3 11:55:56
6/3(日) 12:10配信
人気グループ「嵐」の二宮和也さんが主演する連続ドラマ「ブラックペアン」(TBS系、日曜午後9時)の第7話が3日、放送される。昨年10月に第1子出産を発表した相武紗季さんがゲスト出演し、本格的に女優復帰する。相武さんは、フリーアナウンサーの加藤綾子さん演じる元看護師の治験コーディネーター、木下香織の元同僚で、東城大付属病院の人院患者の山本祥子を演じる。また、お笑いコンビ「シソンヌ」の長谷川忍さんもゲスト出演する。
ドラマは、天才外科医の渡海(二宮さん)が、病院、研究室と製薬会社、医療機器メーカー、厚生労働省との癒着問題など、さまざまな闇が渦巻く大学病院に立ち向かう姿を描く。渡海は天才外科医である一方、傲慢な性格と、金を要求するなどの言動で周囲から浮いており、渡海に振り回される研修医の世良雅志を竹内涼真さんが演じている。ほかに葵わかなさん、市川猿之助さんらが出演している。
第7話では、帝華大の西崎教授(猿之助さん)の思惑により、渡海が帝華大に引き抜かれる。高階(小泉孝太郎さん)は、西崎教授の狙いは何かといぶかる。一方、手術支援ロボット「カエサル」を推進する厚労省の富沢(福澤朗さん)は、東城大に1人の患者の治験を持ちかける。
カエサルの治験にぴったりの症例だという患者 山本祥子(相武さん)の情報を富沢が知っているということは、東城大の患者のリストを誰かが持ち出したことになる。佐伯教授(内野聖陽さん)は、富沢の後ろに西崎教授の影を感じていた。東城大は、祥子を治験者にするため、担当医を黒崎(橋本さとしさん)にし、木下香織(加藤さん)から祥子に治験についての説明をすることにしたが……と展開する。
- 3050 - = =2018/6/3 15:21:46
2018年06月03日
「主人公は誰?」という意見が蔓延しているのは『嵐』の二宮和也が主演するの連続ドラマ『ブラックペアン』(TBS系)だ。
作家の海堂尊氏の小説『ブラックペアン1988』を原作とした作品で、二宮が演じるのは東城大学の孤高の天才外科医という渡海征四郎。ただ、第1話から物語の中心にいるのは竹内涼真の演じる研修医の世良雅志なのだ。
「無理もないです。そもそも原作は竹内の世良が主人公で描かれているんですから」(テレビ局関係者)
そして、これまでのストーリー前半部分で竹内とともに活躍してきたのが小泉孝太郎の演じる高階権太だ。高階は帝華大学医学部に所属する外科医でありながら、最新医療用機器『スナイプ』を東城大学を導人するという役柄を演じている。このスナイプを巡る論争が1話目から続けられていたため、竹内と小泉のふたりを中心に物語が進んでいたのだ。二宮に至っては申し訳程度の出番しかない序盤だったため、「いったい誰が主人公なの?」という意見が多かった。
視聴率上昇中だから路線変更できない
「スナイプにまつわるストーリーも5話目で一応の終わりを見たようなんですが、今度は『ダーウィン』という最新医療用機器を高階先生が持ち出してきたため、インターネット上では《スナイプのあとはダーウィン?》、《また同じような展開だ》、《二宮はどこ?》といった投稿があふれてしまっています」(同 関係者)
ただ、それでも平均視聴率は12%から13%への上昇線をたどっているように好調だ。ある制作会社関係者は「局内でもジャニーズへの配慮をして、二宮をもっと出さなくていいのかという声もないわけではないようですが、視聴率がいいため、なかなか思い切った路線変更はできないというのが現状。最終話まで『主人公は誰?』という状態は続きそうです」と話す。
制作側も致し方がないという思いを抱いているかもしれない。
- 3068 - = =2018/6/3 21:30:38
6/3(日) 21:00配信
「その患者、1000万でもみ消してやるよ」
悪魔のような笑みを浮かべながら、罵声を浴びせまくる天才医師を好演している二宮和也。日曜劇場『ブラックペアン』(TBS系)は視聴率も13%前後をキープしている。
「論文を提出しないため、医者としてのランクが低い二宮さん演じる渡海征司郎は、誰よりも手術の技術は高く、ほかの医師とは一線を画しています」(テレビ誌ライター)
二宮がほかの医師を罵るシーンは、胸がキリキリするほど嫌みったらしいが、ウラにはこんなエピソードが。
「二宮さんが、“アドリブ”をたくさん仕掛けています。一緒に演じている人たちも、そのドSっぷりにかなり本気で驚いているシーンが多いんです。この嫌みや意地悪をよく受けるのが、研修医役の竹内涼真さんと、ほかの大学病院から出向している医師を演じている小泉孝太郎さんです」(制作会社スタッフ)
竹内はあまりの迫力に、第2話では台本に書いていない涙を思わず流したことも。
「それを見た二宮さんが“泣いちゃうくらいなら、辞めちゃえよ”と、さらにアドリブをかぶせていました。小泉さんも、カットの声がかかると、“刺さるわ……”と本気で凹んでいることが多々。二宮さんは、“俺、性格悪いんだろうね”と楽しそうに笑っていますけどね」(同 制作会社スタッフ)
ドスのきいたセリフを連発している二宮だが、現場を盛り上げるムードメーカーにもなっていて、竹内もよくなついているそう。
「二宮さんと竹内さんは2人とも左利きなので、手術シーンは一緒に確認作業をしていますね。二宮さんも今回が初の外科医役。医学用語はカタカナだったり、聞き慣れない言葉だったりで覚えるのが難しいようで、“苦労するしツラいわ~”と弱音を吐くこともあるそうです」(芸能プロ関係者)
手術シーンの取材のために、実際の心臓手術や縫合手術を見て、メスの使い方や声のかけ方などを練習したキャストたち。撮影の合間には、呪文のように医学用語をブツブツつぶやいているとか。
「休憩中には竹内さんと葵わかなさんが楽しそうに話し込んでいることも。2人とも朝ドラ出身なので、大変さでも語っていたんじゃないですかね」(同 芸能プロ関係者)
手術シーンでは、思いがけない“弊害”も生まれているという。
「手術シーンの臓器は、牛のモツを使っているんです。電気メスで切るなどの撮影をすると、スタジオ内にはかなり香ばしい匂いが……。みんなで“焼き禸食べたくなっちゃうね……”と思わずこぼしています(笑)」(前出 制作会社スタッフ)
長丁場に及ぶ勝負メシは、焼き禸で決まり!?