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6/18(月) 20:32配信
日曜ドラマ『ブラックペアン』(TBS系)第9話の視聴率が16.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが分かった。初回視聴率13.7%を記録した本作。徐々に視聴率を伸ばし、前話(第8話)では自己最高の16.6%をマーク。現クールの中でもトップクラスの視聴率を誇っている。
現役医師で作家の海堂尊の小説『ブラックペアン1988』が原作の本作。とはいえ、主人公やストーリー展開など原作と異なる部分も多く、当初は原作ファンからの作品批判が懸念されたものの、現在となっては評判は上々。その理由のひとつに、登場人物たちのキャラクター性があるという。
「通常、原作と乖離した実写ドラマ 映画は嫌われる傾向にありますが、『ブラックペアン』は危険な患者を前に手術室で医者同士が言い争い、頻繁に手術ミスが起こるなど現実ではありえない展開も多く、原作とほぼ別モノ。もはや医療ドラマとして見ている視聴者も少ない。登場人物たちの行動や言動にツッコミを人れつつ楽しむという趣旨のドラマになっているようです」(ドラマライター)
実際、第9話でも現実離れしたシーンがあった。ドラマの舞台である東城大の外科のトップ?佐伯清剛(内野聖陽)が心臓の疾患で倒れ、緊急オペが行われる場面を描いた。タイムリミットが迫り、手術を断念せざるを得ない状況に陥った瞬間、手術ロボット?カエサルを操作していた高階権太(小泉孝太郎)は最後まで死力を尽くすことなくカエサルの操作を止めた。助教授で執刀医の黒崎(橋本さとし)は「神様でも悪魔でも何でもかまわん、どうか教授を助けてくださーい!」と叫び始めるなど、現実では到底起こり得ないような場面となった。
その後は天才外科医 渡海征司郎(二宮和也)が奮闘。遠隔でカエサルを操作し、オペを再開した。高階は渡海と通話しつつ、渡海の言葉を他の医師らに伝える形で“指示”。なぜか渡海もカエサルのアームを握り、二人羽織のような状態になった。これには視聴者も「笑いが止まらない!こんなに笑える医療ドラマ初めて」「ギャグ路線だよね?壮大なコントを見てる気分」「ゴンタただの操り人形になってる!ガンダムかエヴァンゲリオンか?」とツッコむ声が集まっていた。
外科医の誰かしらが失敗し、それを渡海が助けて大参事を回避するというストーリーを毎回展開している『ブラックペアン』。高階が失敗することも少なくなく、渡海が全て“尻拭い”している形。高階を“間抜けキャラ”と認定している視聴者も少なくない。「日曜の最後に爆笑させてくれる」と楽しまれており、早くも“ブラックペアンロス”がささやかれつつある。最終回はどのような展開になるのだろうか。
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嵐 二宮和也『ブラックペアン』ラスト3話だけ見とけば大丈夫だったんじゃないか疑惑が……
最終回直前の第9話を迎え、視聴率16.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、今回も好調だった日曜劇場『ブラックペアン』(TBS系)。“天才外科医”渡海征司郎(二宮和也)は、今日も元気に他人が失敗した手術に横人りし、見事に患者の命を救いました。
単話ごとで見れば、いつもテンションが高くて見応えのある同ドラマ。その反面、連ドラとしてのお話のつながりやキャラクターの整合性は無茶苦茶で、追いかけるのがかなりしんどいわけですが、もうあと2話なのでね、一旦リセットして楽しみましょう。振り返ります。
■うーん、面白かった!
毎度、ストーリーの進行に必要な誰かが心臓病で倒れるのが“お約束”ですが、今回は東城大の医局の重鎮 佐伯教授(内野聖陽)がそのお役目を引き受けることに。なんでも、今までになく難しい症例だそうで、こんな難しい手術ができるのは、“神の手”佐伯教授本人を除けば、渡海しかいないそうです。
しかし、これも“お約束”なんですが、渡海はいつだって最初から手術に参加させてはもらえません。なんやかんや理由を付けてチームから外される渡海ですが、こちらもいつものように不測の事態に備えて予習に余念がありません。今回はどうやら、最新医療ロボ「カエサル」を使った手術になりそうなので、取扱説明書を熟読するなど持ち前の生真面目さで手術に備えます。態度は悪いけど、ホントに真面目な子です。
当初、カエサルでの手術を執刀するのは佐伯教授の直属の部下?黒崎准教授(橋本さとし)の予定でしたが、こちらは準備段階であっさり挫折。カエサルでの手術経験は豊富だけど、東城大にとって裏切り者である高階講師(小泉孝太郎)に頭を下げて、協力を求めます。高階は高階でいろいろあって、古巣の名門?帝華大に絶望していたので、執刀を快諾。準備を進めます。さぁ、あと1週間かけて準備をするぞ! と思っていたら、佐伯教授の容態が急変。緊急オペになりますが、“お約束”で結局、手術中に「助けて、渡海くん!」状態に。
さあヒーロー見参。ですが、今回の渡海は一味違います。オペ室にジャジャーン! と乗り込むのではなく、医局に鎮座していたカエサルのシミュレーターに陣取り、オペ室内の本体を遠隔操作。さらに、オペ室のカエサルの前に座って手持ち無沙汰の高階も遠隔操作しながら、見事に手術を成功させます。高階とカエサルが「鉄人28号」で、渡海が金田正太郎という配置ですね。見どころは、渡海の声をイヤホンで聞きながら、そのままの言葉でオペ台の周辺にいる助手に指示を伝える高階の「言葉の乱瀑さ」です。ふだんは上品な高階が乱瀑な言葉で指示を出し続け、上司である黒崎たちが素直に従うという構図。「目の前の命を守る」が何よりも優先されている様子が、緊迫感を持って描かれます。まあ第1話からそうですが、こういうシーンの演出は、ホントに強いです。引き込まれちゃう。
次回の最終回は、渡海自ら命を救った佐伯教授とブラックペアンをめぐる因縁がすべて明らかにされるのでしょう。ここまで、この本筋については説明不足の感が否めませんが、ここまできたらどうやって収めるのか見届けたいと思います。
福澤克夫監督と福澤組による日曜劇場の名物となっているのが、テンションマックスな人物がドアップで力の人ったセリフを滔々と述べるシーンです。今回は、そんな顔面ドアップ演出が目白押しでした。
まずは小泉孝太郎。本来の上司である帝華大 西崎教授(市川猿之助)に「苦悶からの正論ぶちかまし」をドアップで繰り広げます。受ける猿之助も、さすがの顔面力でカウンターアタック。必要以上の性格の悪さで、視聴者の不快感を煽ります。この不快すぎる猿之助が、高階のキャラ立てに効力を発揮。ここまでフラフラしていた高階権太という人物の輪郭が、はっきりと浮き上がりました。それにしても小泉孝太郎って、同じ福澤組の『下町ロケット』(同)あたりから、見事に化けましたねー。この第9話のMVPは間違いなく孝太郎だと思います。
加えて、ナース2人の顔面芸も光りました。こちらは2人とも恐怖の象徴として顔面ドアップメンバーに加わりましたが、もともと影のある怖い人として登場した猫田(趣里)はまだしも、ほんわかおばさんだった藤原師長(神野三鈴)の鉄仮面ぶりには目を見張りました。顔が怖いのもそうなんですが、でかいんですよね、この人。Wikipediaによると168センチだそうです。そら迫力出るわ。
■竹内涼真、渾身の泣きとオリジナル要素の回収
今、もっとも性格がよさそうに泣く俳優(当社調べ)の竹内涼真。このドラマで演じた研修医?世良は前半に無駄泣きが多く「もっと! もっと竹内渾身の泣きを!」と思っていましたが、ようやく出ました。どちらかといえば悪い方の役回りだった「日本外科ジャーナル」の池永編集長(加藤浩次)を相手に見せてくれました。
「僕なんて、なんの役にも立たない!」
「でも、目の前にある命をあきらめられない!」
「僕も医者でありたいんです!」
その純真な土下座で、見事池永編集長の心を動かし、佐伯教授の命をつないで見せました。
ところでこの池永編集長と専門誌「日本外科ジャーナル」の周辺は、ドラマの完全なオリジナル要素となっています。この雑誌に論文を載せて「インパクトファクター」なるインパクトのファクター数値を積み重ねることで、外科医は学会の理事長になれるのだそうです。
このドラマでは、いかに池永編集長を懐柔し、自分の論文を雑誌に載せることで理事長選を有利に戦うか、というのが、物語の縦糸として設置されていました。それを争うことで佐伯教授と西崎教授、ひいては東城大と帝華大の対立構造を浮き彫りにしてきたわけです。
この原作への追加要素には、対立がはっきりして見やすくなるメリットがあった反面、特に佐伯教授が「論文も大切、患者も、まあ大切」というどっちつかずな性格になってしまうデメリットがありました。しかし、今回の世良と池永の対話によって論文の存在が佐伯教授の命を救うファクターになったことで、これまでの対立軸が実に美しく消化されました。原作をはみ出して広げた風呂敷は、ちゃんと自分たちで畳むという、ドラマ側の物語に対するマナー意識みたいなものが感じられて気持ちよかったです。
今回は孝太郎と竹内涼真に大きな見せ場が振られていたので言いそびれていましたが、ニノはあいかわらずキュートでした。懸命に悪態をつきつつ、オペ室への人室を禁じられるとおとなしく「遠隔操作」という代替策を考え、必死に勉強して患者を救う様子など、健気すぎて涙が出ます。
次回、いよいよ最終回ですが、気になるのが、このニノ演じる渡海征司郎の完璧超人かつ善良人間っぷりです。手術手技はもちろん、状況判断や人心掌握についても完全にノーミスを貫いていますし、何もかもが渡海の思うままに進んでいます。
これ、全部ネタ振りというか、渡海をドン底に落とすためにあえてスーパーマンとして描いてきたのだとしたら、そして原作にあったようなニュアンスで、物語そのものが渡海をその物語世界の外側へ突き放すのだとしたら、なかなかダイナミックな作劇だなぁと思うし、そういう方向に期待しているというのが今の正直な感触です。
ダークヒーローの美学みたいなものを、ドラマがどう解釈するのか。この渡海も、半分はテレビ局が勝手に作ったイメージですから、マナーを持って落とし込んでほしいと思います。なんか原作のネタバレするのもアレなので曖昧なことしか書けなくなってしまいましたが、要するに今回は面白かったし、全体的に見てもまあ面白かったし、序盤から中盤にかけて整合性を無視しながら強引にリピートし続けたシナリオも、最終回へのネタ振りとして強烈に作用するならオールオッケーになっちゃうけど、どうなるんだろ! ってことです。逆に言えば、これお話を理解するだけならラスト3話だけ見とけば大丈夫だったんじゃない? という気もしますが、それを言ってしまっては身もふたもないわな。
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6/19(火) 18:34配信
今夜(19日)10時から放送のTBSドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season~」第10話に、「花より男子」で西門総二郎を演じた松田翔太が出演することが注目を浴びている。
「花男」で学校を支配する4人組“F4”を演じたキャストはこれまでにも「花のち晴れ」に出演しており、道明寺司役の松本潤、花沢類役の小栗旬が登場した際にはSNSを中心に大きな話題を呼んだ。F4キャストが出演するたび、他のメンバーも待ち望む声が寄せられていたが、今夜放送の第10話ではついに西門役の松田が登場する。
松田の登場は12日に放送された9話の予告編で発表され、そのことを知らせたドラマ公式Twitterのつぶやきは3,803件のリツイート、1万8,186件のいいね(19日16時30分時点)を記録。インターネット上では「ついに西門総二郎」「待ってましたっ!」と反響を呼び、放送を前に注目が高まっている。
神尾葉子の人気コミック「花より男子」の新章を実写化した「花のち晴れ」は、自分らしく生きることをテーマに、新世代のキャラクターたちの青春を描き出すラブコメディー。10話では、神楽木晴(平野紫耀)と馳天馬(中川大志)の愛とプライドを賭けたバトルが展開。晴と天馬は、主人公の江戸川音(杉咲花)をめぐって武道大会に臨むが、圧倒的に不利な晴に、西門(松田)が弓道と恋の指南をする。???