- 5901 - = =2019/3/20 9:00:10
ジャニーズ事務所に所属するグループの共演事情などから、「ジュリー派閥」「飯島派閥」などとファンが嘆いていた頃から、もう5年くらいがたつだろうか。
あれからSMAP解散騒動があり、さまざまな不祥事やメンバーのグループ月兑退?退所、活動休止等が今もなお続いている。いわゆる「派閥」がなくなった後に、ますます苦しくつらい状況になることなど、いったい誰が想像しただろうか。
SMAP解散以降、現在に至るまで、事務所が一枚岩になるどころか、ますます小さくFen_Lieしている。そして、ジャニーズ事務所内の陣取り合戦の中で最小面積を管理しているのが、ジャニーさんに見えるのだ。
ジャニーズ担当記者たちから最近たびたび耳にするのは、「ジャニーズJr.を事務所から勧められる」ことだ。しかも、面白いことに、それはSixTONESとTravis Japan、Snow Manの3組だけ。例えば、ジャニーさんがお気に人りの「美 少年」にオファーしても「この3つのグループの中からどうでしょう」と提案されるそうだ。この3つは、ジャニー社長が手放して、新事務所社長のタッキーに任せているグループだから「どれでもどうぞ」という扱いなのだろう。
かつてはJr.全体がジャニーさんの陣地だったはず。しかし、今ではJr.国の中でも「タッキー陣地」が主流となり、ほかに「なにわ男子」を仕切っているという代理店がらみの独立国があり、ジャニーさんの国(というか、小島)にとどめているのは、美 少年と、5忍者+少年忍者、7MEN侍、そしてLilかんさいに見える。
それを強く感じたのは、ここ数週の『まいど!ジャ~ニィ~』(BSフジ)だ。
『ジャニーズKing&Princeアイランド』の魅力を探る出張ロケとして、スタジオで「Lilかんさい」とトークするのは、美 少年や7MEN侍、5忍者だけ。一方、Snow ManやTravis Japan、SixTONESは暗い階段の踊り場で立ち話をするという、謎の構成になっている。
せめて明るいライトのもとで、パイプ椅子にでも座って話すわけにはいかなかったのか。こんな異常な格差を、悪気なくナチュラルにやってのけるのは、ジャニーさん以外考えられないのだが。
しかし、世間的に見ると、雑誌の表紙を飾るなど華やかな“外仕事”が多いのは、圧倒的にタッキー国のほう。ジャニーさんの小さな島が幅を利かせている場所といえば、『ゴゴスマ~GoGo!Smile!~』(CBCテレビほか)の「ちょっと気の早い明日の運勢ランキング」が消滅してしまった今、たまにある『まいジャニ』、『ザ少年倶楽部』(BSプレミアム)のジャニーさん濃度高めの放送回のほか、なぜか「読売中高生新聞」くらいじゃないだろうか。
新しい試みがたくさん始まっているジャニーズ。にもかかわらず、お茶の間的にはジャニーさんの色がどんどん薄れ、それが見られるのは極小規模の、特殊な会員向けの場所だけになりつつあることに、不安ばかりが広がるのは、なぜなのだろうか。cyzowoman
- 5902 - = =2019/3/20 9:01:39
昨年末、ひっそりとジャニーズ事務所を退所していた佐野瑞樹。このたび、2017年に出演した舞台『桃山ビート?トライブ』の再演が決まり、ジャニーズJr.内ユニット?宇宙Sixの山本亮太&原嘉孝、MADE?冨岡健翔との共演が決定。ジャニーズ退所後、数カ月で現役ジャニーズと仕事することが明らかになり、ファンからは驚きの声が多く上がっている。
佐野は1991年に人所し、SMAPやV6などのバックダンサーを経験。中居正広主演の連続ドラマ『味いちもんめ』(テレビ朝日系、95年)に出演したほか、KinKi Kids?堂本剛主演のドラマシリーズ『金田一少年の事件簿』(日本テレビ系)では真壁誠役を演じた。また、人気漫画『花ざかりの君たちへ』(白泉社)の登場人物?佐野泉のモデルになった人物としても知られている。
「先輩のバックダンサーから卒業した後も、佐野はジャニーズで俳優業を続け、言うなれば生田斗真、風間俊介といったソロ活動組の先駆け的存在でした。11年には、別事務所で俳優をやっている弟?佐野大樹と兄弟プロデュースユニット?WBBを結成し、定期的に公演を開催。13年には、『40歳のジャニーズJr.』の触れ込みでテレビに取り上げられたこともあり、事務所内でもとにかく異端なタレントでした」(ジャニーズに詳しい記者)
17年の舞台『WBB vol.12 「ミクロワールド?ファンタジア」』では、佐野と年齢が20歳以上も離れている松田元太(Jr.内ユニット?Travis Japan)と共演し、劇中の振り付けを同じくジャニーズの屋良朝幸が担当。後輩との接点も増えていくかと思われたが、今年1月18日にジャニーズは公式サイトにて「佐野瑞樹は、2018年12月31日をもちまして契約満了につき、ジャニーズ事務所を退所いたしましたことをご報告申し上げます」と発表。今年1月には、佐野が自身のTwitterを開設し、役者仲間と撮った記念写真を投稿したり、仕事やプライベートの近況を発信している。
そんな中、3月18日に佐野は『桃山ビート?トライブ ~再び、傾かん~』(6月14日~6月16日まで京都劇場、同21日~7月1日に東京?EXシアター六本木で上演)の出演を告知し、「また、亮太や健翔と一緒にお芝居やれるなんてね。全ての人に感謝! 初共演となる原君もよろしく!」とツイート。現役ジャニーズとの共演に自身も驚いている様子だが、ジャニーズファンからも歓喜の声が続出した。
「ネット上には、『辞めて間もない佐野瑞樹とJr.が共演って、ジャニーズにとってかなりエポックメイキングな出来事!』『退所組の名前を出すことすらタブーみたいな扱いだったのに!』『辞めてたった3カ月でも共演可能という前例ができた!』といったファンの激震ぶりがうかがえるコメントが上がっています。数年前に退所した元KAT-TUN?赤西仁、田中聖、田口淳之介や、17年退所の元SMAP?稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾は、現役ジャニーズの面々とは公の場で共演を果たしていません。それだけに、佐野の扱いは異例中の異例でしょう」(同)
元タッキー&翼の今井翼はユニット解散と同時期の、昨年9月に退所したとされているが、同12月放送の『テレビ朝日開局60周年記念 超豪華!!最初で最後の大同窓会!8時だJ』(テレビ朝日系)や、コンサート『ジャニーズカウントダウン2018-2019』に参加し、現役ジャニーズと共演。しかし、これは滝沢秀明のタレント業引退の花道として、期間限定で復活を果たした形で、こちらも前例のない特例だ。
「佐野といえば、メリー喜多川副社長の“お気に人り”だと言われてきました。V6の20th Century(坂本昌行、長野博、井ノ原快彦)がパーソナリティを務めるラジオ『V6 Next Generation』(JFN系、16年5月21日放送)に佐野がゲストとして登場した時、坂本が『ある時期、メリーさんが(から)「佐野を見習いなさい」みたいなこと、俺言われたの。5~6年前かな』『本当、メリーさんがね、「佐野、佐野」ってずっと言ってたの』と、溺愛ぶりを瀑露したことも。弟との舞台制作などは、メリー副社長ら上層部の理解や後押しによって開催できた部分も大きかったのでしょう。本人は3月15日のTwitterで、Jr.時代から付き合いがある屋良主演ミュージカル『Red Hot and COLE』を観劇したと書いており、一部ジャニーズタレントと交流を続けているようです」(同)
果たして、今後も佐野とジャニーズ勢のコラボレーションは実現するのか? ひとまず『桃山ビート?トライブ』の成功を願いたいものだ。cyzowoman