- 7238 - = =2018/11/6 8:31:12
11/6(火) 8:52配信
インターネットの普及やブログ、ツイッター、インスタグラムといったSNSの登場によって、芸能人や著名人がファンに直接的に情報を発信したり、コミュニケーションをとるのが当たり前となっている昨今。
最近では、交際中の女優 剛力彩芽と株式会社ZOZOの前澤友作社長がSNS上に更新する投稿が物議を醸して、お騒がせカップルとして認知されている。
2人のようにアンチの批判もどこ吹く風とばかりに堂々とラブラブぶりやセレブぶりをアピールする“強者”がいる一方で、近年女性芸能人によるSNS上のアクションの一つとして注目を集めているのが、恋愛絡みの「匂わせ」だ。
元々「匂わせ」とは、あからさまに自慢せずとも、いかにも高級そうな料理の写真を載せることで豪華なデートをイメージさせたり、プレゼントされたアイテムとしてとても家族や同性の友人からとは思えない高級宝飾品などの写真を載せることで経済力のある彼氏の存在を想像させたりと、自己顕示欲の強い女性がSNS上で“リア充”ぶりをアピールする手法の一つとして一般社会においても普及していた。
ただ、近年はそこからさらに派生して、SNS上でそれとなく交際相手を想像させる話題に触れたり、交際相手を連想させるアイテムの写真を掲載したりと、恋愛に特化した「匂わせ」を行う者も増えている。
SNS事情に詳しいITライターはこう語る。
「女性芸能人の中には自身が多くの男性ファンを抱えていたり、交際相手が多くの女性ファンに支持されている男性アイドルだったり、最近だと2.5次元俳優だったり人気声優だったりと、自身や相手の立場上、恋愛を公にできない人もいる。とはいえ、そこは人間なので内心ではダメだと分かっていても、周囲に交際をアピールしたかったり、認めてほしかったり、自慢したかったりという思いを抱いていることもある。『匂わせ』はそうした感情の発露ともいえる現象の一つでしょう」
こうした女性芸能人、著名人による恋愛絡みの「匂わせ」が発覚したり、注目を浴びるキッカケとなるのが、交際相手と目される男性芸能人の熱狂的ファンによる厳しいチェックだ。
その最たる例が、かねてからジャニーズの人気グループ「嵐」の二宮和也との交際が取り沙汰されているフリーアナウンサーの伊藤綾子アナのケースだろう。
「伊藤さんは、二宮さんとの交際が女性誌で報じられた後、自身のブログで最近読んでいる本として二宮さん主演でドラマ化された原作小説を紹介したり、関係ない投稿の中にそれとなく『嵐』のCDのジャケットの端の部分が写り込んでいたり、“友人”の勧めでゲームをやってみることにしたとして、二宮さんが大好きなドラクエをはじめことを報告していることなどが、二宮さんの熱狂的なファンによるチェックで発覚。これが二宮さんとの交際をアピールする『匂わせ』と判断されて、ネット上で “炎上”する騒ぎとなりました。このように、週刊誌などでの交際報道をキッカケにSNSなどを細かくチェックされて『匂わせ』を疑われたり、断じられるケースは多いですね」(前出のITライター)
もっとも、こうした「匂わせ」が、本当に交際を“匂わせて”いるのか、たまたまの偶然なのかは厳密には本人以外は証明できないわけだが……。
それがゆえに芸能人をサポートする周囲も非常に頭を抱えているという。
懇意の芸能事務所の幹部はこうボヤく。
「所属タレントのSNSに関しては、炎上などのトラブルが起こらないように、担当マネジャーを中心に事務所のスタッフが小まめにチェックしています。ただ、『匂わせ』はチェックのしようがないというのが実情です。マネジャーも自分が担当しているタレントについては熟知していても、そのタレントの交際相手の細かい情報までは把握できるわけもなく、仮に自社のタレントがSNS上で恋人など特定の相手の存在を“匂わせた”としても、まず気がつきません。だから我々としても対策のしようがないんですよ」
そうした中、最近では自身の知名度や話題性をアップさせるための炎上狙いで、実際には交際どころか何の接点もない人気男性アイドルとの交際を匂わせているかのようにSNS上でカモフラージュする悪質な女性までいるとか。
ここまで来るともはやあきれるばかりだが、当事者も周囲も制御できないSNS上の「匂わせ」が今後も芸能界に波紋を広げそうだ。