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なんでまた突然こっちにふらりと立ち寄って、一本の記事を書く気になったかというと、公式ブログでは書けない僕個人のHey!Say!JUMPメンバーへの印象を、ざっくばらんに語りたくなったからです。
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先日NHKで「Hey!Say!JUMPの昭和にジャンプ」という番組のディレクターを僕は担当し、先週それが放送されました。そんな僕の立場上、公式には9人をもれなく評価しなくてはならず、自分の好みなんかブログに書くわけにはいきません。
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でも彼らは僕に強烈な印象を残して行きました。ジャンプと一緒に仕事をした日々の中から、僕はなぜ彼らが多くの女性に人気があるのか、その秘密を学ばせてもらいました。
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歌と踊りについてはわかりません。僕が接したのはいつものステージ上のジャンプではなく、普段のそのままの人間としての彼らの姿だったからです。公式ブログにも書きましたが、今回お仕事をご一緒することになった時点では、僕はジャンプの9人の名前と顔も一致しないような状態でした。ファン歴1ヶ月というところでしょうか。
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最初に会ったのは、伊野尾慧くんでした。伊野尾くんは、写真集で見るような眠そうな目をした男ではなく、聡明さが明らかにわかるシャープな男でした。実際に話してみると、僕の意図をすぐに深く理解してくれて、的確な役回りを演じてくれました。
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僕は写真集で見る印象や、伊野尾くんの声が裏返る喋り方で、勝手なイメージを描いていましたが、それが良い方向へ覆されました。頭のキレはジャンプでナンバーワンだと思います。
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八乙女光くんと岡本圭人くんとも、まだ寒い3月に会いました。八乙女くんもトークのセンスは抜群で、特にちょっとした言い回しなどに、光るものがありました。岡本くんはとにかくナチュラルで、何をやらせても自然体。それが好感度が高く、つい英語を口にしたりして滑っても、全く嫌味に感じられない、人徳のようなものを感じました。圭人には生まれ持った自信のようなものが備わっていると思います。
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次に知念侑李くんと薮宏太くんに会いました。知念くんは可愛いけれど、ちょっと自分流に先を読みすぎるトークで、結果的に滑る残念なところがありました。可愛いので許せてしまいますが、やや空回りしてるところがあります。藪くんは一見普通なんですが、何が面白いか、を一瞬で見抜くセンスがあると思いました。普通にボーイフレンドとして付き合ったら、楽しくさせてくれるタイプでしょう。
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山田涼介くんには、他のJUMPのメンバーとは一線を画した、カリスマ性のようなものがありました。顔がずば抜けて美形ということもありますが、ナレーションをお願いしたら男らしい美声で、びっくりしました。山田くんが人ったスタジオからは、良い香りがする、と言っているスタッフもいました。ただ全てが二枚目で、トークも優等生的ではあります。
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スタジオのMCは当初予定していた山田くんではなく、有岡大貴くんにお願いして大正解でした。ジャニーズ事務所の方から、MCには有岡を、とお勧めされたのです。有岡くんは山田くんに比べて顔に華がないかな、と思っていましたが、実際には大違い。メンバーをまとめる力というか、誰にでも話を振れるオールマイティーなトーク力がありました。リーダーの決まっていないジャンプですが、有岡くんがリーダー的な役割をできると僕には思われました。
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高木雄也くんと中島裕翔くんには、スタジオで頑張ってもらいました。二人とも自分にしか無いキャラクターを、自信として身につけているのが印象的でした。一人の芸能人としても、十分にやっていける安心感がありました。ジャニーズらしさで言えば、ジャンプのなかでも最もジャニーズらしい高木くんと中島くんでした。
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一通りざっと印象を語っただけで、こんな長文になってしまいました。そうですよね。9人はやはり多い。ボリュームがありすぎる。
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ただ全員に共通していると僕が感じたのは、一人ひとりが自分にしか出来ないスタイル、というのを確固たるものとして持っていて、それが自信につながっているということ。それは人数の多いメンバーの中で、埋もれないように頑張ってきた、10年の歴史が生み出しているのかもしれない。そう僕は思うのでした。
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たったファン歴1ヶ月の僕が、偉そうに何をわかったようなことを言う、と長年のファンの方には思われるかもしれませんが、スタッフとして接してみてこそ感じる、一つの見方として受け取ってもらえればと思います。
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Hey!Say!JUMPの魅力の秘密。それは今でも僕には謎です。でも、いつも彼らの回りには、爽やかな風がそよいでいました。男としての魅力は、いや人間としての魅力は何か、ずいぶん年下のジャンプのメンバーから、僕は学ばさせてもらったと感じています。