今後のドラマ界を担うのは......? 平均視聴率で見る若手ジャニタレの実力-?日刊サイゾー(2012年7月17日08時00分)
以前、SMAPと嵐の、ゴールデン/プライム帯主演ドラマのメンバー別平均視聴率についての調査を行った。
今回は、嵐(1999年デビュー)以降にデビューした、今後のドラマ界を担う若手ジャニーズタレントの主演ドラマが、どのぐらいの視聴率を獲得しているか。関東地方のデータをもとに調べてみた。
まずは、2002年デビューのタッキー&翼、滝沢秀明から。ジャニーズJr.時代から大人気だっただけあって、松嶋菜々子との恋愛が大きな話題を集めた『魔女の条件』(TBS系?99年)など、Jr.時代からすでにドラマでも活躍。連続ドラマの初主演は、2000年の『太陽は沈まない』(フジテレビ系)で、CDデビューより2年も早い。その平均視聴率は16.9%、その後も『ストロベリー?オン?ザ?ショートケーキ』(TBS系?01年)17.3%、『アンティーク~西洋骨董洋菓子店~』(フジ系?01年)17.7%など、CDデビュー前に高い視聴率の主演連続ドラマを連発。そしてタッキーといえば、05年のNHK大河ドラマ『義経』の主演も印象深いが、やはりこれが平均19.4%と、タッキードラマで最も平均視聴率が高い。しかし、『義経』の後に主演した『オルトロスの犬』(TBS系?09年)で、いきなり8.3%と急落、その後、主演の連ドラがないのがちょっと気がかりだが、タッキー主演ドラマの平均視聴率は、7本で15.2%。
続いて、2003年にNEWSとしてデビュー、現在はソロで活躍中の山下智久の主演ドラマはどうか。連ドラ初主演作は、06年の『クロサギ』(TBS系)で、平均視聴率は15.7%。最も視聴率が高かったのが07年の『プロポーズ大作戦』(フジ系)の17.4%で、低いのが今年放送の『最高の人生の終り方~エンディングプランナー~』(TBS系)の11.1%。山P主演ドラマの平均視聴率は、6本で15.2%と、タッキーと同じ数値を記録した。一方、05年に放送された『野ブタ。をプロデュース』(日本テレビ系)は、「特別出演」扱いではあったものの、実質、亀梨和也とのW主演状態だと考えて、この平均視聴率16.9%も加えた場合には、15.4%まで上昇する。
04年CDデビューの関ジャニ∞はどうか。今年の春クールで、錦戸亮が本人役として、ゴールデン初主演となった『パパドル!』(TBS系)が記憶に新しいところだが、視聴率的には平均8.2%と苦戦、23時台で主演した『犬を飼うということ~スカイと我が家の180日~』(テレビ朝日系)の8.5%を下回ることとなってしまった。同じ関ジャニメンバーの大倉忠義も、NHKでの主演ドラマ『ROMES/空港防御システム』が5.2%と、こちらも苦戦。
06年デビューのKAT-TUNは、亀梨和也が昨年の『妖怪人間ベム』(日テレ系)まで7本の連ドラに主演。『野ブタ』と『ベム』という、15%越えの主演ドラマがある一方で、『神の雫』(同?09年)の6.2%、『ヤマトナデシコ七変化』(TBS系?10年)8.2%と、ヒトケタに低迷するドラマもあり、平均は11.9%。ほかのKAT-TUNメンバーでは、田中聖が『特急田中3号』(同?07年)で8.8%、元メンバーの赤西仁が『有閑倶楽部』(日テレ系?07年)で12.6%の平均視聴率を記録している。
そして、07年デビューのHey! Say! JUMPの山田涼介。10年に主演した『左目探偵EYE』(日テレ系)は8.3%と1ケタに終わったが、今年放送された『理想の息子』(同)では11.9%に伸ばしている。2本の平均値は、10.1%で2ケタギリギリ。さらに、Kis-My-Ft2の玉森裕太、藤ヶ谷太輔、JUMPの八乙女光がまとめて主演した『美男ですね』(TBS系?11年)は、9.9%。嵐?大野智とのW主演となった生田斗真の『魔王』(TBS系?08年)は、11.4%という平均視聴率が記録されている。
これを、単純に高かったほうから並べてみると、
滝沢&山下→赤西→亀梨→生田→山田→玉森?藤ヶ谷?八乙女→田中→錦戸→大倉
ということになった。
ちなみに、以前の調査をもとに、ここにSMAPと嵐のメンバーを加えた場合にはこういう順番になる。
木村→香取→中居→草なぎ→松本→滝沢?山下→二宮→大野→相葉→赤西→稲垣→櫻井→亀梨(以下略)
もちろん、ドラマの放送された時期や時間帯、チャンネル、主演の本数など、それぞれ条件が異なるし、脇役でより大きな魅力を発揮できる人もいることは確か。これがタレントとしての優劣には直接はつながらない。
この夏、ゴールデン/プライムの連ドラでジャニーズタレントとして唯一主演を飾る、キスマイ藤ヶ谷。『美男ですね』を上回ることができるかどうか、動向を見守りたい。
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