4141条/页,1页
12 = =2013/4/18 14:40:00
1547 = =2013-4-18 14:27:00
1543 = =2013-4-18 14:20:00
3 = =2013/4/18 14:41:00
「僕はこの作品を知らなかったので、お話を伺った時は、フラットな感覚でした。でも、新聞などで発表されると、いろいろな方に聞かれたりして…。特に、以前の映画やドラマをご覧になっている世代の方々…僕よりちょっと上の世代だと思うんですけど…には、会うたびに何か言われるし(笑)。“スゴい作品なんだ”っていうのは、みなさんのリアクションで知った感じですね。僕は、お話を頂いてから、(松田)優作さんの映画『家族ゲーム』を初めて見ました。僕にも当然のように印象に残るシーンがありましたけど、30年前に見た方々も“あのシーンがさぁ…”“夕暮れがさぁ…”とか、みんなが言うんです。そのくらい強烈なインパクトを残した作品なんだろうな…って、日に日にハードルが高くなりつつあります(笑)。ただ、前作は高度経済成長期の時代で“団地”や“受験戦争”などを背景にした作品でした。今はそういう時代ではないので、今回の『家族ゲーム』は、もちろん“2013年版”になっています。強烈なインパクトを与えた作品をそのままなぞっても、新しいインパクトなんて残りようもないですから。僕たちのオリジナルな『家族ゲーム』を作って行きたいと思っています。ドラマを見た子どもたちに、30年、40年たった時“あのときの『家族ゲーム』がさぁ…”と、前作と同じように語ってもらえるような作品にするのが目標のひとつです。」
「僕が演じる吉本荒野という男なんですが“よくわからない”ことがふたつあって…。まず“どんな人間なのか?”、そして“吉本に何があったのか?”。そんな“わからなさ”があるので、回を追うごとに視聴者のみなさんの“?”も増えていくんじゃないかな?って、思います。でも、台本を読んでいると単純な“面白い”とは少し違うかもしれませんけど、のめり込んでしまいます。どんどん読み進めて行ける台本ですね。3話の台本は“茂之くん(浦上晟周)大変だな”と思いながら読みました。今までは大変になってしまう役を僕が演じることの方が多かったので、台本を読みながら人のことを大変だなと思うのは初めてです(笑)。そういう感覚も新鮮! あれ? 実際に3話の現場に行ったら僕のほうが大変だったりして(笑)。」
「具体的に“これ”って感じは、そんなにないんです。レンジ広く…というか、吉本のいろいろな表情を見せられたら良いと思っているので。イメージを固めてしまうと、狭まっちゃう気がするので“これ”っていうものは持っていません。だけど、台本を読んで現場に人ってリハーサルをすると、監督のプランも人ってきます。ですから、僕ひとりのプランというよりも、監督やみんなの考えを掛け算して吉本を作りあげている感じです。」
「現場では神木(隆之介)くんがすごく話しかけてくれます。好きな音楽の話を…ん? それは僕から話しかけたんだ(笑)。お互いに話しかけ合っています。神木くんが、コーヒーを飲めるようになったきっかけが富良野ロケだった…とか。“それって二宮(和也)も出ていた『優しい時間』の時だよね?”なんて、話もしています。全然、壁とかはないですよ。浦上くんは、すごく可愛いです。昔の自分を見ているみたい。ちょうど僕が事務所に人ったのと同じ歳ぐらいなんです。部活の話とか、流行っていることとか…そんな話をしていますね。板尾(創路)さんは、ずっとテレビに出られているのを見ていたので、目の前でお芝居していると不思議な感じで…嬉しいです。まあ、基本的にスタジオの前室には、一緒のシーンが多いので茂之といます。」
「中、高校生時代は、まるまる家庭教師の方のお世話になっていました。僕は仕事をしていたので、時間的に塾とかでは追いつかなかったんです。すごく優しい先生でした。その前は塾に通っていたので、1対1で教わるのは初めてだったんですけど、特殊な空間で時間が流れるんですよ。“不思議な感じだな”って思いながら教えて頂いていると、眠くなっちゃうんです(笑)。ピアノを習った時もそうだったんだけど、2人きりだと眠くなっちゃう。家庭教師の先生は、そういう時“寝ていいよ”って、15分くらいかな? “僕は部屋を出ているから”って。そんな先生でした。眠いのを我慢して無理に勉強するより、ちょっと寝させてから勉強させるんです。カルボナーラが大好きな先生で、お世話になりました。」
「1対1だから、合う、合わない、がはっきり出てしまうと思います。合わなかったら最悪だし…。僕の場合は、本当に良くしてもらったから感謝の気持ちしかないですけど。勉強はもちろんだけど、人間的な向き合いも含めた関係だと思います。吉本と茂之も勉強だけではありません。茂之が生活する沼田家の家庭内の問題と向き合う姿も描いていけたら…と、思っています。」
「そんな作品になるかどうかはわかりませんけど、“結果として”そうなることもあるかもしれません。でも、それより『家族ゲーム』というタイトルの通り、ご覧になっているみなさんが沼田家をご自身の家に置き換えて“家もこういうところ重なるな…ってことは、こういうところ欠落しているのかな”と考えたり、“家族の在り方”のようなことを考えてもらうきっかけになったら良いと思っています。だけど、まず第一にテレビドラマなので、みなさんに楽しんでご覧頂きたいですね。」
5 = =2013/4/18 14:43:00
家庭教師の吉本荒野(櫻井翔)が沼田家にやって来る。出来の悪い次男、茂之(浦上晟周)ために、母親の佳代子(鈴木保奈美)がインターネットで見つけた“100%東大合格”を謳う吉本のホームページを見つけて依頼したのだ。
吉本は、まず家族面談を行うと沼田家一同をリビングに募らせる。しかし、佳代子、父親の一茂(板尾創路)、長男の慎一(神木隆之介)はそろうが、肝心の茂之が顔を出さない。中学3年生の茂之は、登校拒否の引きこもり状態だった。佳代子の呼びかけに、ようやく出てきた茂之は異様な姿で、ふざけてロボットのように振る舞う。それでも、吉本は平気な顔をして家族面談を始めた。そんな中、一茂の提案で兄の慎一が通う進学校に茂之を合格させることが、吉本の目標に決まる。吉本は茂之本人に「成績を上げたいか?」と確認するが、まともな答えは返らない。すると吉本は家族もあっと驚くような行動に出た。あっけにとられる家族の前で、もう一度、意思を問う吉本に、茂之は呆然としたまま、うなずいた。こうして、吉本は茂之の家庭教師を引き受けることになる。
面談終了。一茂は登校拒否の茂之を一週間以内に学校へ連れて行ったら10万円のボーナスを出すと吉本に提案。5日もあれば十分と答える吉本は、その間、自分のやり方に口出ししないことを条件とした。
家庭教師、吉本の初仕事は茂之を登校させること。早速、吉本は着手するのだが、その方法はかなり常軌を逸していた。
4141条/页,1页
1