アクロバットを得意とし、昨年2月にジャニーズ初のDVDデビューをしたA.B.C-Z。約1年はテレビ露出も少なくファンを心配させていたが、最近は徐々にテレビ出演が増え、『J’J A.B.C-Z オーストラリア縦断 資金0円ワーホリの旅』(日本テレビ系、4~6月放送)では、山下智久やタッキー&翼?滝沢秀明らを抑えてシリーズ最高視聴率を獲得した(既報)。予想外の高視聴率で波に乗るA.B.C-Zだが、過去に出演した民放番組について、直近の視聴率データを振り返ってみよう。
7月からはHey!Say!JUMPの薮宏太と 八乙女光が出演していた『ヤンヤンJUMP』(テレビ東京系)の後枠で、レギュラー番組『ABChanZOO』がスタート。A.B.C-Zが田舎にホーム ステイする内容で、7月21日~10月6日までの視聴率を見てみると、最低視聴率は8月11日放送の0.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。 最も高かったのは9月15日?22日の1.5%だった。
「この枠は『ヤンヤンJUMP』の時から同時間帯最下位ですが、 『ABChanZOO』は今のところ前枠を超える数字を記録していません。『ヤンヤン』も0.7~0.9%と低い時もありましたが、4月21日には 2.8%を獲っています。『ヤンヤン』も何度か企画内容をリニューアルしていましたから、このままホームステイ企画で数字が伸びなければ、いずれ番組企画 の見直しもあり得るかもしれませんね。すでに6日放送回から、テコ人れの様子が見て取れます」(芸能ライター)
では、ゲスト出演した番組 ではどうだろうか。「僕たち、もっとテレビに出たいんです」とアピールしたことが話題を呼んだ『芸人報道』(日本テレビ系、4月29日放送)は、前週の 3.1%からアップして4.0%を獲得。デビュー以来、2回目の登場となった8月30日の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)も前週の6.8% から10.6%に上がっていた。
しかし、河合郁人&塚田僚一が出演した『ダウンタウンDX』(日本テレビ系、9月26日放送)は、SPだったのに通常放送よりも悪い10.9%で、『徹子の部屋』(テレビ朝日系、10月2日放送)は番組の視聴者層にそぐわなかったのか、前日の市原悦子の5.2%から大幅に下がった3.8%。
「一般視聴者からすればA.B.C-Zの知名度は低いためレギュラー番組の視聴率は低迷気味ですが、このままテレビ露出を増やしていけば、数字が追い付いてくる可能性もあるのでは。
ちなみに、メンバーの中でもしゃべりがうまい河合が単独で出た、9月23日放送の『ジェネレーション天国』(フジテレビ系、10.4%)にはSMAP?草なぎ剛やKis-My-Ft2?北山宏光も出演しており、草なぎが『河合君って、ジャニーズだったの?』とイジることで河合のキャラが引き立ってましたね」(同)
まだまだテレビ界では新人のA.B.C-Zだが、長くJr.時代をともにしたキスマイのように冠番組を複数持てるようなグループになれるだろうか? 15日にはSP番組『A.B.C-ZのイエナイYO!』(日本テレビ系)が放送されるため、こちらの結果にも期待したい。