視聴率惨敗に終わった7月クールの連続ドラマ「ぴんとこな」きっかけに、歌舞伎界とジャニーズの関係に暗雲が垂れこめているといいます。なんでも、主演を務めた玉森裕太くんに対して、演技指導した歌舞伎役者たちが激怒しているというのですが…「今やっている中村獅童さんの舞台でも濱田崇裕というジャニーズJr.の子が出ている。ジュニアの子は活躍の場が少なく、舞台が中心になるんです。だから、現代劇も多く演じる歌舞伎界とは良好な関係なのです」(テレビ局関係者)
だが、玉森主演の「ぴんとこな」が歌舞伎界で問題になっているというのだ。ドラマは初回からひと桁視聴率でスタートし、一度も浮上することなく、全10話の平均視聴率はわずか7?5%で終わった。低視聴率よりもむしろ歌舞伎界が問題にしているのは別の部分だという。
「ドラマの題材が歌舞伎ということもあって、何人かの歌舞伎俳優が演技指導に当たった。ところが、玉森にまったくやる気が見えなかったので、指導する側は完全にブチキレちゃったそうなんです。見えを切る動作一つ取っても、何回かやって理解したつもりになって稽古もおろそかに…。かなり適当にやっていたそうです。『あいつらは歌舞伎をナメているのか』って非難轟々でしたよ」(同関係者)
玉森の演技には努力のあとも見えず、指導した関係者は赤っ恥だった。
「番組のテロップには監修、指導で歌舞伎の松竹や歌舞伎俳優の名前が連なってますからね。このレベルしかできないのかと思われると恥ずかしくてしょうがなかったそうです」と同関係者。今後のジュニアの舞台出演にも影響しそうだ。
「この話を伝え聞いた役者さんも『たとえ現代劇でも自分の舞台にそんな態度で来られてはなぁ』と首をかしげる人が増えてきましたね」(同関係者)
もはや、玉森一人の問題ではなくなっている。