11月16日に放送された関ジャニ∞?村上信五主演のスペシャルドラマ『ハクション大魔王』(フジテレビ系)の視聴 率が8.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、大惨敗を喫したことが話題となっている。同じく関ジャニメンバーでは、錦戸亮の主演ドラマ『よ ろず占い処 陰陽屋へようこそ』(フジテレビ系)も下降を続け、19日放送の第7話では過去最低の7.5%を記録してしまった。ドラマでは苦戦続きの関ジャニメンバー だが、バラエティ番組の視聴率はどれくらい稼いでいるのだろうか?
関ジャニ全員が出演している冠番組『関ジャニの仕分け∞』(テレビ朝日系)は、2011年9月からゴールデンに昇格。「最強歌ウマ軍団にカラオケの得点で勝てるか仕分け」「最強アーティスト軍団にリズム感対決で勝てるか仕分け」などの企画で人気に火がついた。
「昨 秋から今年5月までは、2時間SPで10~14%台と高数字をマークしていましたが、5月25日に9.3%を記録して以降は8~9%に甘んじることが多く なっていますね。10月19日の通常放送は12.8%でしたが、11月2日は2時間SPで7.5%、16日も9.7%と二桁には届いていません。カラオケ 企画では、歌手のMay J.をブレイクに導くなど一時は大流行しましたが、数字を見る限り視聴者が『企画に飽きてしまったのかな』という印象です。カラオケ企画はほかの歌手が対 決しているのを見ているだけなので、一部の関ジャニファンからは『つまらない』という声も出ていますしね」(芸能ライター)
またそのほか に、村上?丸山隆平?安田章大が出演している『ありえへん∞世界』(テレビ東京系)は、5%前後の視聴率で同時間帯の民放最下位が常連。安定した数字を獲 るご長寿番組『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)とぶつかると特に数字が下がる傾向にある。村上は『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)でMCを務 めているが、こちらは午後11時59分スタートにもかかわらず一桁後半を獲得。数字が獲れることで有名な“マツコ?デラックス効果”も作用しているのだろ う。
「来年1月からは、大倉忠義が民放の連ドラに初主演する『Dr.DMAT』(TBS系)が決定していますが、早くも大コケしそうな予感 です。TBSの木曜9時台は、一桁後半に終わったKis-My-Ft2?玉森裕太主演『ぴんとこな』や、同枠最低記録の3.0%を出した川口春奈主演『夫 のカノジョ』を放送している鬼門の枠。テレビ朝日系ドラマに差をつけられることも多いため、この枠から大ヒット作が生まれた例はまだありません」(同)
昨年は『仕分け』人気とともに年末の『NHK紅白歌合戦』に初出場し、大躍進を果たした関ジャニ。『仕分け』の数字も落ち着き、メンバーのドラマも当たっているとはいえない現状だが、さらなる伸びしろは残っているのだろうか。