取締役の「ギンギラギン」聞かないと年越せないんすよ!!
大みそかに例年フジテレビが生中継してきた『ジャニーズカウントダウンコンサート』(通称:カウコン)だが、同局とジャニーズ事務所間の調整がつかず、今年は放送が行われなくなったという。
「同局は6月の人事で、フジの音楽番組を全面的に牛耳っていたきくち伸氏が異動となっています。そのためジャニーズサイドとの調整役がいなくなってしまったのか、局関係者は『今年は放映権がなくなってしまったんですよ』とボヤいていました」(広告代理店関係者)
フジとカウコンの歴史は長く、1995年にSMAPが行ったカウントダウンコンサートが現在のカウコンの原型とされている。その後V6、また J‐FRIENDSも同様にカウコンを行い、98年から東京ドームにて同局による生中継が放映されるようになった。SMAPと『NHK紅白歌合戦』の出場 グループ以外は全タレントが出演する一大行事だが、昨年『紅白』に出ていないV6が不参加という事態が発生し、ファンを騒然とさせた。
「『紅白』出場グループが、中継や録画で出演することはありましたが、昨年はそれすらなく、しかもV6に至っては『紅白』に出ていないのに不参加と いう状態。この件については、三宅健が『三宅健のラヂオ』(bayfm78、2013年12月30日放送)で『下の人たちに譲っていかないといけない』と 発言しましたが、ファンの間からは参加グループの少なさに『品薄状態』という声まで上がっていました」(芸能ライター)
そんな“異例だらけ”だった昨年のカウコンに引き続き、今年はフジでの放送がないとなれば、ファンは落胆してしまうことだろう。
「ファンにとってもカウコンは、飯島三智氏や藤島ジュリー景子氏といった“派閥”にとらわれることなく、各グループが共演するという唯一無二の機会 とあって、神聖視されていました。今年は3日放送の『2014FNS歌謡祭』で、同じく派閥を超えたアーティスト共演(既報)が実現とあって、注目を集め ていますが……」(週刊誌記者)
カウコンの放送がないというのは、フジにとっても大打撃となりそうだ。昨年のオリンピック特番や、一昨年の『アイアンシェフ』など、大みそか特番で“大爆死”を続けている同局で、唯一安定して数字が獲れるのが、カウコンだった。
「NHKの『ゆく年くる年』が例年20%超という圧倒的な視聴率を誇る中、カウコンは昨年こそ9.4%でしたが、そこから過去10年は2ケタ超えを 達成。今年は、カウコンの枠で、坂上忍MCバラエティを予定しているそうですが、局内では『数字は望めない』とあきらめムードが漂っていますね」(前出? 広告代理店関係者)
すでにファンの間では「東京ドームのサイトを見ると、12月31日のスケジュールが空白になっている」などと、カウコンの開催自体を危ぶむ声まで 上がっているようだが、長年にわたる“恒例行事”であるカウコン中継が消滅、さらに昨年カウコン中継終了後に放送されたジャニーズのコント番組『YOUコ ントしちゃいなよ』も継続が危険視されているという。ジャニーズファンにとっては、なんとも締まりのない年末年始となってしまいそうだ。