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1- 21 - = =2018/4/18 17:53:31
4/18(水) 17:49配信
ビタミン炭酸飲料「マッチ」新CM発表会が18日、都内の文教大学付属高等学校で行われ、CMキャラクターを務める平野紫耀(King & Prince)と元プロレスラーでタレントの天龍源一郎が登壇した。
テレビ番組(ニセ番組)の収録ということで講堂に集められた同校の3年生280人を前に、制服姿の2人がサプライズ登場すると、生徒たちは驚きの歓声を上げた。
現在公開中の主演映画『honey』や、今月17日からスタートしたテレビドラマ「花のち晴れ ~花男 Next Season~」で高校生役を熱演している平野。今年2年目となる同CMでも、引き続き高校生役を演じているが、演じる上で気をつけていることを問われると「苦労はしていないかも。僕自身、現在21歳なのですが精神年齢は小学生ぐらい。(実際の自分より)もうちょい大人っぽくやってちょうど高校生(に見える)ぐらいなので、全然苦労はしてないです」と明かし、はにかんだ。
イベントでは「平野×部活連合ガチバトル」と題して、平野が現役高校生と「垂直跳び」「棒引き」「マシュマロキャッチ」の3種目で対決。敗者への罰ゲームは天龍からの“逆水平チョップ”とあり、以前経験したことのあるという平野は、「まじですか…? 本当に痛いから絶対に避けたいですね」と戦々恐々だった。
まずは「垂直跳び」でサッカー部に勝利した平野だったが、続く「棒引き」では水泳部に敗北。泣く泣く覚悟を決めてチョップを受けると、「痛ぁ!」と顔をゆがめて床に転がり落ちた。最後の「マシュマロキャッチ」では2投目で勝利したものの、対戦相手が女子生徒だったとあり、「分かりました。僕が受けましょう!」と“身代わり”になることを決意。チョップの衝撃に再び膝から崩れ落ちたが「大丈夫です。(彼女を)守れて良かったです」と男気を見せて、会場を沸かせた。
直後の囲み取材で、学生時代の思い出を問われた平野は「中高と全然モテなかったです。女の子と10回しゃべったことがあるかないか。男友達と遊んでいるのが充実し過ぎていて全然、女の子とはそんな感じではなかったですね…」と意外なエピソードを披露していた。
新CM「バスケ」篇、「騎馬戦」篇は21日からオンエア。
- 22 - = =2018/4/18 22:55:52
2018.04.18
杉咲花が主演を務める連続テレビドラマ『花のち晴れ~花男Next Season~』(TBS系)の初回が17日に放送された。タイトルでわかる通り、2005年と07年に放送され、08年には映画化もされた『花より男子』(花男)シリーズの続編という位置付け。道明寺司(松本潤)率いる「F4」が卒業して10年後の英徳学園を舞台に、新世代のキャラクターが繰り広げる「痛快青春ラブコメディー」を描くという触れ込みだ。
かつての『花より男子』は、1期目が全話平均視聴率19.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、2期目はさらに上昇して同21.6%を記録した大人気シリーズだっただけに、TBSも今作には並々ならぬ期待をかけていたに違いない。だが、ふたを開けてみれば初回視聴率は7.4%と惨敗に終わった。話題になったのは、「回想シーンで松本潤が登場したらTwitterがつながりにくくなった」ということくらい(後にTwitter社より本件とは無関係と発表された)。裏を返せば、それ以外には特筆すべき要素がなかったとも言える。
そう断言すると、もはや書くこともなくなってしまうので、絶対に中年男性をターゲットにしていないであろう『花のち晴れ』について、あえておじさんの目から見た感想なりツッコミなりを書いてみたい。
まず、主演の杉咲花は悪くない。ある程度しっかり者で、そこそこ気が強く、正義感の強い高校生役をしっかり演じている。これがその辺のアイドルやモデル上がりの女優もどきだったら目も当てられなかったところだ。また、杉咲の婚約者?馳天馬を演じる中川大志も、さわやかなイケメンぶりとすらりとしたたたずまい、風格さえ感じさせる存在感が強烈な印象を残す。貫禄がありすぎて、高校生役の中で1人だけ浮いているほどだ。
一方、馳のライバル役となる財閥の御曹司?神楽木晴を演じるKing&Princeの平野紫耀はかなりひどい。ジャニーズタレントだからダメだと決め付けるつもりはないが、表情も声も一本調子の棒演技、しかも声がカスカスで聞き取りにくい。「学園の品格を守る」と言っている割に、育ちが悪そうで全然品格がないのも気になる。ともに白いタキシードをまとった平野と中川が杉咲をはさんでにらみ合うラストシーンでは、中川と平野の格の差が画面からナチュラルに伝わってくるようでかわいそうになったほどだ。
神楽木率いる「C5」の他のメンバーもいまひとつだ。紅一点の真矢愛莉(今田美桜)はウザイだけでかわいくないし、成宮一茶(鈴木仁)や栄美杉丸(中田圭祐)に至っては、存在感がなさすぎてモブキャラと化している。唯一、濱田龍臣演じる平海斗だけが安心して見ていられる。むしろ、濱田が中川のライバル役を演じてくれたほうが納得できた。
ひどいと言えば、杉咲の母親を演じる菊池桃子もかなりダメダメである。社長夫人から貧乏生活に落ちぶれたという設定だが、まったく役を演じられていない。アイドル時代の菊池を知っている世代から見れば納得のダメっぷりではあるのだが、連続テレビ小説『半分、青い。』(NHK)で上品な母親役を演じている原田知世とは雲泥の差である。
脚本もおかしな点はいろいろあるが、こういうドラマはいちいちあら探しをする類いのものでもないので、「そういうもんだ」と思えばさほど気にはならない。ただ、お金持ちの子女ばかりが通う高校なのに、主人公の父親が経営する会社の倒産情報がまったく知られていないという設定は不自然すぎた。中高生が見るドラマだからと、制作側も細かいことは気にしていないのだろう。
もうひとつ気になったのは、宇多田ヒカルが本作のために書き下ろしたという曲の使い方だ。曲はいいと思うのだが、流れる場面やタイミングがまったく合っていないために、「無駄遣い」になっている。
初回で予想以上の低視聴率をたたき出しただけに、TBSもなんらかの対策を考えずにはいられないはずだ。若手が多いだけに、キャストのリアルな成長とともにドラマも盛り上がってくる可能性は大いにある。今後の展開を見守りたい。
- 27 - = =2018/4/19 17:59:17
4/19(木) 18:02配信
女優の杉咲花が主演するTBS系連続ドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season~」の第1話が17日放送され、初回平均視聴率が7.4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったことを、各メディアが報じている。
同ドラマは漫画.ドラマ.映画と大ヒットした「花より男子」シリーズの神尾葉子氏が描く新たな物語を実写化。
道明寺司(松本潤)らが率いるセレブ軍団「F4」が卒業して10年後の英徳学園を舞台に繰り広げられる、痛快青春ラブストーリーが描かれている。
主演の杉咲以下、ジャニーズ事務所の売り出し中のグループ King & Princeの平野紫耀、中川大志らキャストが一新された。
「F4のメンバーは松本以下、小栗旬、阿部力、松田翔太だったが、阿部は上原多香子との不倫が発覚。おまけに、上原の夫が自殺してしまったので、日本ではもう芸能活動をできない。松田は大手芸能プロから独立。テレビ各局はその芸能プロへの忖度で松田を起用しない。そんな事情もあって4人の再集結はあり得ない」(テレビ局関係者)
第1話では松本扮する道明寺も回想シーンで登場。ネット上では話題を集めたが、そのぐらいしか話題にならず。視聴率も2ケタには届かなかった。
「杉咲は今作のために髪の毛を30センチカットして役づくり。演技力は抜群だが、まだ民放の連ドラ主演を務めるぐらいの格ではない。平野もジャニーズは売り出し中だが、幅広い世代の人に認知されておらず、高視聴率は望めないだろう。局側もそのあたりは計算済みのはずだが…」(テレビ局関係者)
“第2の松潤”と期待される平野。所属するKing & Princeは、5月にCDデビューを控えている。ドラマ経験は、ジャニーズ事務所所属となってからは深夜ドラマが2番組のみ。松本が「花男」に出演したときは、既に嵐としてCDデビューを果たし、「金田一少年の事件簿」(日本テレビ系)で主演、「ごくせん」(同)ドラマアカデミー賞助演男優賞受賞というキャリアを持っていた。舞台経験は多いようだが、松本に比べると平野は時期尚早という印象があるが、これから知名度を上げることができるのか注目されている。
とはいえ、今もなお、「花男」のヒロインは井上真央、というイメージが強い。今後も視聴率が低迷するようなら、“テコ人れ”として松潤や井上の投人も検討した方が良さそうだ。
- 28 - = =2018/4/20 11:53:38
4/20(金) 12:10配信
女優の井上真央さん、人気グループ「嵐」の松本潤さんが出演して人気を博した「花より男子」(花男)シリーズの“完結編”となった映画「花より男子F(ファイナル)」が公開されてから、今年で10年。同シリーズの新章「花のち晴れ~花男 Next Season~」(花晴れ、TBS系、火曜午後10時)の放送が17日にスタートし、松本さん演じた道明寺司が登場するとツイッター上で「道明寺キターー!」などのつぶやきが殺到するなど、SNSやネットで盛り上がりを見せた。ファン待望の新章について、花男シリーズのドラマ第1作から映画までを手がけ、今回の「花晴れ」も手がけるTBSの瀬戸口克陽プロデューサーに聞いた。???????
◇満を持して新章放送
「花男」シリーズは神尾葉子さんのマンガが原作。第1作となった連続ドラマは2005年に放送され、07年に続編の連続ドラマを放送。映画は08年に公開された。「10年たってなぜ新章を?」という疑問も浮かぶが、「花晴れ」も神尾さんのマンガが原作で、その原作の連載が始まったのが15年。すでに7年が経過していた。
瀬戸口プロデューサーは「新章の連載が始まったのを知ってから、ずっと読ませていただいて、花男の世界観がありながら、また新しいキャラクターが出てきて、すごく魅力的。ぜひ(ドラマを)やりたいと思っていた」というが、当時、連載は始まったばかり。すぐにドラマ化すると「ドラマが原作を追い越してしまう。ある程度区切りが見えたところでドラマ化する方が、世界観を壊さずに、かつドラマとして面白く作れる」とタイミングを待った。
「結果的に、映画から10年の節目の年がちょうどいい」と今年に決まったといい、「ある種の運命、ご縁だなと思った」と振り返った。
◇新章は王道ラブコメだけじゃない! テーマは「自分らしく生きる」
王道ラブコメの代名詞といってもいい「花男」を大ヒットさせた瀬戸口プロデューサー。今回もラブコメでありつつ、「自分らしく生きる」をテーマとして掲げている。
瀬戸口プロデューサーは、「ドラマ内の登場人物は秘密を抱えています」という。確かに杉咲花さんが演じる主人公の江戸川音は、コンビニでバイトをしながら超金持ち名門校の英徳学園に通う“隠れ庶民”、アイドルグループ「King&Prince(キング アンド プリンス)」の平野紫耀(しょう)さん演じる神楽木晴(かぐらぎ?はると)はイケメンなのに、メンタルの弱い“ヘタレ男子”だ。
「現代の人たちも“インスタ映え”のように、実際とは違うのに(SNS上では)充実している生活を見せてみたり、大なり小なり、パブリックな自分と本当の自分との差が生まれていると思う。みんな秘密を抱えているのではないか」と登場人物との共通点を挙げ、「自分らしく生きる」ことの大切さを提示しようとしている。
◇「テレビは若者から離れていない」 名プロデューサーの使命
昨今、ラブコメといえば、邦画が全盛。また学園ものの王道ラブコメディーは、ゴールデンタイムに放送される連続ドラマの題材になりにくい状況だ。しかし瀬戸口プロデューサーは、そこに「トライしたい」といい、「学園を舞台にしたドラマですが、決して10代限定(のドラマ)ではない。同年代じゃないと楽しめないというものではない」と力を込める。「花男の時も、高校生はもちろん、大人の方もたくさん見ていただき、大半の女性の方には、幅広く支持してもらっていた」と、今回もターゲットは幅広い年齢層の女性だ。
そして「『テレビが若者の見たいものを作っていないんじゃないか』という指摘をする方もいる。ちゃんと面白いものを作って『テレビが若者から離れているんじゃない』ということを立証しなければいけない」「こういう作品が多くの方に支持されると、花男の時みたいに、若い世代の作品が作られていくことに、つながるかもしれない。誰も僕にそんな使命を課していないんですが、勝手に秘めた思いがあります」と並々ならぬ使命感を明かした。
- 29 - = =2018/4/22 2:12:07
- 37 - = =2018/4/24 23:37:59
4/25(水) 0:16配信
杉咲花、「King&Prince」平野紫耀、中川大志ら新世代キャストによる「花のち晴れ~花男 Next Season~」の第2話が4月24日にオンエア。前作「花より男子」を彷彿させる「恵比寿ガーデンプレイス、1時」のセリフにSNS上で多くの“花男”ファンが盛り上がった。
※以下、ネタバレを含む表現があります。ご了承ください。
ドラマから映画化へと展開し一大ブームを巻き起こした人気コミック「花より男子」の続編としてコミック連載がスタートし、この春からドラマ化された本作。前作から10年後の英徳学園を舞台に、連続ドラマ初主演となる杉咲さんがヒロイン 江戸川音を、『ういらぶ。』の公開も控える平野さんが道明寺司に憧れる神楽木晴を、音の婚約者で神楽木がライバル視する馳天馬を中川さんが演じ、この3人の三角関係を中心に物語は展開。濱田龍臣、今田美桜、鈴木仁、中田圭祐、飯豊まりえらも出演する。
前回のラストで音のピンチを結果的に救った神楽木だがそこに天馬も登場。2話では神楽木が音を落とすためにパンケーキ屋に誘う2人の“初デート”が描かれた。その後2人は道明寺邸を訪ねるが、道明寺への憧れを語る神楽木に音は自分が英徳に通い続ける理由は天馬との婚約のためだと告白。ショックで神楽木は倒れてしまう。
音の婚約者が天馬だと知り「C5」と共に桃乃園学院に潜人する神楽木だが、そこで天馬の完璧な生徒会長ぶりを知る…というのが2話のストーリー。
今回、神楽木が音の初デートの待ち合わせ場所と時間が「恵比寿ガーデンプレイス、1時」だったことにSNSが大きく反応。これは前作「花より男子」で牧野つくし(井上真央)が道明寺司(松本潤)と待ち合わせた場所でもありこれに「恵比寿ガーデンプレイス、1時……涙」「恵比寿ガーデンプレイス午後1時!!!でた!なつかしい」「恵比寿ガーデンプレイス 一時!この言葉だけでときめく」など懐かしさや感動を覚えたというコメントが続出。
また今回は天馬と音のデートシーンもあり、そこで見せる天馬のさりげない気遣いやふるまいにときめきを覚えた視聴者が多数。「中川大志イケメンすぎてつらい」「中川大志が、一番かっこいい」「輝いて見えて仕方がない。」などの声が多数寄せられた。
2話のラストで「お前は庶民狩りしない」と約束した神楽木だったが、翌朝音に嫉妬した愛莉(今田さん)によって“隠れ庶民”であることをバラされてしまう。2話にしてクライマックスかのような急展開となった「花のち晴れ」だが次回も見逃せない展開になりそうだ。
- 43 - = =2018/4/30 16:18:20
4/30(月) 12:00配信
7人組ディープファンクバンド 在日ファンクのボーカル兼リーダーで俳優としても活躍する浜野謙太が、5月1日放送のTBS系連続ドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(毎週火曜 後10:00)第3話から出演することが、わかった。浜野が演じるのは主人公 江戸川音(杉咲花)のバイト先の先輩 紺野亜里沙(木南晴夏)の彼氏 ミータン。浜野は「台本を読んで、爆笑しました。すごく面白かったし、全員キャラが立っていて、またそれぞれのキャラを 大事にしている感じだったので、この世界の中の人になれるのがうれしかったです」と喜びを語った。
ド派手な服に尖った靴という出で立ちのバンドマンで、チャラいがとてもいい人という個性的キャラのミータンは音と神楽木晴(平野紫耀)とダブルデートをし、2人の恋を後押しする役どころ。「超お金持ちの話に、(ミータンとしては)『こんなことあるかい!』と“庶民目線”で突っ込みを飛ばし続けたいですね。(金持ちに)馴じまないで一歩外にいることが『痛快さ』につながれば良いなと思っています」と物語にアクセントを加えそう。
2話まででも音と晴の仲を見守る、これまたかなりいい人ぶりを発揮した紺野だが、そんな彼女の恋人役とあって「ちゃんと紺野さんへの愛も伝わるようにしたいです(笑)」と意気込み。「イケメンと結婚できる人もいるかもしれないけれど、だいたいこっち側ですから(笑)。こんなダンナがいてもいいな、こっちも悪くないなって思ってもらいたいです(笑)」とアピールしている。
- 44 - = =2018/5/1 15:50:25
5/1(火) 16:45配信
神尾葉子の大ヒットコミック「花より男子」の新シリーズを、杉咲花主演でドラマ化した「花のち晴れ~花男 Next Season~」(毎週火曜夜10:00-11:07、TBS系)。webサイト「ザテレビジョン」で連日「視聴熱(※)」ドラマ デイリーランキングやウィークリーランキングの上位にランクインするなど、注目を集めている。
第2話では、晴(平野紫耀)が音(杉咲)を好きなことを自覚。音の婚約者 天馬(中川大志)のことを意識しつつも、音と心の距離を縮めようとし始める。しかし、晴のことが好きな愛莉(今田美桜)により、音は“隠れ庶民”だということを全校生徒にばらされて危機的状況に追い込まれる波乱の展開を迎えている。
ドラマの魅力に迫る連載で、今回は物語に深みを持たせ、本作の世界観を支える美術セットを作り出していく“セットの設計士”、美術デザイン?増田隼人氏にインタビューを行った。
※SNSや独自調査を集計、今熱い番組?人物?コトバからテレビの流行に迫る新指標
■ 英徳学園 C5サロンと食堂
――全体的なコンセプトは?
「花より男子」(2005年)、「花より男子2(リターンズ)」(2007年)という前シリーズがある作品なので、その世界観は残しつつ、新シリーズとしてグレードアップした感じにしたいと意識しました。また、原作が漫画ということもあり、実写としてのリアリティーにこだわりつつも、少女漫画ならではのファンタジー要素もいやらしくない程度に盛り込めるよう努力しました。
学校らしくというのは逆にあまり意識しないようにしてます。食堂はお金持ちの学生が集まる居場所としてふさわしい、パッと見て「おっ!」と思えるような、まるで高級ホテルのラウンジのような空間にするのが目標でした。
英徳学園は、寄付金制度があることによって、生徒たちには少なからず暗黙の階級が存在していると感じました。その繊細な格差を空間に落とし込むために、人口から奥にいくにつれてテーブルやイスのグレードを徐々に上げています。
“隠れ庶民”の音ちゃんは当然のごとく奥にはいけず、人口付近の席を選んでいます。音ちゃんの心理描写の手助けになるように空間にグラデーションをつけました。
――距離感を表現するために特にこだわっているところは?
食堂とC5のサロンは、スタジオで建てられる最大限のストロークを確保するために対角線をメインの芝居場に据え、三角形のダイナミックな空間を作りました。
江戸川音と神楽木晴、最初は一番遠い距離にいる二人がだんだんと近づいていく、交流が行われていく様子を物理的にも表現したく、奥行きとスケール感を大事にしています。
前シリーズより高さも広さもあるのですが、使っている木部の色味と壁の色味は前シリーズの色味を踏襲しています。そこは躯体として残しつつ、2階に関してはC5の新しい居場所として新しく作りました。1階と2階の階級の差を分かりやすく表現するために1階は木を使ったり暖色系の壁色にして、2階は石目調で白と青を多めに使って寒色系に、クールにしました。
また、階段の蹴上げのところにライトを仕込んで少し光らせているのですが、音楽番組のセットみたいにキラキラさせることで、少女漫画らしいファンタジー要素を思い切って取り人れています。
下から見たら空間は繋がっているけど、ライトアップされた階段を上ろうと思う人がいなくなるような、この階段から先は選ばれた人しか行けない感が出せたらと。
――C5サロンでのポイントは?
C5サロンのソファーは一見バラバラに配置しています。クラシックな茶色のソファーは神楽木専用で、世界に一点物の大きな3Pソファーにしました。晴なら「俺はこれに座る!」って決めるかなと考えて選びました。
晴以外は、僕の勝手な妄想ですが、愛莉が「海斗はこの色ね!」みたいな感じで全部強引に決めたんだろうと思って選びました(笑)。なので晴のソファ以外は同じブランドのソファを選んでします。
個人的にはこれも大事なポイントだと思っていて、色も形もバラバラで、クラシックなものとモダンなものが同居しているのって一見まとまりがないんですけど、F4に憧れで作った5人ということもあって、まだ未完成なところが多く、C5の持つどこか歪な関係性がひとつの可愛さであり、魅力なのかなとおもい、変に大人っぽくまとめずに素直に表現しました。
■ 晴の部屋
――晴の部屋のこだわりポイントは?
神楽木家は洋館なので土足なんですが、監督は豪邸のリアリティーとして床の質感をすごく大事にしていて、あの部屋を歩いたらちゃんとコツコツという靴音が鳴ることにこだわっていました。安っぽい材料を使うとそういう音がちゃんと出ないので、監督の要求を全力で叶えるべく床材には徹底的にお金をかけてとっても良いものを使いました(笑)。
また、C5のサロンは寒色系で色をまとめていたのですが、前シリーズで道明寺の部屋が赤系だったこともあり、晴の居場所はブルー系にしようと思い、壁の色も薄いブルーにしています。
メインソファーは最初、形として一般的なL字の豪華なものにしようと思っていたのですが、ソファーの反対側にはボルダリングの壁を配置したこともあり、堅苦しいものにしてしまうとボルダリングの壁が浮いてしまうなと思い、神楽木晴というヘタレなキャラクターを際立たせる意味も込めて、少し遊び心のある柔らかいものにしました。
このソファーもとても高級で、背もたれが360度動くんですけど、この部屋は物語の中で、音ちゃんのことを思って晴のさまざまな感情が現れる部屋なので、家具にも動きがあって、その芝居に絡めて使ってもらえたらいいなと思い、遊びのあるソファーを選びました。
――晴の部屋の中では、通販グッズを置いた棚が印象的ですよね。
晴らしさが出ているこの通販グッズのコーナーですが、最初は部屋全体に通販グッズが散らかっているような感じにしようかとも思ったのですが、結局お金持ちで執事やお手伝いさんもいるので、ベースは綺麗だけど、ここだけは「俺なりの秩序がある!」という手付かずのスペースとして局所的に乱雑な場所としました。父の巌に見られたくない晴の人間性がちらりと見えている感じにしました。
陳列の仕方も、買っては飽きてと雑多になっていく感じにして、時間の厚みを出せたらいいなと。通販グッズはオリジナルで作ったものと市販されているものが半々くらいです。
「リーダー湿布」や「いいことホイホイ」などはオリジナルで作りました。ADさんたちとアイデアを集めて、「これ面白いかも!」って大喜利みたいに。そんなに映るところでもないので遊んでしまおうと(笑)。漫画原作で、フィクションだからこそできる遊びだと思います。
■ 江戸川家
――江戸川家のこだわりポイントは?
江戸川家で一番のポイントは大きなソファーです。他の家具や物が差し押さえられている中で、これだけは死守したというもので、このソファーが浮くように部屋を作り上げました。
前シリーズの主人公 つくしちゃんの家は物が多くて飾り込んでいたのですが、新シリーズにおいての音ちゃんに関しては、裕福な時から貧乏になってまだ半年しかたっていないので、その微妙な期間に適切な飾り込みを心掛けました。
半年間の生活の厚みを局所的に密度を上げていきたいと思い、特にキッチン周りは「少ないお金でご飯を食べていかなきゃいけない!」という音ちゃんの、しっかりした部分を出せるように飾りの密度をあげています。
豆苗は紺野さんの家にも置いてあって、紺野さんから教えてもらったという設定になっています。なので、紺野さんのお家のキッチンには家庭菜園の先輩らしくもっと大きい豆苗を置いています。
その微妙な設定を決めた以上、撮影の度に良い感じに育てた豆苗を用意しないといけないのですが、いい塩梅で育てるのが意外と難しいんですよね(笑)。
音ちゃんの部屋は奥にあるんですが、さっぱりさせています。原作と台本を何度も読んでいく中で、裕福な生活から一転して貧乏な生活になった時に、音ちゃんは多感な時期でおしゃれもしたいし、かわいい家具も集めたいけど、家族の中で誰よりもその状況を理解して、私がしっかりしないといけないと覚悟を持っている子だと思いました。今の音ちゃんに過去の裕福だった時の人間性が見えないのはその覚悟があるからだと思います。
最初はそれなりに飾ろうとも思っていたのですが、その解釈に行き着いてから「音ちゃんはそんな事しないだろう…!」って自分に言い聞かせるように引き算していき、かなりシンプルになりました。
あとソファーの横に吊るしてあるティッシュなどは、スタッフ皆が各々実家やおばあちゃん地でやっていた生活の知恵のアイデアを出し合いました。
キッチンの蛇口のボルトのところに輪ゴムとラップを巻いているんですが、それは僕も古い家に住んでいて同じような蛇口で水が漏れてしまっていたので、その漏れを防止するために母がやっていたのを思い出して提案しました。絶対映らないと思うんですけど(笑)。
音ちゃんの逆境に立ち向かう覚悟を持った健気で芯のある女性像を、キッチンの充実度と自室の簡素具合に込めたつもりです。
■ 第3話あらすじ
音(杉咲)は、晴(平野)から「お前は庶民狩りをしない」と言われほっとしたのも束の間、全校生徒に“隠れ庶民”であることを知られてしまう。晴の仕業だと思いこんだ音は、深く傷つく。
一方、晴はこれまで庶民狩りをしてきた“C5”としての自分と、音を救いたいという思いの間で悩む。
そして翌日、英徳学園に退学届を出す決意を固めて登校した音は、生徒たちにとり囲まれてしまう。騒ぎを聞きつけてC5の面々が駆けつけると、そこには突き飛ばされ、土下座させられた音の姿が。
晴が音のもとに駆け寄ろうとするも、生徒たちの人垣に阻まれてなかなか前へ進めずにいる中、天馬(中川)が音の元に駆けつけてくる。
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