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TBS恒例の大型音楽番組『音楽の日』が、7月14日に放送される。司会の1人は例年通り中居正広で、計100組を超える出演陣も発表されているが、過去同番組に一度も登場していない嵐が、今年も不出演であることも判明した。すでに“過去のもの”となったはずの“ジャニーズ派閥問題”が、いまだ尾を引いているということなのだろうか。
かつてジャニーズ事務所内では、SMAPやKis-My-Ft2らを率いる飯島三智氏と、嵐やTOKIOらを率いる藤島ジュリー景子氏がそれぞれ派閥をつくり、次期社長の座を争って対立していたとされる。両派閥のグループは、ほぼ共演NGという状態で、ジャニーズファンからは不満や疑問の声が飛び交っていたものである。
2011年スタートの『音楽の日』も、当初はこの派閥問題が表面化した番組だった。出演陣は、SMAPをはじめとする“飯島派”、またジャニー喜多川社長がマネジメントをしているKinKi Kidsや中山優馬のみで、“ジュリー派”のグループは、一切登場していなかったのだ。
「ところが16年、飯島氏がジャニーズを退職すると、同年から翌17年にかけて、NEWSやV6、Hey!Say!JUMPなど、もともとジュリー氏管轄だったグループが、一斉に登場するようになりました。しかし、派閥が解体されたにもかかわらず、嵐が『音楽の日』に登場しないため、ファンからは『やっぱりSMAPと嵐だけは遺恨が残っているの?』といった声が出ています」(芸能ライター)
しかし実際のところ、ジャニーズは中居や木村拓哉と嵐の共演を前向きに捉え、実現の機会を伺っているという。
「これまで共演がなかったのは、メンバー個人の意志はまるで関係なく、全て飯島氏とジュリー氏の関係性によるものでした。ジャニーズは、木村と二宮和也が8月公開の映画『検察側の罪人』で共演することからもわかるように、元SMAPの2人と嵐の共演を進めたいと考えているようです。ただ、共演NGを一気に解禁すると、『世間はどう反応するのか?』ばかりを気にして、足踏みをしているんだとか。一方テレビ局側も、彼らの共演に後ろ向きなわけではありませんが、『音楽の日』に限っていえば、櫻井翔が日本テレビの『THE MUSIC DAY』で総合司会を務めている都合上、TBSは簡単に嵐にオファーをしづらい面があるようです」(テレビ局関係者)
飯島氏が事務所を去るまでは、『NHK紅白歌合戦』や『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)など、「ジャニーズと“対等”な関係を築いている音楽番組以外ではまったく共演がなかった」というSMAPと嵐。確かに、突然、共演が解禁されるとなると、世間は驚くかもしれない。
「『検察側の罪人』で木村と二宮が共演すると発表されたときも、双方ファンや業界内に大きな衝撃を与えていましたしね。一部のSMAPファンからは『ついに木村くんが、ジュリー派に飲み込まれてしまった』などと、ネガティブな声も多くあっただけに、ジャニーズは各所への影響を考えて、元SMAPと嵐の共演には慎重になるしかないと考えているのでしょう。ただ、何年後かに『音楽の日』に嵐が出演する可能性は、かなり高いものと思われます」(同)
双方ファンに何のしこりも残さない状態で、晴れて共演が完全解禁となる日を待ちたい。