ヒロミがMCを務めるフジテレビ系の新バラエティ番組『アオハルTV』の初回2時間スペシャルが27日に放送されたが、視聴率は“5%割れ”の4.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)しか取れず、壮絶な大爆死を遂げた。これにより、番組が始まったばかりなのに、早くも“打ち切り”の危機に瀕する事態になってしまった。
同番組は、アツくてちょっぴり変わっていておもしろい“アオハル(青春)さん”に出会うべく、全国をリサーチ。さまざまなコーナーを通じて現役“アオハル”のリアルな実態、年齢問わず何かに熱中している全国の人々や芸人、心揺さぶる青春ドキュメンタリーまで、幅広く“アオハル”を紹介する内容。Sexy Zoneの菊池風磨と佐藤勝利、DAIGO、ビビる大木がレギュラー出演し、初回では現役復帰したフィギュアスケーターの高橋大輔選手がゲストとして登場した。
いうまでもなく、日曜ゴールデン帯は日本テレビを筆頭に人気番組が並ぶ“激戦区”。そんな中、フジは視聴率争いに背を向けるかのごとく、敗戦処理的な『ニチファミ!』枠で、特番を流してきた。しかし、この1月からてこ人れに着手。午後8時台に『でんじろうのTHE実験』(2月3日放送開始)、9時台に『アオハルTV』をラインナップした。
27日、午後8時台の他局の番組は、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)が20.5%、『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)が14.9%と高視聴率をマークしたほか、NHK大河ドラマ『いだてん』第4話が11.6%、午後7時からの『消えた天才 2時間スペシャル』(TBS系)が8.5%で、『アオハルTV』は大惨敗。
午後9時台で見ても、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)が17.1%、日曜劇場『グッドワイフ』(TBS系)第2話が9.6%で、この時間帯でも苦しい戦いを強いられた。
「『ニチファミ!』の視聴率は5%前後でしたので、てこ人れの成果はなし。本来、初回なら興味本位で見る視聴者も多いのですが、それでも4.1%しか取れなかったのは、いかに注目度が低かったかということです。2月3日は休止で、午後8時から『でんじろうのTHE実験』2時間スペシャルがオンエアされますが、これまた大爆死のにおいが漂ってきます。『アオハルTV』は通常9時台放送なので、『イッテQ!』や『一軒家』と基本的にはバッティングしません。その意味で、次回放送(2月10日)が正念場。そこでまた爆死するようなら、お先真っ暗でしょうね。ジャニーズとしても、売り出し中のSexy Zoneのメンバー2人を送り込んでいるのに、こんな低視聴率しか取れないのでは由々しき問題です」(芸能関係者)
フジにとって、不幸中の幸いなのは、ライバル番組のひとつである、TBS日曜劇場の今クールの数字がイマイチなことか……。第2回放送以降も結果が出せなければ、『アオハルTV』は1クールで打ち切りも浮上しかねないだろう。