“キンプリ”こと『King&Prince』のデビューが発表されて早1年。ファンの間では次期デビューグループの予想が盛り上がっているが、どうやら明るい材料ばかりではないようだ。
「次期デビュー最右翼は、YouTubeの音楽イベント出演や滝沢秀明社長プロデュースのMV公開で注目を集める『SixTONES』。来月には主演級映画の公開も控えるなど、デビュー間近のところまで来ています。不安要素は年齢で、メンバー最年長は来月25歳。最年少も21歳とJr.にしては高齢ですから、ティーン層へのウケはあまり見込めないでしょう」(ジャニーズウオッチャー)
さらに、次代を担う“若手グループ”も、徐々にフレッシュさを失いつつあるようで…。
「若手では、ジャニーズ本流の流れをくむ正統派グループ『HiHi JETs』と『美 少年』も有力候補。しかし、2組とも一部メンバーが高校卒業や成人を控えており、10代でデビューしてフレッシュさを押し出すジャニーズお得意の売り出し方が難しくなりつつあるんです」(同?ウオッチャー)
つまり、現在のJr.は「上が詰まっているため、下もそれなりの年齢にならないと出てこれない」という悪循環の真っただ中。一体、何がこうした状況を招いたのだろうか。
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すべて『Sexy Zone』が売れないせい?
「直近でいえば、『キンプリ』が結成からデビューまで3年も要したことですね。彼らはワールドカップバレーに伴い、ジャニーズから新ユニットがデビューする周期にあたる2015年に結成。最初の持ち歌『勝つんだWIN!』はバレータイアップ用に作られたとしか思えない楽曲でしたが、なぜかその年だけ前回大会同様『Sexy Zone』(セクゾ)がサポーターを務めたんです」(同)
そしてこの不可解な決定には、当の「セクゾ」の伸び悩みが関係していたのだという。
「2大会連続でサポーターとなった『セクゾ』ですが、15年大会当時は佐藤勝利?中島健人?菊池風磨の3人のみで活動している“迷走期”でした。これは、当時彼らを担当していた元『SMAP』マネージャーのI氏が、なかなかブレークしない状況を見て“人気のある3人”のみを売り出そうと考えたから。つまり、デビューから数年たっても『セクゾ』がパッとしなかったため、テコ人れとして3人体制へ移行。3人体制を印象付ける大型タイアップ欲しさにバレーへねじ込んだことで、新ユニットデビューの場が奪われたわけです。結局、『セクゾ』が最初の数年である程度までブレークできなかったことが、Jr.のデビューを遅らせ続ける現状を招いたと言っていいでしょう」(同)
こうした現象は、ファンの間で「セクゾ渋滞」などと呼ばれている。しかし、「Sexy Zone」がいまだにブレークしきれていないところを見ると、渋滞の影響を食らったJr.は“無駄な犠牲”を強いられたと言えるだろう。