107 COMMENT2007/6/6 12:40:00
以前から映画作家として、アメリカでも受ける娯楽性が高い作品を作りたいという夢があった。海外に仕事で行ったときに、地元の映画学校の学生と話す機会があり、『どんな作品がいいのか?』と聞いたとき“カンフー”がいいという話がでた。しかしカンフー映画だけだと今までに、たくさんあるし、すでに見慣れた感じがする。そこでカンフーと“寿司”をあわせた作品を考えてみた。武道の修行者が寿司の修行者でもあり、人格的に自分を鍛えながら、寿司の道を成就しつつ、武術家としても成長しステップアップする、言語も関係なく、子供でも喜べる話を企画した。
その後、堂本光一さんが主演に決定してからこのプロジェクトが進み始めた。彼の舞台をみてもわかるように、アクションを代役なしで演じられる希代のスター。“寿司”に関してもひたすら練習をつむストイックさもあり、ちょっとドジなキャラも演じられる人物。彼の参加によってより現実的、具体的に楽しめるものが出来あがっていった。
同時にタイトルも彼自身のイメージにぴったりな、『スシ王子!』に決まった。
物話は主人公・米寿司(まいずつかさ)の成長していく部分をテレビドラマ部分として、
銀幕版はもともとの発想の原点である、世界共通なものである“寿司”が日本の江戸前寿司と比べてどうなのかという料理映画の楽しみと、武術で戦って成長していくアクション映画の楽しみを描ければと思っています。113 ......2007/6/6 12:51:00
2007年06月06日 更新
KinKi Kidsの堂本光一(28)が主演する7月スタートのテレビ朝日系「スシ王子!」(金曜後11・15)の映画化が5日、発表された。映画版「スシ王子!銀幕版」(堤幸彦監督)で、天才寿司職人役の光一は、映画単独初主演となる。昨今「ハンカチ王子」「ハニカミ王子」と王子の活躍が目立つが、今度は“光一王子”がスクリーンで大瀑れだ。来年GW公開を目指し、今月上旬に撮人する。
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野球界、ゴルフ界に続いて、今度は映画界に“王子”が誕生する。
連ドラ「スシ王子」は光一扮する天才寿司職人、米寿司(まいず・つかさ)が主人公。拳の握り方の真髄を知るため、日本全国を旅して寿司修業に励むが、そのつど現れる刺客と寿司対決を繰り広げるオリジナルのアクションコメディーだ。
映画版は舞台を海外に移し、ダイナミックな寿司対決を展開。光一はドラマで、プロ直伝の寿司作りの技術を披露する一方、スタントなしでアクションにも挑戦しており、映画版ではさらにスケールアップした演技が期待できそう。堤監督がドラマに続きメガホンをとる。ワーナー・ブラザース映画配給で、来年ゴールデンウイーク公開を目指し、今月上旬にクランクイン予定。
王子といえば、3日に東京六大学野球で早稲田優勝の勝利投手になった「ハンカチ王子」こと早大・斎藤佑樹投手(19)や、先月開催の「マンシングウエアKSBカップ」で15歳という“世界最年少”でツアー優勝した「ハニカミ王子」こと、石川遼(15)の活躍などスポーツ界は王子盛り。
光一王子も負けてはいられない。映画出演は平成6年公開の「家なき子」以来4度目。今回が単独映画初主演となる光一は「自分にとって、本当に久しぶりの映画。先日ドラマの撮影も無事終了し、引き続き、堤監督をはじめ、すばらしいスタッフと一緒に仕事ができることが大変うれしいです」とやる気満々。「ドラマとは違った映画ならではのスケールで、撮影できることを楽しみにしています」と熱演を約束した。スクリーンで、どんな王子ぶりを見せるか注目だ。
一方、連ドラに引き続き、映画版にもKAT-TUNの中丸雄一(23)が司の相棒、太郎役で出演する。中丸は「映画化が決まってすごく驚きました。でもそれ以上に、光一君、堤監督の作品に映画でも参加できることがいまから楽しみです」と気合十分だ。
ドラマ「スシ王子!」は7月スタートで、金曜ナイトドラマ枠(後11・15)で放送。光一にとっては5年ぶりの連ドラ主演作となる。
スシ一家に生まれ、天才寿司王子と呼ばれた少年、米寿司(光一)は父を海で亡くした時のショックでウオノメ症候群となり、寿司を捨て、カンフー(自然流琉球唐手)にのめり込む。が、25歳になった時、寿司の握りこそが「拳の握りの真髄」という自然流の教えで再び寿司の世界へ。司は父の友人で「自然流琉球唐手」免許皆伝の寿司職人、奥平海月に弟子人り。海月から授かった「指南書」の教え通りに握りの修業をしながら、日本各地の港を巡り、寿司の技術を深めるが…。