キンプリ岩橋玄樹の闘病を支える2人の先輩とメンバーたちの絆
2019.03.01
昨年パニック障害を公表し、治療に専念するため芸能活動を一時休止しているKing&Princeの岩橋玄樹さん。先日、一部活動再開というアナウンスがあったばかりですが、28日には「再度の活動休止」が発表されました。
嵐が活動休止する2020年までに、キンプリをトップアイドルの地位まで押し上げるのが、ジャニーズ事務所の至上命題。それゆえキンプリが抱えるプレッシャーは想像を絶するもののようですが、アツコさんが現場の声を交えてレポートします。
芸能活動の一時休止を発表し、昨年11月からパニック障害の治療に専念していたKing&Princeの岩橋玄樹くんが、たった3カ月で復帰宣言。3rdシングル『君を待ってる』をもって一部の芸能活動を再開するとの事で、ティアラの皆さんが喜んだのも束の間……。2月28日に「再び不安定な状態となり、医師から人院加療が必要と判断されたため、再度の活動休止」を発表。人院を余儀なくされているとの報には胸が詰まる思いよ。
元々ティアラの間でも「復帰は嬉しいけれど早過ぎない?? 完治したの?? もう大丈夫なの?」と心配する声があがっていて、そんな矢先の活動再開の見送り。とても残念だけど、こんな状態で仕事を続けるよりも、今は快方に向かうようちゃんと治療して、ゆっくり休養して欲しいと祈るばかり。活動見送りというこの決断に至るまでにはかなりの勇気が必要だったと思うし、誰も責めたりしないしね。
「純粋な休養期間は2カ月もなかったはず」
突然の発表で二転三転しちゃったからバタバタだったけど、アツも各方面にいろいろと聞いてみたのよ。で、ベテランのジャニーズ担当編集さんの談。
「復帰の第一報を聞いた時は、正直ずいぶん早いなと思ったよ。当初、新曲『君を待ってる』は3月20日のリリースだったから、歌やダンスのレッスン、レコーディングやPV撮りのために遅くとも1月から準備を始めていただろうし。となると純粋な休養期間は2カ月もなかったはず。そんな短期間の休養で平気なのかって疑問を持ったのは確か。
足の怪我とか骨折なんかだと治っていくのが目に見えるからすぐに判断が下せるけど、精神的な疾患は個人差もあるし完治の判断は難しくてなかなか下せない。だから初めはキンプリにNEXT嵐を託す事務所が焦りまくって多少、強引に復帰させたのかと思っていた」
ところが「あれこれ調べていくうちに岩橋本人が『1日も早く復帰したい!』と、自らが強く希望したという話が聞こえてきて驚いた」んですって。どうやら今回の早い復活は玄樹くん自身が望んだ事のよう。
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休養中に陰ながら支えてくれた事務所の先輩たちが「焦る事はないんだよ」と何回もアドバイスしたらしいんだけど、玄樹くんは「自分自身と相談しながら、一歩ずつですけどボチボチやっていきます」と返事をしたそうで、玄樹くんなりの今の"答え"が出たから復帰への道が開かれていったみたいなの。
とはいえもちろん心配は残されていて、玄樹くんと一緒にドラマを作っていたスタッフは、その頑張りすぎちゃうところを賞賛しつつ心を痛めていたわ。
「彼は責任感も人一倍強いし、負けず嫌いの頑張り屋。だから現場で弱音を吐く事はなかった。周囲の大人が気づかなくちゃいけなかったんだろうけど、あ?、疲れているんだろうなと思うぐらいで気にかけてあげられず本当に申し訳なかったなと思ってる。
だから活動再開の知らせが来た時は、また一緒に仕事ができるのはとても楽しみだけど、パニック障害はいつどこで再び起きるか分からないし、不安は尽きないなと思ったんだよね。
実際、『またすぐに休養という状態になったらどんな対応をするんだろう?』と心配していた人が多かったのも事実。本人も毎日の生活の中で気をつけていくだろうけど、何よりムリは禁物だし。
でも真面目なゆえに彼の場合はムリをしがちだからね。とにかく焦らずにと願わずにはいられないよ」
岩橋玄樹を献身的にサポートした2人の大先輩OとK
さっきも少し触れたけれど、玄樹くんの休養期間中にサポートしてくれたのは事務所の先輩たちだったんですって。先輩たちのお名前はここでは伏せるけど、今までその交流はあまり知られていなかったものの、俳優業を中心に活動している心優しき大物先輩2人 OくんとKくんが中心となり、親身になってバックアップしてくれたんだとか。
事情を知る某テレビ局スタッフが言うには、2人は玄樹くんのことを本当に可愛がっていて。
「彼らはかなり年の離れた先輩たちなんだけどね。仕事の事についてもプライベートについても、岩橋に様々なアドバイスを送って、時に息抜きのためにご飯を食べに行ったりもして、公私にわたり面倒を見ていたらしい。その影響か仕事に対する気持ちにも随分と変化があったみたいで、岩橋も少しずつ自信を取り戻していったんじゃないかな」
頼もしい先輩たちに助けてもらいながら、懸命に治療を続けていたのね。
先輩たちの存在はもちろんだけど、何が心強いかと言えば、いつどんな時も「そこに岩橋玄樹がいる」体で活動を続けてきたキンプリメンバーがいてくれた事。それって何より一番の救いだっただろうなと思うの。このブレない絆には感動すら覚えちゃうわ。
嵐の活動休止までにキンプリをトップアイドルにするという命題
ただね、ジャニーズ事務所がキンプリに力を注ぎ過ぎてる感があからさまだったのは事実。事情通によると「事務所の総力を上げてキンプリを押し上げようとしている」のよね。
「嵐の活動休止までの2年間のうちにトップアイドルに育て上げるのが絶対的な命題だから、キンプリのメンバーは嬉しい反面、重圧も大きい。それが吉と出ればいいけれど、凶になる場合だってあるのが現実。バッシングを恐れてか、これからはジャニーズ事務所も"働き方改革"をしていくと公言しているけど、所属タレントに対して本当に手厚いケアが出来るのか?? みんな半信半疑で見守っていたんだよね」
加えてキンプリには既にいろんな噂がチラホラ。終了をアナウンスされた『ナカイの窓』の後は『キンプリの窓』になるらしいとか、今年の夏の『24時間テレビ42?愛は地球を救う』のメインパーソナリティーに内定したとか、まことしやかに囁かれていて。まぁ、日テレがらみが多いのは現在、キンプリは『ZIP!』の中で『DESHIIRI!』というコーナーを持ってる事もあるんだけど。とにかくジャニーズと日テレのパイプは極太だしね。
こんなに仕事が詰まっている状態で「まったり復帰」は出来ないだろうし、業界内にはまだまだ「予断許さず」と言って心配している人たちがわんさかいたというのが実状だったのよね(ちなみに『ナカイの窓』は終了するけれど、中居正広さんは引き続き日テレ金曜深夜に、新たに番組をスタートさせるのでご心配なく!)。