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連日、SMAPの解散報道が世間をにぎわせているが、18日に放送されたフジテレビ系「SMAP×SMAP」で、メンバーが緊急生出演して謝罪したことで、とりあえずは、「SMAPの解散は回避された」との方向へ向かっている。しかし、今回の騒動でSMAPの冠番組「SMAP×SMAP」が終了することは既定路線で、すでに業界では、20年続いた「SMAP×SMAP」の後継番組は何になるかということに注目は移っている。そんな中、「後継番組はKinKi Kidsが担当する」という重要な情報をキャッチした。
まずは、KinKi Kidsに決定するまでの背景を説明したい。今回の騒動でジャニーズには、大きな2つの派閥があることが知れ渡った。SMAPの担当マネージャーが率いるSMAP、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、A.B.C-Zの派閥。そして、藤島ジュリー氏が率いるTOKIO、嵐、関ジャニ∞、NEWS、KAT-TUNなどが所属する派閥だ。今回のSMAPの騒動は、この2つの派閥の闘争という側面があるため、本来ならば、派閥闘争に勝利した藤島ジュリー氏が率いる派閥のグループが「SMAP×SMAP」の枠を奪い取るのが順当である。
しかし、これでは世論を大きく敵に回すことは明らかだ。さらに、担当したグループへのバッシングにつながる可能性もある。事務所としては、藤島ジュリー氏が率いる派閥のグループの番組を作ることを強引に主張したが、さすがにフジテレビ側が難色を示した。そこで、KinKi Kidsに白羽の矢が立った。KinKi Kidsは、ジャニー喜多川氏直属のグループであり、いわば中間派。とりあえず、この放送枠を死守したいジャニーズ事務所は納得したようだ。
そもそもKinKi Kidsとフジテレビの関係は良好だ。フジテレビでは、1996年から「LOVE LOVEあいしてる」、後継番組となる「堂本兄弟」「新堂本兄弟」を放送しており、現在は、時間帯を日曜の昼間に移して「KinKi Kidsのブンブブーン」を担当している。そこで、フジテレビとしては、再びKinKi Kidsを夜帯の時間に戻すことで、「SMAP×SMAP」の後継とする考えだ。
KinKi Kidsとして、棚からぼたもち、漁夫の利という状況だが、これだけではない。すでに今回の騒動で今年の「NHK紅白歌合戦」のSMAPの出演はなくなったため、ジャニーズ枠が空くことになる。その枠にもKinKi Kidsが抜擢されることが濃厚のようだ。KinKi Kidsは、1997年に発売されたデビューシングル「硝子の少年」で音楽チャートで3週連続第1位を記録。その後も音楽活動を精力的に継続していたものの、NHK紅白歌合戦への出場はない。名実ともに、いつ選ばれてもおかしくなかったが、いわば“ジャニーズ枠”の影響を受けていたため、実現には至らなかったのだ。しかし、今年は念願の出場となりそうだ。
このラッキーな状況を渦中の堂本剛と堂本光一は、どう考えているのか。「さすがに、二人とも腰が引けている」と話すのはテレビ局関係者だ。KinKi Kidsはジュニア時代からSMAPのバックダンサーを多く担当。SMAPへの尊敬の念は大きい。特に剛は、拒否反応を示しており、事務所関係者が説得に動いているという。しかし、「決して悪い話ではないため、最終的には剛も納得するはず」(同)と見られているようだ。
着々と、業界では“月兑SMAP”が進んでいる。
- 12660 - = =2016/1/20 17:41:00
週刊文春?1月20日(水)16時1分配信
1月18日夜、フジテレビが生中継したSMAPの緊急謝罪会見。ダークスーツ姿で神妙な面持ちのメンバーたちはそれぞれに謝罪の言葉を述べたが、「存
続」は明言しなかった。週刊文春はSMAP存続の条件について、同日正午、ジャニーズ事務所の顧問であり、関連会社「ジャニーズ?エンタテイメント」代表
取締役の小杉理宇造氏(68)にインタビュー。小杉氏は独立騒動の顛末についても子細に答えた。
「一度独立を表明した(木村拓哉以外の)4人のメンバーが事務所に戻るには、当然条件があります。まずは国民的スターの自覚もなく、曖昧な言動でファンや
関係者にご迷惑、ご心配をかけたことを謝罪すること。“内”に向けた謝罪も必要です。社長のジャニー(喜多川氏)をはじめ、事務所の社員にも許しを乞うこ
と。
さらに今回は木村君が残るという形でメンバーが4対1に割れてしまった。寂しい思いをした木村君、大切な仲間である彼にも謝るべきだと申し人れました」
生中継前日の17日夜、木村以外のメンバーは東京?渋谷区にある関連会社に集合。草なぎ(弓へんに剪)剛が会見で「今回ジャニーさんに謝る機会を木村君
が作ってくれて今僕らはここに立てています」と明かした通り、この晩、4人は木村の仲介でジャニー社長に騒動後初めて会っていた。
独立の動きが表面化した全てのきっかけは、ちょうど1年前、週刊文春が掲載した藤島メリー泰子副社長のインタビューだった(2015年1月29日号)。週刊文春は最新の1月28日号でSMAPクーデター鎮圧の全内幕を詳報する。
<週刊文春2016年1月28日号『スクープ速報』より>
「週刊文春」編集部
- 12686 - = =2016/1/20 17:53:00