太宰治の代表作を映画化する「人間失格」。公開に先立ち、原作である角川文庫刊「人間失格」のカバーに主演の生田斗真が10月より登場し、現在まで10万部以上のセールスを記録している。そして、12月15日より、角川文庫のすべての太宰治作品(全10アイテム)で、生田の期間限定カバーがお目見えすることが明らかになった。

 映画の主役が原作者の全作品のカバーを飾ることは、出版界としては画期的な試みとなる。生田が登場するカバー全10作品ラインアップ(カバー撮影/江森康之)は以下のとおり。

「人間失格」(定価300円)
「走れメロス」(定価380円)
「晩年」(定価540円)
「女生徒」(460円)
「斜陽」(定価340円)
「ヴィヨンの妻」(定価540円)
「ろまん燈籠」(定価420円)
「津軽」(定価420円)
「もの思う葦」(定価420円)
「愛と苦悩の手紙」(定価620円)

 映画「人間失格」は、「四十八赤目瀧心中未遂」の鬼才.荒戸源次郎監督が完全映画化したもの。爽やかな役柄が多かった生田が、美しい容姿と生来の魅力で、異性のみならず同性すら魅了する青年.葉蔵役に体当たりで挑戦する。共演は、伊勢谷友介、寺島しのぶ、石原さとみ、小池栄子、坂井真紀、森田剛。

 「人間失格」は2010年2月20日より全国ロードショー。 "