「ＮＨＫ紅白歌合戦?リハーサル」（２９日、ＮＨＫホール）
大御所の北島三郎（７２）はＳＭＡＰと組み、新宿コマ劇場で使っている船のセットを持ち込んだダイナミックな舞台で、ド派手衣装の小林幸子（５５）に対抗する。
今年は全体で４３番目に登場するサブちゃん。対戦表上における紅組の相手こそ違うが、小林に続く出番。それもあってか、とっておきの演出を用意している。紅白では初となる大ヒット曲「北の漁場」を歌うが、劇場公演でこの曲を歌う際に使う漁船のセット?北島丸を用いた名物演出を披露する。
ステージを海に見立て大量のスモークを張り、バックには大海原の映像を流す。その真ん中に大漁旗に飾られた漁船が置かれ、船首でサブちゃんが立って歌う。船は前後左右に大きく揺れ、本当に海の中にいるようにみせる。もちろん、今年限りで幕を下ろす新宿コマ劇場でも使っており、同劇場への惜別を込めて、ダイナミックな舞台を展開する。
さらには、強力な援軍もいる。ＳＭＡＰの５人のメンバーが、北島とともに漁船へ乗り込み、盛り上げることになっている。小林幸子の電飾衣装の華やかさに対し、こちらは男くさい「剛」のイメージ。「不景気な世の中。多くの人が少しでも明るく年を越せるようにしたい」とサブちゃん。隠れた対決にも注目だ。
