◆第５３回ブルーリボン賞 ▽新人賞?生田斗真「人間失格」「ハナミズキ」 ジャニーズの異端児、生田斗真（２６）が事務所初の栄誉に輝いた。「誰もやらなかったことを探してきてこの賞をもらえたのはすごく意味あることだと思います」。太宰治の代表作を映画化した「人間失格」（荒戸源次郎監督）で、初出演で主演を張った。荒戸監督に受賞を報告すると「一番いいのをもらったな」と祝福された。
ＣＤ発売やコンサートを主な仕事とするジャニーズの中で一貫して俳優の道を歩んできた。同期には嵐の松本潤、二宮和也、相葉雅紀、ＮＥＷＳの山下智久らがいる。「落ちこぼれじゃないけど、そういう感覚でしたから。高校を卒業するときですね。何とか自分の生きる道を見つけようとして、俳優として地位を確立していくんだと思いました。毎週舞台や映画を見に行きました」。自信を得た今は「彼らと違うところ？ カラオケに行って自分に持ち歌がないことくらいです（笑い）」
新たな目標もできた。「舞台の勉強で英国とドイツに行ったんですが、文化と人が密接で、こういうところで拍手を浴びたいと思った」。ジャニーズ初の専業俳優は着実にスケールアップしている。
[2011/1/26-06:00?スポーツ報知]
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20110126-OHT1T00004.htm
