◆新人賞?生田斗真「人間失格」「ハナミズキ」 東京映画記者会(スポーツ報知など在京スポーツ7紙の映画担当者で構成)が選ぶ「第53回(2010年度)ブルーリボン賞」の授賞式が15日、東京?銀座ブロッサムで行われた。「悪人」で主演男優賞を獲得した妻夫木聡(30)と、「人間失格」「ハナミズキ」で新人賞に輝いた生田斗真(26)は、主演舞台の公演真っ最中のところを駆けつけ、途中退席となったが、ステージ上で喜びを爆発させた。
新人賞を獲得した生田は現在、東京?渋谷のBunkamuraシアターコクーンで上演中の「ミシマダブル」に出演中。劇中では女装をするため、メーク時間が通常より長くかかることから、授賞式への出席が危ぶまれたが、ギリギリまで調整の末、オーケーサインが出た。
ジャニーズ勢では初の受賞に「自分自身、他の人たちがやらなかったこと、できなかったことを実践してきた。賞とは無縁の男だと思っていたが、今回もらうことができて、本当に良かったです」と、自らの歩む道が間違っていなかったことを確信。客席からは「人間失格」を製作した角川映画の角川歴彦会長らが見守っていたが「自分を映画の世界に引き込んでくれた角川会長を始め、父、母、応援してくれた全てのファンに感謝します」と深々と頭を下げた。
妻夫木とは写真撮影の間もずっと談笑し、会場を出る際には「今度、舞台を見に行きます」と約束を交わした。わずかな時間ではあったものの、“大先輩”たちと過ごした時間は、生田の大きな血禸となったに違いない。
[2011/2/16-06:00?スポーツ報知]
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20110216-OHT1T00068.htm?from=related