- 7100 - = =2017/5/23 17:15:00
- 7137 - = =2017/5/23 21:24:00
『貴族探偵』超低視聴率は「BSの酔っ払いオジサン」のせい!? 視聴世代丸かぶり「オバケ番組」に白旗か
Business Journal 2017.05.23
22日に放送された『貴族探偵』(フジテレビ系)6話の視聴率が7.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。またもワースト更新である。
相葉雅紀の「貴族演技」が微妙という声や、豪華キャストがまったく活かせていないという意見、コントのような雰囲気と緊張感のなさなど、とにかく酷評が目立つ同ドラマ。これほど視聴率が下がるのも当然といえる。
一部報道では、これまで同枠に縁のなかったM3層「50代以上男性」の評価が高いということで、新たな可能性を示したという声もあったが、結果は伴っていない。
20代女性の評価はさほどという状況だが、実はこの「M3層から高評価」という点が、『貴族探偵』の数字を落ちるところまで落とす可能性を秘めているという。
「BS-TBSで同時間帯に放送中の15分×4番組(3本は再放送)『吉田類の酒場放浪記』が強力なライバルといえます。同番組は、酒場ライター、画家、作家でもある吉田類さんが街の居酒屋をふらりと訪れ酒を飲むのを軸に、常連客との触れ合ったり街を探訪したりという番組で、同局の看板番組ともいえる人気コンテンツ。
一時はBSとは思えないレベルの視聴率を獲得した時期もありましたが、同番組はまさに『M3層』が見そうな番組です。最近は若者にも人気とのことですが、凋落の見える月9とは勢いが違います。まさかの世代のバッティングも影響しているのでは......」(記者)
近年の月9は若者を対象にした恋愛ものが多かった。それでも数字の減少を止められない中、豪華キャストで逆転を狙った『貴族探偵』。しかし、まさかそこに他局(しかもBS)の怪物が待ち構えていようとは......。
無論、数字に相関関係があるのかは謎だが、ここ数年の凋落傾向に輪をかけて、という印象はある。
何をやっても裏目状態の月9。最後には「BSの酔っ払いオジサン」にも敗北してしまうのか......さすがにぐうの音も出ないのではないか。
- 7139 - = =2017/5/23 21:26:00
『貴族探偵』、生瀬勝久のウザいツッコミとあり得ない謎解きで、やっぱり最低視聴率
嵐の相葉雅紀が主演する月9ドラマ『貴族探偵』(フジテレビ系)の第6話が22日に放送され、平均視聴率は前回から0.5ポイントダウンの7.5%(関東地区平均、ビデオリサーチ調べ)となり、これまでの放送で最低だったことがわかった。
麻耶雄嵩氏の小説を原作とした今作は、自らは推理をせず、使用人に謎解きを任せる「貴族探偵」(相葉)の活躍を描くドラマ。今回は、第5話で描かれた密室殺人の解決編。元は伯爵の家柄である桜川家の当主?鷹亮(竜雷太)は、孫である弥生(北香那)の婿候補4人を屋敷に集め、次期当主を選ぶ儀式を行っていた。だが、儀式の途中で婿候補の1人が何者かに毒物を盛られて倒れ、残りの3人も密室だったはずの別棟で殺されていた。愛香(武井咲)は弥生が犯人だと推理するが、貴族探偵の使用人たちが解き明かした真実はそれとは異なるものだった――という展開だった。
2話連続の話にしたせいで第5話もかなり間延びしていたが、今回も無駄な演出が目に付いた。特に、鼻形刑事(生瀬勝久)が目にした光景すべてにツッコミを人れる様子は、完全に時間稼ぎ。物が急に出現したり消えたりするネタはかなりどうでもよく、毎度毎度それをやっていちいちツッコミを人れられても、いい加減飽きてくる。そもそもおもしろくもなんともない。このドラマの視聴率が伸びないのは、こういうところにも原因があると思う。
肝心の謎解きはといえば、3人が互いに殺し合っていたという特にひねりのないオチ。しかも、その肝となるのが「背中を刺された被害者が力を振り絞って別の男を殺し、自室に戻って力尽きた」というかなり無理やりな理由によるものだった。これ自体は絶対にあり得ないとはいわないが、ナイフが刺さったまま歩き回った被害者の血が一滴たりとも床に落ちなかったのは100%あり得ない。原作では気にならなかったのかもしれないが、映像になるとどうしても気になってしまう。こんなもので「原作の世界観を余すところなく再現している」と絶賛ばかり繰り返している原作ファンは、少し目が曇っているのではないか。
ただ、これに目をつぶればミステリーとしては興味を引く内容になってきたのも事実。表向きは被害者が互いに殺し合っただけということで決着したが、貴族探偵はそれが鷹亮の策略であったことに気付いていた。だが、鷹亮はそれを否定。それどころか、遠くないうちに愛香は、彼女の師匠である喜多見切子(井川遥)を殺したのが貴族探偵であることに気付くのではないか、と衝撃の発言をした。その頃、愛香は事務所で切子の死体検案書を見つめながら、「師匠、一年前のあれって本当に事故だったんですか」とつぶやいた。
何やら浅からぬ因縁がありそうな愛香と貴族探偵。予告編では「確実に殺せ、鈴木」と何者かに指示する貴族探偵が映し出された。まだ一度も登場していない「鈴木」という人物は、4人目の使用人なのか。あるいは、過去にいた使用人の1人なのか。一気に不穏な香りが漂いはじめた。謎が盛り上がってきただけに、6話目に至るまでにこれだけ視聴率を落としてしまったのが惜しい。コメディー色を抑えて本格ミステリー路線を追求すれば、今からでも視聴率上昇の芽はあると思うが、残り数話は果たしてどんな展開になるのだろうか。
(文=吉川織部/ドラマウォッチャー)
- 7142 - = =2017/5/23 21:32:00
自己最低7.5%も折り込み済み!?『貴族探偵』第6話で、なぜフジテレビは視聴率を“捨てた”のか
2017年05月23日 21時00分 日刊サイゾー
ごく一部の視聴者に対してのみ絶賛放送中の今期月9『貴族探偵』(フジテレビ系)は第6話。ごく一部以外の視聴者はまるで興味がないらしく、視聴率は7.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、過去最低に沈みました。まあ、なんだかんだ言っても、15日に発表された連結決算をみるとフジ?メディア?ホールディングスさんは都市開発やら広告やらで儲かっているようなので、ここはひとつ『貴族探偵』チームには自由にやらせてあげてほしいと祈るばかりです。
というわけで、今回も“ごく一部”の立場から『貴族探偵』を振り返ってみたいと思います。
第6話は、前回の事件の解決編となりました。前回のレビューで、私はこのドラマの魅力を「謎解きの一点突破だ」と言いましたが、今回の謎解き編でその魅力が発揮されたかどうかといえば、圧巻のひと言だったと思います。堪能しました。詳細はまあ、いいでしょう。別のサイトでも見てください。
ここまで、『貴族探偵』というドラマで蔑ろにされてきた(意図的に簡素化されてきた)のが、犯人の動機やバックグラウンドといった、「事件そのものの魅力」「犯人の人間性」といった部分でした。今回はその部分で、毛色の違う描かれ方が行われたことが特徴的でした。
あまりにストイックに論理的な謎を構築することを志向した原作では、それらのバックグラウンドや人物の個性は、むしろ筋立てを複雑化し、作品そのもの魅力を半減させるものだったはずです。なるべく読者が理解しやすい、ステレオタイプな人物を事件周辺に配置することで、謎解きの精緻っぷりを浮き立たせるやり方。変な例えになりますが、麻耶雄嵩さんという作家さんは、まな板の上に何があっても「刺身で食え」と言ってくるんです。しかも「最低限の塩で食え」と。
当然、そうした推理小説は読者を選びます。麻耶さんがこの作風でしか物語を書けないのか、あるいは推理小説というジャンルそのものに対する実験や修行の類なのか、それとも「そこでなら勝負できる、勝てる」という職業作家としての確信めいた作戦なのか、それは想像するしかありません。しかし、麻耶さんの覚悟は見てとれます。「美味い刺身を食わせてやるから、船に乗れ」と読者に要求し、作家とともに洋上に出た奇特な読者にだけ、彼らが求める極上の刺身を提供してきたのでしょう。そこには、信じられないような釣りテクと包丁さばきがあったのでしょう。これも、今回のドラマで麻耶さんに初めて出会った私には、想像するしかありません。
しかし、テレビドラマという市場を通したら、どうしたって客層は広がりますし、素材の鮮度も落ちてしまいます。そこでフジテレビには、保存や調理の技術が求められます。「ストイックな推理劇」という素材の味を殺さないまま、テレビ向けに料理しなければならなくなったのです。
私はずっとここで、主にこの「フジテレビの調理技術」に対して、惜しみない賞賛を書き連ねてきました。過剰にポップな演出も、登場人物を増やしてオリジナルで追加された事件の概要と推理も、決して本筋をジャマするものではありませんでした。あくまでフジテレビは、素材の味を引き出しつつ、お子さまでも美味しく食べられる万人向けの料理として提供してきたと感じていました。
で、今回の第6話「解決編」を見終わった感触は、今までとは少し違います。
今回の事件では、テレビでオリジナルに追加された人物のバックグラウンドや個性、過去や未来といったキャラクターの連続性が、時間をかけて、実に感動的に描かれました。これは、今までにはなかったことです。事件の犯人や関係者は、その回が終わればキレイさっぱり印象を失って、解決にいたった爽快感だけが残る……『貴族探偵』は、そういう味わいのドラマだったのです。
料理の例をまだ続けるならば、今回は「フジテレビがカレーをぶかっけてきた」と感じたのです。別に不味いカレーじゃないし、むしろ高級な「帝国ホテルのカレー」っぽいカレーなんですが(食べたことはない)、明らかに『貴族探偵』はこの第6話で、「麻耶色のドラマ」から「フジテレビ色のドラマ」に舵を切ったと感じました。
思えば、なぜ1話完結で十分に楽しかったドラマを、中盤である5?6話で2話構成にしてきたのか。5話を見なければ6話はつまらないし、当然、視聴率は落ちる。視聴率を捨ててまで、あえて、なぜそうしたのか。
それはフジテレビが、この『貴族探偵』を単に原作モノの翻訳ドラマとして作るのではなく、あくまで「1クールの連続ドラマ」として成立させようとした結果なのだと思います。
第1話からイマジナリーな存在として示唆されてきた女探偵の師匠?喜多見切子(井川遥)が、今回初めて「すでに死んでいる」と明示されました。同時に、貴族探偵が彼女を「殺した」という過去もほのめかされた。
これは、原作に建て増しされた設定ではありません。原作そのものを底上げして、土台の部分に差し込まれたものです。少しずつ明らかにされてきたこの土台が、今回あらわになったことで、次回以降の『貴族探偵』は、これまでとは段違いに天井高の高い作品として描かれていくことになります。単話で楽しい『貴族探偵』が、最終話に向かって走り出すタイミングが、この5?6話だったということです。1話でも終われる事件を、2話分かけて解決すると同時に、最終回に向けて「床板を外すための時間」が必要だったということです。
単話でこれだけ楽しければ、最終回だけちょっと複雑な事件を持ってきて誰か殉職でもさせりゃ、それはそれでオッケーなドラマだったわけですが、フジテレビは「連続ドラマとしても面白くしてやる」という面倒な決意を、2時間使って宣言したわけです。
もちろん、今後の貴族探偵と女探偵をめぐる成り行きそのものも楽しみですが、フジテレビ制作陣の“クリエイターとしての戦い”というリアルなドラマとしても「こいつら、どこまでやる気なんだ」という期待に満ちた作品になってきました。この戦い、「どらまっ子」を名乗る者として、見守らないわけにはいきません。
いやー、「どこまでホメる気なんだ」って感じですね。ちょっと書いてて恥ずかしいよ。
- 7187 - = =2017/5/23 22:57:00
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- 7197 - = =2017/5/23 23:48:00
記念すべき「月9」30周年作品として、豪華キャストを集めて華々しく始まったドラマ『貴族探偵』(フジテレビ系)。だがそんな気合いも虚しく、近年の同枠のドラマと同じく低空飛行を続けてしまっている。
主演に国民的アイドル?嵐の相葉雅紀(34)を据え、脇には武井咲(23)、生瀬勝久(56)、中山美穂(47)、滝藤賢一(40)、松重豊(54)、井川遥(40)、仲間由紀恵(37)などそうそうたる役者を並べた同ドラマ。フジテレビとしては“話題性抜群”だったはずだが、視聴率は初回のみ11.8%と2桁越えで、第2話は8.3%、第3話は9.1%、第4話は8.9%、第5話は8.0%、第6話は7.5%と推移しており、気合のわりにはあまりにも寂しい数字を出している。この数字はこれまでの若手役者をそろえた恋愛ドラマと大差ない。
しかも同ドラマは、中山や井川のように久々のドラマ出演となる女優で話題性を獲得する方向性をゲスト出演者にも適用、毎週<ゲストはこの方!>とこれでもかの宣伝を繰り広げているのにこのありさまだ。第3話では橋本環奈(18)が「JK制服姿を披露するよ!」と宣伝、前後編となった第5話?6話では結婚出産し芸能界から姿を消していた加藤あい(34)が「3年ぶりにドラマ出演するよ!」とこれまた大々的にPRしてネットニュースを多数配信、次週の第7話では広末涼子(36)が「10年ぶりに月9に出演するよ!」と、懸命のアピールを続けている。ゲストの役者頼りで視聴率があがると踏んでいるのだろうか。本編の面白さで固定視聴者を獲得するのではなく、興味本位でチャンネルを合わせてもらおうと必死に見える。
ドラマ『貴族探偵』は小ネタにも力を人れている。本編中で「『逃げ恥』の評価は高かった」「まるで『ミヤネ屋』やね!」「『ひるおび!』かよ」といった具合に他局の番組名を持ち出してみたり、「東進ハイスクール」CM風の動画を流したり、一瞬子供が現れて消えるという心霊動画のような演出をつけてネットで話題にさせるなど試行錯誤していることが伺える。だが、そうした演出も残念ながら、テレビ局の(ひいてはスポンサーの)期待する数字には結びついていない。
一話完結の事件モノという安定したつくりで、そうした作風のドラマを好む視聴者層は少なくないはずだ。だが、そうした視聴者が『貴族探偵』の独特の世界観にのれない大きな要因は、やはり主演の相葉にあると言わざるを得ない。役者のせいで低視聴率、という見方はあまりに短絡的だが、こと相葉に関しては、視聴の妨げになるほど役がハマッていない。衣装などの装飾にどれだけこだわっていても、相葉の演技力では“貴族らしさ”を表現することは難しいのではないか。別の俳優が、あるいは嵐にしても相葉ではなく別のメンバーが演じていれば、まだ良かったかもしれない。あくまで“相葉ありき”で制作をすすめてしまったがために、悲劇的な結果を導いているのではないだろうか。これでは他のキャスト、そしてゲスト役者のファンが月曜9時にチャンネルを合わせても、「来週も見よう」どころか「最後まで見たい」と思わせることさえ難しい。
直近の第5話、6話では同ドラマ初の前後編にわけて話に深みをもたせてみたが、前編を見ていなければ後編だけ見るはずもなく案の定、後編はさらに視聴率を下げている。6話放送よりも先に7話のゲストを発表してしまうなど、どうにかしようという必死さだけは伝わってくるが、気合と話題性だけで数字がとれるほど視聴者も甘くないようだ。