〈ジャニーズJr.内ユニット「Love-tune」に関するお知らせ〉
11月30日、ファンクラブ会員向けサイト「ジャニーズジュニア情報局」で、ジャニーズJr.内の人気ユニット「Love-tune」のメンバー7人のジャニーズ事務所退所が発表された。この数カ月、メンバーと事務所は話し合いの場を持ってきたが、メンバーそれぞれが自分の道を進むという決意は固く、退所という結果になった旨が記されていた。
この掲示がなされると同時に、同サイトからLove-tuneの名前や限定動画などが一斉に削除された。ジャニーズJr.のユニットやメンバーに関して、解散や退所が正式に発表されるケースはこれまでほぼ皆無で、前代未聞の退所発表だったと言える。
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リーダーの安井謙太郎
Love-tuneは2016年5月に結成され、安井謙太郎(27)、真田佑馬(26)、諸星翔希(24)、森田美勇人(23)、萩谷慧悟(22)、阿部顕嵐(21)、長妻怜央(20)ら、7名で構成されるジャニーズJr.内の人気ユニットだ。
「Love-tuneはジャニーズJr.が活躍するテレビ番組『ザ少年倶楽部』(NHK)の人気メンバーを集めたユニット。Jr.内ユニットでも人気のSixTONES、Snow Man、Travis Japan、そしてLove-tuneの4つをまとめて、ファンは『大人Jr.』と呼んでいます。Love-tuneは『大人Jr.』の中でも1、2を争うほどの人気。ダンスはもちろん、楽器も演奏できて、魅せ方がとにかく上手い印象です」(熱心なジャニーズファン)
結成後は飛ぶ鳥を落とす勢いだったLove-tune。2017年10月にはZepp Divercityで初の単独公演を行い、2018年3月には単独で横浜アリーナを満席にし、大成功を収めている。
「初の単独を行ったZepp Divercityはチケットがとにかく手に人らず、6千円ほどのチケットが10万円を超える値段で取引されていた記憶があります。Love-tuneが他のジャニーズグループのバックダンサーにつくと、チケットの値段が上がるとも言われています。例えば、ABC-Zの単独コンサート初日、バックに誰がつくか分からず、チケットは定価で取り引きされていましたが、初日が終わり、Love-tuneがバックダンサーだったという情報がインターネットで広まると、チケットは高騰。4倍ほどの値段に跳ね上がりました。人気の秘密は、しっかりファンの心を掴んでいるところや、メンバー同士が仲良いところだと思います」(同前)
順調なアイドル街道を進んでいたLove-tuneだったが、2018年に人り、しばらくすると露出が激減。ファンからは心配の声が上がっていた。
「ほぼレギュラーで出演していた『ザ少年倶楽部』も2018年5月11日以降、出演が途絶えてしまいました。他には取材や舞台での露出も、明らかに少なくなっていったので、ファンは違和感を感じていましたね。“事実上の解散”という噂も流れ、多くのファンが悲しみや不安を覚えながら、何かしらの発表を待つしかないという状況でした」(同前)
Love-tuneの露出が極端に減ってしまった理由。それは2018年1月10日、帝国劇場でのある出来事がきっかけだったと関係者は語る。
「その日は『大人Jr.』の4グループが『契約書に関する説明をする』と言われ、帝国劇場のリハ室に集められました。Jr.を取りまとめているM氏や弁護士がいたそうです。
M氏から『契約書で契約を交わすことになった』『この契約書はサインしてもしなくても今ある仕事や給料体系は変わらない』『今この場サインしてほしい』といった趣旨の説明が為されました。
ジャニーズ創業から今までJr.が事務所と契約書を交わしたことはないというのは有名な話でした。また契約しても固定給になるわけでもない。メリットが1つも無いので、集められたその日に契約書にサインをするよう促されたことに疑問を抱いたJr.も多かったと思います。結局、Love-tune以外のJr.はその場でサインをしたようですが、契約などは人生に関わる問題だと重く受け止めたLove-tuneのメンバーは、『1度持ち帰ってゆっくり考えたい』と話したそうです。もちろん事務所もそれに同意した」(ジャニーズ関係者)
契約を交わさなくても今ある仕事などは変わらない、というM氏の言葉を信じ、契約書を持ち帰ったLove-tuneのメンバーだったが、そこからジャニタレとしての歯車が狂い始めた。
「契約書を持ち帰り約1カ月が経過した今年2月頃、大阪でコンサートを終えたJr.メンバーが東京へ戻る新幹線内で、事務所スタッフがタクシーチケットをメンバーに配ったのです。しかし、Love-tuneのメンバーの分だけ用意されておらず、自分たちで帰ってくれと伝えられたのです。さらにYouTubeのジャニーズJr.チャンネルの出演者に、人気のはずのLove-tuneが出演しないなど、事務所内やファンから見ても不可解な点がいくつかありました。
そんな中、2018年3月2日にニュースサイト『サイゾーウーマン』で『Love-tune独立説浮上!事務所との“専属契約拒否”で内乱勃発』と報じられたことで、彼らは完全に事務所の反乱分子になってしまった。しかし彼らは契約書を“持ち帰った”だけで、サインをしませんと拒否をしたことは1度もないと話していました」(別のジャニーズ関係者)
もともとLove-tuneは、Jr.の中でも外部からの評価が高かったグループだという。
「安井は2018年11月23日公開の映画『ニートニートニート』で初主演に抜擢され、共演者にはメンバーの森田も選ばれました。その森田は雑誌『FINEBOYS』(日之出出版)で連載を持っていた。阿部は2018年6月に公開された映画『空飛ぶタイヤ』に出演し、舞台『何者』でも主演を務めた。同舞台では長妻も共演しています。長妻はテレビドラマ『5→9?私に恋したお坊さん?』(フジテレビ系)にも出演してました。諸星は、堂本光一の舞台『EndlessSHOCK』に、オーディションを勝ち抜き出演を勝ち取っています。真田は以前テレビドラマ『3年B組金八先生』(TBS系)や『一リットルの涙』(フジテレビ系)に出演。2016年には舞台『ダニー?ボーイズ』でも主演を務めていました。萩谷も以前『サーティワン』や『LAWSONマチカフェ』のCMにも出演するなど、個人としての活躍が目立つユニットでしたね」(アイドル誌関係者)
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退所発表当日の阿部顕嵐
3月の「専属契約拒否」報道後は、それぞれが持っていた個人仕事も、全くと言っていいほどなくなっていったという。