- 8303 - = =2017/6/13 8:25:00
曜 時 [01] [02] [03] [04] [05] [06] [07] [08] [09] [10] [11] 平均
月【21】貴族探偵 11.8__*8.3__*9.1__*8.9__*8.0__*7.5__*7.8__*7.0__*8.4________________*8.53 暫定
金【22】リバース 10.3__*6.3__10.5__*8.6__*9.0__*7.4__*7.3__*7.5__10.4________________*8.59 暫定
*8.59|10.4|+2.9P|TBS金22|リバース
*8.53|*8.4|+1.4P|CX*月21|貴族探偵
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追不上,落后又多0.02了
- 8309 - = =2017/6/13 8:35:00
- 8318 - = =2017/6/13 8:58:00
- 8320 - = =2017/6/13 9:00:00
- 8325 - = =2017/6/13 9:04:00
- 8339 - = =2017/6/13 10:19:00
6/13(火) 9:15配信 スポニチアネックス
嵐の相葉雅紀(34)が主演を務めるフジテレビ“月9”「貴族探偵」(月曜後9.00)の第9話が12日に放送され、平均視聴率は8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが13日、分かった。2桁復帰はならず、苦戦は続いているが、前週第8話の自己最低7.0%から大幅1.4ポイント上昇。第9話は“映像化不可能”の呼び声が高い原作の一編「こうもり」を扱い、注目が集まったとみられる。SNS上には原作ファンから「神改変」などと好評の声が相次いだ。??
初回は“月9”としては昨年7月期「好きな人がいること」(10.1%)以来3クールぶりの2桁スタートとなる11.8%。第2話=8.3%、第3話=9.1%、第4話=8.9%、第5話=8.0%、第6話=7.5%、第7話=7.8%、第8話=7.0%と推移している。
1987年4月からドラマ枠になった“月9”の30周年を飾る作品。原作は麻耶雄嵩氏の「貴族探偵」「貴族探偵対女探偵」。召使いに推理を任せ、自分は事件関係者の女性と会話を楽しみ、遊びに興じるという異色の探偵(相葉)を描く。相葉が15年4月クールに主演した同局「ようこそ、わが家へ」のスタッフが再集結した。
第9話は、切子(井川遥)の死の真相と貴族探偵(相葉)の関わりを調べる愛香(武井咲)は、鼻形(生瀬勝久)と一緒に、切子が事故死したとされる渓谷を訪れる。当時の資料を手に人れようと近くの喫茶店を訪れた2人は、店内で作家 大杉(小市慢太郎)の姿を見掛ける。その中、鼻形の携帯電話が鳴り、貴族探偵の執事 山本(松重豊)から、キャンプ場にいる貴族探偵の愛犬が女性の他殺体を発見したと知らせが人る…という展開だった。
- 8340 - = =2017/6/13 10:20:00
6/13(火) 9:11配信 スポーツ報知
12日に放送された「嵐」の相葉雅紀(34)主演のフジテレビ系「月9」ドラマ「貴族探偵」(月曜?後9時)第9話の平均視聴率が8.4%だったことが13日分かった。
前回、同ドラマ最低の7.0%を記録していたが、一気に1.4ポイントのアップ。26日の最終回に向けて勢いをつけた形となった。
初回11.8%でスタートした同作品の主人公は相葉演じる使用人に推理をさせ、謎解きをすることが趣味の「貴族」。本名不詳、年齢も住所も家族も不明で自らを「貴族」と名乗る青年の趣味は探偵だが、事件に出合うと、メイドの田中(中山美穂)や執事の山本(松重豊)に命じて捜査、推理をさせる。そんな貴族探偵と新米女探偵(武井咲)が競い合う形で事件の謎に挑んでいくストーリーで、1987年4月開始の「月9」ドラマ30周年という節目の作品となる。
同局の調査では、キッズ、ティーン層の数字が高く、女性層の支持も集めている。(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)。
- 8341 - = =2017/6/13 10:26:00
- 8345 - = =2017/6/13 10:49:00
低視聴率にあえぐ「貴族探偵」に差した光明の第9話
2017年06月13日 11時00分 まいじつ
フジテレビで高視聴率を連発してきたドラマ放送枠“月9”の30周年を飾る『貴族探偵』が、低視聴率に悩まされている。その打開策として、第9話では原作のなかでも評判が高い短編小説『こうもり』が映像化されて話題を集めた。
第8話の視聴率は7.0%と最低記録を更新。インターネット上では《無駄に出演者が豪華》、《相葉だけ下手な学芸会》、《相葉君の貴族姿が似合わない》と、相葉が低視聴率の“戦犯”だと非難を浴びていた。
そして、第9話で映像化されたこうもりは、神業的なトリックが使われているため、かねてから「映像化は難しいのではないか」と言われていた。推理小説界で“俊才”と注目を浴びている原作作家の麻耶雄嵩の世界観を残しつつ、どのように映像化してドラマとして成立させるかが、最大のポイントだった。
高難度の映像化よりも注目を浴びた相葉の演技
放送後は、原作ファンからは《原作と違う展開に一瞬も目が離せなかった》、《テンポのよさとノリは完全に「麻耶作品」の再現》と、肯定的な意見が多く寄せられた。このような反響から、難度の高いストーリーを映像化するスタッフの狙いは当たったように見えたが、女性ファンの見方は少し違っていたようだ。
女性ファンはドラマのストーリー以上に、相葉演じる御前様の“胸キュン”な行動に目が奪われていたようだ。まず御前様は、自らの命を絶とうとする犯人の真知子(高岡早紀)を、優しく後ろから抱きしめ、ラストシーンでは、女探偵の高徳愛香(武井咲)のもとににゆっくりと近づき、御前様がシロツメクサを詰めて自ら作った花冠を高徳の頭に乗せた。このように、第9話では女性へのさりげない優しさを前面に押し出した相葉の演技が目立った。
相葉ファンは《シロツメクサの花言葉は『幸運』『復讐』》と、花冠が今後の展開を示唆していると想像。《愛情表現なのか、復讐の宣告なのか?》と想像をふくらませている。なかには、《御前様からのバックハグとささやきが、どんなラブシーンよりも刺激的でした》と心を打たれた人も多かったようだ。
反響が大きかった第9話。ドラマ終盤へ向けて巻き返しのきっかけになるか?
- 8362 - = =2017/6/14 0:11:00
【視聴熱】「貴族探偵」第9話が高ポイントでドラマ部門1位! 第10話&最終話にも期待の声
webザテレビジョン 2017/06/13 18:42 配信
6月12日に放送された相葉雅紀主演のドラマ「貴族探偵」(フジ系)第9話が、「視聴熱(※)」デイリーランキングで、ドラマ部門1位を獲得。pt(ポイント)数は26815ptで、第1話が放送された4月17日の自己最高記録38336ptに続く高視聴熱をマークした。
第9話では、“映像化不可能”の呼び声が高かった原作の一編「こうもり」をドラマ化。SNS上では「『こうもり』未読の人は、ぜひ読んでからドラマを見てほしい!」など、放送前から原作ファンたちの間で盛り上がっていたが、放送後は、「映像できないと思っていたものが見事に実写化されていた」など好評を博した。
また、6月19日(月)放送の第10話と、26日(月)放送の最終話に、桐山漣と矢作穂香がゲスト出演することも注目を集めている。
桐山は、「のだめカンタービレ」(2006年フジ系)以来、約11年ぶりの“月9”ドラマ出演。本作では、武器商人として財をなした門閥である具同家の御曹司?具同弘基を演じる。一方、今回が初の“月9”出演、そして未来穂香から本名に改名後初のテレビドラマ出演となる矢作が演じるのは、弘基のいとこ?具同真希。具同家の現当主の次男の娘で、名門家族らしく、雰囲気や所作を含めて隅々まで気品に満ちた令嬢に扮する。
2人の実力派キャストをゲストに迎え、前.後編で描かれる「貴族探偵」の“最終章”には、SNS上でも期待の声が多数集まっており、視聴熱のpt数もどこまで伸びるのか注目だ。
※SNSや独自調査を集計、今熱い番組.人物.コトバからテレビの流行に迫る新指標
- 8364 - = =2017/6/14 0:13:00
8.4%に再浮上した嵐 相葉雅紀『貴族探偵』推理の「弱さ」と、バカドラマとしての「強度」
2017年06月13日 21時00分 日刊サイゾー
??? 視聴率、上がりましたね。嵐 相葉雅紀主演の月9『貴族探偵』(フジテレビ系)第9話は、前回から1.4ポイント上昇して8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。
今回は、麻耶雄嵩さんの原作『貴族探偵』(集英社文庫)から、傑作の呼び声高い短編「こうもり」が引用されました。ネット上でも麻耶さんファンを中心に「『こうもり』は読んだ方がいい」「次はすごいことになる」と放送前から話題になっていたので、今回の視聴率にはその影響もあったかもしれません。数字は低いより高いほうがいいことは間違いないので、とりあえずおめでとうございます。そんなわけで今回も振り返りです。長いよ。(前回までのレビューはこちらから)
さて、ジャニーズドラマであり、月9であり、原作がミステリーマニア向けの本格推理小説でもある『貴族探偵』は、視聴者によってさまざまな見方があると思います。極論を言えば「相葉ちゃんが1時間、流し目してるだけでいい」という人もいるだろうし、「月9なんだから胸キュンさせなきゃ許さない」という人もいるし、「フーダニットにおけるミスディレクションは厳密なアレがアレ」みたいな人もいるでしょう。
今回の第9話は、特にそうした視聴者の属性によって評価が分かれる回だったように思います。なので、とりあえず書き手である私が、どういう立場からこの「こうもり回」を見たのかということから考えてみます。普段は単なる「どらまっ子」ですし、そんなこと考えないですけど、今回は考えさせられた回だった、ということで。
私は『貴族探偵』のドラマ化が決まってから麻耶さんの名前を知ったような半可通でして、一読した感想は以前、第3話でも書いた通り、「あんまり好みじゃないな」というものでした。その「好みじゃない」という印象を深く抱かせたのが、この「こうもり」という短編だったのです。
「こうもり」は、叙述トリックに特化した小説でした。どんな叙述トリックかをわかりやすく説明するには、それこそ「こうもり」本編以上の文字量が必要になりそうなので割愛しますが、とにかく頭のネジが4~5本はブッ飛んでるんじゃないかという(4本か5本かは不明)、「なんでそんなことすんの!?」と言いたくなるようなトリックが採用されています。麻耶さんが、なんでそんなことをしたかといえば、「叙述トリック」という言葉に普段から馴染んでいるマニアにだけ向けて書いた作品だからです。日常的に本格激辛ラーメンを食べている人だけに向けて、「味わったことのないスコヴィル(辛さの単位)を食らえ!」と叫びながら放ったのが、「こうもり」だったのです。
しかも麻耶さんは、このスコヴィルを際だたせるために、一見これを「凡庸なあっさりラーメン」に見えるような仕掛けを施しています。謎解きのアリバイに「犯人がそっくりさんを使った」という超ベタなトリックを用いたのです。第1話のレビューで「強引な推理の踏み抜きが行われている」と書いたのは、これのことです。
これにより、一般読者は「本格っていうわりに、別に普通だな美味しいけど」といった心境で読み進め、スープを飲み干したとき(叙述トリックが明かされたとき)になって「辛すぎだわ! なんでこんなことすんだよ!」と丼を放り投げることになるわけです。そして一部マニアだけが「ススススコヴィル!(叙叙叙叙述トリック!)」と絶頂に至ることになります。私は辛いものあんまり食べられませんし、そこまでの刺激は求めてませんので、「こうもり」を「ものすごい奇作」だとは思ったけれど、「傑作」とは思わなかったんです。
ここまでが前置き。そういう立場からのお話です。
第4話の「幣もとりあへず」も、同様に叙述トリックがメーンの小説でした。麻耶さんの『貴族探偵』シリーズにおける叙述トリックは、設定を誤認させる(例えば伊坂幸太郎『アヒルと鴨のコインロッカー』における「隣の隣のブータン人は誰なのか問題」とか)のではなく、目の前にある状況を誤認させる(「正=遺体は男/誤=遺体は女」とか)タイプなので、状況をカメラで撮影する映像媒体とは特に相性の悪いものです。この回、ドラマは叙述トリックを「映像化しない」という選択をしました。そして、事件を禸付けすることで面白く仕上げていました。「男女が名前を人れ替えている」というトリックも、そこそこベタではあるのでしょうが、本当にうまくやったと思います。
第9話、「こうもり」の叙述トリックを映像化するのは、まず無理です。しかし第9話で叙述トリックを切り捨てると、「アリバイはそっくりさん」という超ベタな謎解き1本で勝負しなければなりません。凡庸なあっさりラーメンが凡庸なまま供されてしまう可能性があったわけです。
結果、個人の感想ですが、第9話は推理劇としては凡庸だったと思いました。やっぱり「アリバイはそっくりさん」というのはどうしても弱いし(嫁以外の人も別人なら気付くだろと思うし)、真犯人の“第2の殺人”も、凶器については伏線がありましたが、こちらのアリバイの抜け目は最後まで示唆されなかったので若干モヤモヤが残りました。
それでも、今回も原作にない多重推理を創作する手腕は冴え渡っています。第2話の北枕の件と同様に、もともとあった仕掛けに「人の心情」を乗せて人物描写に幅を持たせることにも成功していました。相葉ちゃんの芝居も、回を増すごとに怪しさを増しているように思います。その程度の成功では驚かないほどに、私は『貴族探偵』ドラマスタッフに調教されてしまったということです。
ただ、推理劇としては凡庸だった今回が、実はこれまででもっとも楽しく見ることができる回でもありました。これまでの「使用人たちが一瞬で事件の再現VTRを作ってしまう」というドラマオリジナルの設定を、「生中継もしちゃう」と進化させている。「アリバイはそっくりさん」がアリなら、これもアリだろうとばかりに「使用人のそっくりさん」も2人出しちゃう。映像ならではだし、バカバカしくて、すごく楽しい。
これまで主に、原作の改変に敬意を払いまくっていて偉いな! という話ばかりしてきたこのレビューでしたが、今回はたぶん、脚本家も「ちょっと完璧には無理だぞ」という感触があったんだと思うんです。だから、作品のもうひとつの魅力である「バカ方面」にとことん振り切って、楽しい画面を作り上げた。
偉いな! と思うんですよ。ここのスタッフは、原作の推理劇としての強度を信じ切ることはもちろん、自分たちが勝手に構築した「『貴族探偵』は一方で楽しいバカドラマですよ」という映像作家としての主張と技量も、とことん信じ切っている。だからこそ、叙述トリックを失って強度の下がった今回でも、全体としての出力は決して落とさない。先に「視聴者の属性によって評価が分かれる回だった」と書きましたが、彼らがどの属性に対しても楽しんでもらおうと全力でトライしていたことだけは間違いないと思います。
あと2回かー。なんか、終わっちゃうの寂しいですね。
- 8365 - = =2017/6/14 0:19:00
終盤で視聴率大幅アップ『貴族探偵』…相葉は口を開かない演技のほうが向いている?
Business Journal 2017.06.13
嵐の相葉雅紀が主演する月9ドラマ『貴族探偵』の第9話が12日に放送され、平均視聴率が8.4%(関東地区平均、ビデオリサーチ調べ)だったことがわかった。自己ワーストを記録した前回から1.4ポイントの上昇となった。
前回の放送直後から、インターネット上では「第9話に備えて『こうもり』を読んで」との原作ファンの“布教活動”が目立った。『こうもり』とは、このドラマの原作において小説でしか使えない「叙述トリック」「逆叙述トリック」が仕掛けられているため、映像化不可能といわれていた短編のこと。最終回目前での視聴率急上昇の背景には、原作ファンの熱心な宣伝もあったといえよう。
そんな第9話は、小説家の大杉道雄(小市慢太郎)とその妻である元女優.本宮真知子(高岡早紀)、そして真知子の妹.佐和子(田中千絵)を中心としたストーリー。道雄や真知子らとキャンプに来ていた佐和子は森の中で遺体となって発見されるが、その頭には花の冠がかぶせられていた。犯行は佐和子とともにキャンプに来た道雄や真知子ら4人のうちの誰かだと思われたが、全員にアリバイがあった――という展開だった。
佐和子の遺体を発見した貴族探偵(相葉)は、開口一番「実に美しい」とうれしそうにつぶやく。この人物、「人の気持ちを考えろ!」と説教したかと思えば、こんな不謹慎な発言を連発するなど、どうにも言っていることに一貫性がない。また、絞殺死体であるはずなのに首に絞められた跡がなく、眠るように穏やかな表情で亡くなっているのもおかしい。ただ、こうした幾つかの不自然な点に目をつぶれば、第9話はミステリーとしてかなり見ごたえのある回だったといっていい。
原作ファンからも「見事」の声
いつも推理を外してしまう愛香(武井咲)も、今回は一見すると_Xueのない推理を披露した。視聴者はこのドラマのお約束として愛香が毎回誤った推理をすることを知っているが、今回ばかりは「道雄がそっくりさんを使ってアリバイをつくった」との推理に間違った点は見当たらない。それもそのはず、劇中で愛香が披露した謎解きは、原作では大筋では正解なのだ。つまり、今回の脚本は原作を上回るトリックを仕掛けたことになる。
「こんなに正しそうに見える謎解きのどこが間違っているのか」と必死に考えながら探偵の推理を聞くのは、ほかの探偵ドラマではなかなか味わえない感覚だ。回ごとのクオリティの差が激しく、この感覚を味わえたのはここまでの9回のうち3回ほどしかない。仮に、これが6~7回あったなら、ミステリードラマの傑作としてもう少し称賛されていたかもしれない。
そっくりさんを使うトリックは、陳腐といえば陳腐ではあるが、これも原作通り。ドラマの中では愛香と鼻形(生瀬勝久)がカフェで偶然道雄に遭遇した際、過去に道雄のそっくりさんが無銭飲食で捕まる事件があったとの情報が視聴者に提示されている。ミステリーにおいて「実は双子でした」「実はそっくりさんでした」というトリックはルール違反だが、今回のように読者や視聴者に手掛かりが示されている場合はセーフだ。なおかつ、今回は単なるそっくりさんを使ったトリックと見せかけて、原作にもない驚愕のトリックを視聴者に仕掛けてきた。
原作ファンの裏をかき、それでいて真犯人の情念をより強調するストーリーに仕上げた脚本を素直にたたえたい。原作ファンからも「予想を軽々と超えてきたのは見事としか言いようがない」「原作を読んだせいで先が読めない」「原作を改変したのに原作の度合いが強まっている」など、称賛が相次いだ。
事件解決後、愛香は貴族探偵に「あなたが殺したんですね? 政宗是正さん」と切子(井川遥)の死の真相を問いただした。身寸貫くような鋭い眼つきで顔を上げ、何も答えないままゆっくりと愛香に近寄って花冠をかぶせたラストシーンは、身震いするほどの迫力。そのまま愛香を殺害してしまうのではないかと思うほどの緊迫感が漂った。
相葉はどうやら、女性に浮いた台詞を並べる貴族探偵の日常を演じるのには絶望的に向いていないが、時折見せるわけありげな裏の顔の演技には意外と向いているようだ。貴族探偵の正体や切子の死の真相に迫るラスト2回も、後者の演技が多くなることが予想される。コメディー路線から本格ミステリー路線への軌道修正、相葉をはじめとする役者陣の生かし方など、終盤にきてようやくドラマとしての完成形が見えてきた『貴族探偵』。残る2回も楽しませてほしい。