- 9001 - = =2017/6/25 22:11:00
- 9022 - = =2017/6/26 8:43:00
- 9045 - = =2017/6/26 11:08:00
6/26(月) 12:00配信 まんたんウェブ
人気グループ「嵐」の相葉雅紀さんが主演するフジテレビの“月9”ドラマ「貴族探偵」(月曜午後9時)が26日、最終回を迎える。15分拡大で放送される最終回では、愛香(武井咲さん)が参加したパーティーで起きた殺人事件、愛香の師匠の切子(井川遥さん)の死の真相、貴族探偵が何者なのか、全ての謎が解き明かされる?
先週の第10話は、日本有数の門閥 具同家の後継者の弘基(桐山漣さん)、弘基の従兄弟の佳久(辰巳雄大さん)、佳久の大学の先輩の有岡葉子(南沢奈央さん)らが集まり、佳久の妹?真希(矢作穂香さん)の誕生パーティーが開かれ、会場には1年前の同じパーティーで、ジェットスキーで事故死として処理された葉子の恋人の死の真相を知っていると書かれた脅迫状が届く。依子(木南晴夏さん)の依頼で会場に招かれた愛香は、殺害された弘基と葉子を発見した直後、何者かに襲われる……という展開だった。
ドラマは、麻耶雄嵩(まや ゆたか)さんの本格推理小説「貴族探偵」と続編「貴族探偵対女探偵」(ともに集英社文庫)が原作。相葉さん演じる、探偵が趣味で召使に推理をさせる“貴族探偵”の活躍を描く。刑事の鼻形雷雨(はながた らいう)を生瀬勝久さん、主人公の運転手の佐藤を滝藤賢一さん、メイドの田中を中山美穂さん、執事の山本を松重豊さんが演じている。???
- 9047 - = =2017/6/26 11:11:00
6/26(月) 12:00配信 スポニチアネックス
嵐の相葉雅紀(34)が主演を務めるフジテレビ“月9”ドラマ「貴族探偵」(月曜後9.00)は26日、15分拡大で最終回(第11話)を迎える。一貫して謎に満ちた貴族探偵とは何者なのか。同局の羽鳥健一プロデューサーが見どころを語った。
原作は、日本推理作家協会賞と本格ミステリ大賞をダブル受賞した2011年の「隻眼の少女」など、推理小説の常識を覆す作品を世に送り続けている俊才.麻耶雄嵩氏の「貴族探偵」「貴族探偵対女探偵」(集英社文庫)。「貴族探偵対女探偵」は14年に本格ミステリ.ベスト10の1位。己を「貴族」と名乗り、年齢も家族も住所も本名も不明という探偵(相葉)が召使いに推理を任せ、自分は事件関係者の女性との会話を楽しみ、遊びに興じながら優雅に事件を解決に導く姿を描く。新米探偵.高徳愛香(武井)は事あるごとに事件現場で貴族探偵に出くわし、推理対決を繰り広げた。相葉が2015年4月クールに“月9”初主演した「ようこそ、わが家へ」のスタッフが再集結した。
ミステリーファンも唸るトリック満載の原作に、どこか浮世離れした貴族探偵と3人の使用人(松重豊、中山美穂、滝藤賢一)を軸に、愛香と警部補?鼻形雷雨(生瀬勝久)による漫才コンビのような掛け合いなどを交え、視聴者がツッコミを人れられる作風に仕上げた。
羽鳥氏は「『貴族探偵』は第1話からずっと、本格ミステリーとファンタジックな世界の融合を、意表を突く形で構築し、視聴者の皆さんにトコトン楽しんでいただくことに心血を注いできました。そんな中、最終回は見どころだけと言っても過言ではない内容になっています」と手応え。前回、第10話のラストシーン。愛香は何者かに殴られ、倒れる。そして愛香を“お姫様抱っこ”して歩く貴族探偵。「一体、誰に殴られたのか?もしかしたら貴族探偵なのか…?そして、貴族探偵は愛香を連れ去ったのか?それとも…。番組の冒頭の見どころは、これに尽きます」とした。
日本有数の門閥.具同家の別荘「星見荘」で起きた殺人事件は、貴族探偵と愛香による最後の推理対決に。「ついに愛香は事件の真相にたどり着けるのか?やはり使用人たちにお株を奪われてしまうのか?その点にも大きな注目をしていただきたいところです」とアピールした。
10話かけて散りばめられた伏線は、最終回に回収される。「愛香の師匠.喜多見切子(井川遥)の死の真相は解明されるのか?そして何より、貴族探偵の正体は明らかになるのか?はたまた、貴族探偵と愛香の2人の関係はどんなフィナーレを迎えるのか?」。これらはいずれも原作にはない、ドラマオリジナルの結末になる。
羽鳥氏は「とにかく、振り切ったドラマを、ここまでブレずに制作してきました。そんなドラマの最終回です。最後の最後まで視聴者の皆さんをドキドキワクワク、そしてビックリさせることにこだわりにこだわって制作しました。『見て良かった』と視聴者の皆さんに思っていただけたら言うことはありませんし、そういう内容になっていると自信を持って送り届けさせていただきます。ぜひお楽しみください!」と呼び掛けている。
- 9050 - = =2017/6/26 11:13:00
6/26(月) 9:00配信
6月26日に最終回を迎えるドラマ「貴族探偵」(フジ系)。本作で主演を務める相葉雅紀が「週刊ザテレビジョン」の連載に登場。“謎の貴族”として生きた3か月間の思いを率直に語った。
「いよいよ最終回ですが、実はまだ僕も結末を知らないんだよね。僕自身もラストがどう描かれるのかすごく楽しみ」。6月上旬の取材で、そう期待を込めて語ってくれた相葉。しかし、気になることがあるようで…。「僕がスタート前から言い続けている“ラブ”の気配はまだ感じられてないんだよ(笑)。月9といえば、ラブだと思ったんだけどね~」と、愛香(武井咲)との恋の行方に気をもみつつ、「最終回では、貴族がなぜ愛香にだけ冷たいのか、その謎もハッキリするらしいので、楽しみにしててほしいな」とアピールする。
謎といえば気になるのが、愛香が突き止めた“政宗是政”という貴族の本名。相葉は、「実は初めてこの名前を聞いたとき、ドラマ『マイガール』(’09年テレビ朝日系)で自分が演じた(笠間)正宗くんを思い出して、懐かしいなぁって思ったんだ。8年ぶりくらいにマサムネって呼ばれたからね~。ファンの方も『マイガール』を思い出してくれた方が多かったみたいだけど、僕も一緒に正宗くんを思い出して懐かしがってました(笑)」とほほ笑む。
名前も明かされず、わかっているのは“貴族”ということだけ、というユニークな役柄だったが、「素性が分からない謎の貴族を演じるというのは、すごく難しかった。でも、中盤以降は貴族も感情を表す場面が増えたので、少しずつキャッチボールができるようになったかな。役柄や衣装、立ち振る舞いなどすべてが新しい経験だったので、とても新鮮で貴重な時間でした」と総括する。
「久々に黒髪にしたのもいろんな方にいいねって言っていただけてうれしかったな。自分でも割と気に人ってるから、クランクアップしてからもしばらくは黒髪のままいるつもり?」と、プライベートでも収穫があった様子。最後には、「貴族の愛香への気持ち、貴族の正体…いろいろな謎がすっきりする最終話。ストーリーがどんどん動いていくので、見逃さないでください!」と最終回を力強くアピールした。???
- 9051 - = =2017/6/26 11:16:00
6/26(月) 9:00配信 スポニチアネックス
嵐の相葉雅紀(34)が主演を務めるフジテレビ“月9”ドラマ「貴族探偵」(月曜後9.00)は26日、15分拡大で最終回(第11話)を迎える。相葉は今月中旬にクランクアップ。最終日は一連の推理シーンに半日をかけ、メイン演出を手掛ける中江功監督(54)が150カットを重ねる“執念”の撮影。相葉が2015年4月クールに“月9”初主演した「ようこそ、わが家へ」でタッグを組んだ名匠の今作最後のディレクションとは――。中江監督が3カ月の撮影を振り返り、秘話を明かした。
原作は、日本推理作家協会賞と本格ミステリ大賞をダブル受賞した2011年の「隻眼の少女」など、推理小説の常識を覆す作品を世に送り続けている俊才? 麻耶雄嵩氏の「貴族探偵」「貴族探偵対女探偵」(集英社文庫)。「貴族探偵対女探偵」は14年に本格ミステリ.ベスト10の1位。己を「貴族」と名乗り、年齢も家族も住所も本名も不明という探偵(相葉)が召使いに推理を任せ、自分は事件関係者の女性との会話を楽しみ、遊びに興じながら優雅に事件を解決に導く姿を描く。新米探偵.高徳愛香(武井)は事あるごとに事件現場で貴族探偵に出くわし、推理対決を繰り広げた。「ようこそ、わが家へ」のスタッフが再集結した。
相葉は今月中旬にクランクアップ。撮影最終日は、毎回推理が行われるヤマ場?天幕のシーンだけに費やした。台本12ページにわたる一連の8シーンを、丁々発止の緊迫感とテンポを大切にしたいと、頭からお尻まで舞台のように通して撮影。これを15回以上繰り返した。その間、様々な角度から撮影し、実に150カットを重ねた。
昼すぎに始まった撮影は日付が変わり、午前1時すぎに終了。相葉の最後の演技はシーン37、147カット目。すべての真相が明らかになり、大団円を迎えた際の貴族探偵のアップ。テイク1の後、中江監督は「もっと顔のアクションを減らして」と相葉への最後の注文をし、テイク2。そこには、中江監督“最大のこだわり”が込められていた。
中江氏は「愛という名のもとに」「ひとつ屋根の下」「この世の果て」「ピュア」「眠れる森」など1990年代の数々の名作.ヒット作を演出。2000年以降も「空から降る一億の星」「プライド」「Dr.コト―診療所」シリーズなどを手掛けた。出演者の表情や手の動き、セリフのスピードはもちろん、エキストラの動きや小物の位置から空の色まで細部に妥協を許さないことで有名。今回、最も追求したのは、主人公.貴族探偵のキャラクター造形。ドラマが始まる前に「新しいヒーローを作りたい」と語っていた。
中江監督らスタッフは貴族の研究者やマナー研修の講師らを取材し、貴族の立ち振る舞いや言葉遣いを研究。しかし「ロボットのように無機質になりすぎて。撮り終わった時、自分の中で『違うなぁ』と違和感がありました」。スケジュールを再調整し、第1話の貴族探偵の初登場シーンを撮り直した。スケジュールが優先されることが多いテレビドラマにおいては、異例の措置。「貴族は荘厳なものと思いすぎていて、硬いキャラクターになっていたので、もう少し柔らかく、普通の人っぽい、人間味のある人物像に変えました。既成概念に縛られることなく、チャーミングで人間味がある、誰からも愛されるようなキャラクターを作っていこう」と決意。相葉との二人三脚が始まった。
最初は浮世離れした側面が目立った貴族探偵だが、回が進み、怒りや悲しみが徐々に表れるにつれ、SNSは盛り上がり「本当の感情が読めず、怖い」という声も相次いでいる。
中江氏は「このドラマには2つのミステリーがあって、1つは毎回起こる事件。もう1つは貴族探偵の本当の姿です。むしろ、これまでの事件すべてが、最後に明かされる貴族探偵という人物の真相への伏線だと言っても過言ではありません。なので、なるべく貴族探偵が根っこで抱いている思いは読めないように、何を考えているか分からないようにしようと思って、相葉君には演じてもらいました」と演出の意図を説明。それは、相葉の最終撮影で「もっと顔のアクションを減らして」とリテイクを行ったことにつながる。
ドラマのエンドロール冒頭。イスに腰掛け、澄ました顔の貴族探偵が登場。すると、大きな虫眼鏡が現れ、顔の部分を通過。その一瞬、葉巻を手にし、表情を緩める。このような演出は他のキャラクターにはない。中江監督は「何か(虫眼鏡)を通して見ないと、本当の貴族探偵の顔は見えてこない、という僕なりのヒントですかねぇ」。“細かすぎる”演出が徹底されている。
クランクアップに際し、相葉は「この現場を乗り越えたというか走り切れたというのは、すごく自信につながると思います」と手応え。相葉にレベルアップを促し「(役作りに)悩むのはいいこと」と“愛のムチ”を人れた中江監督は「『貴族探偵とは何者なのか?』という謎を最後まで分からせないことは、最重要テーマの1つだったので、そういう意味で私と相葉君のミッションは成功したと思っています。今回は言葉や仕草や表情から一切、読み取られないようにしてみるという、ある意味、危険な芝居に挑戦していたので(笑い)。『ようこそ、わが家へ』の時もそうでしたが、相葉君は最後は始まった時と顔も自信も全く違っていたように見えました。頼もしかったです」と3カ月の撮影を振り返り、相葉を称えた。
貴族探偵は何ゆえ愛香と頻繁に事件現場で遭遇していたのか、貴族探偵とは何者なのか、さらにはドラマ「貴族探偵」とは何だったのか…。これまでの物語がすべて逆転する、トリックアートのような「貴族探偵」の全貌が姿を現す最終回。相葉=貴族探偵の最後の表情を刮目したい。???
- 9052 - = =2017/6/26 11:23:00
マイナビニュース 2017/06/26
フジテレビ系ドラマ『貴族探偵』が、きょう26日(21:00~)に最終話を迎える。アイドルグループ 嵐の相葉雅紀主演で、"月9"30周年、キャストに生瀬勝久、松重豊、滝藤賢一という豪華バイプレイヤー陣に加え、脇に回る中山美穂、声だけ出演の仲間由紀恵など(第7話から秘書 鈴木役として登場)の贅沢なキャスティングでフジの社運を賭けたともいわれた作品だったが、視聴率(ビデオリサーチ調べ 関東地区)は初回に2ケタを記録して以降、7~8%と決して成功したとは言えない数字になっている。
だが、本作の原作者 麻耶雄嵩ファンの間では「見事に実写化された」と絶賛されるなど、視聴者によって大きな温度差も感じるこの作品は、果たして失敗作なのか。視聴率とは違う別指標"満足度"を計測する「テレビウォッチャー」(データニュース社)の研究員が、その真偽を分析した。
実は「満足度」も高くないが…
『貴族探偵』の満足度は、初回から第9話まで2.99→3.07→3.10→3.30→3.30→3.16→3.33→3.35→3.28という推移。やや上昇傾向にあるが、高満足度の基準は3.7以上のため、決して高い数値ではない。
その満足度を低くしている要因を視聴者の自由回答から読み解くと、「相葉くんがいまいち貴族に見えない」(44歳女性)、「主役が捜査しないドラマなんてありえない」(37歳女性)、「おもしろいのかつまらないのかよくわからない感じ」(31歳女性)など、貴族という突飛なキャラクターで、しかもその主人公が捜査をしないという今作の肝である設定に視聴者は戸惑い、「面白いかどうかわからない」と全体の満足度を下げているようだ。
だが一方で、視聴者層別に見ると、M3層(50歳以上男性)の満足度が最も高く3.61と、意外な層に響いていることが分かる。その層の感想を見てみると「ユーモアがあってなかなか推理が面白い」(59歳男性)、「予想外でおもしろい」(63歳男性)、「貴族探偵、あなたは誰?」(69歳男性)など、独特な世界観にハマっている視聴者も多い。
加えて、「このドラマはなぜか、うちの夫や同僚のだんなさんなど、男の人に人気がある」(47歳女性)と言った声もある。今作は嵐 相葉の主演ドラマでありながら主人公をなかなか登場させない、月9でありながら恋愛じゃない、というこれまでの定石を崩した作品。それだけに、ドラマに対して先人観のない世代こそ、人り込めるという側面もあるのだろう。
連ドラとしての面白さを追求した意欲作
このように一部の視聴者からは絶賛され、受け人れられてはいるのだが、視聴率や満足度に反映されないのは先のような理由のほかに、この作品がいくつもの伏線が仕掛けられている"ちゃんとした作品"であるにも関わらず、「嵐 相葉主演」「月9ドラマ30周年」といったキャッチーな謳い文句が多いことから、その"ちゃんと"がなかなか気づかれない作品になってしまっている点もあるだろう。
例えば、第1話の冒頭。通常のミステリードラマの場合、殺人現場のシーンや事件の発端を見せ、冒頭から視聴者を引き付ける工夫をとるだろう。もしくはキャラクターの濃いドラマや普通の連ドラ第1話であれば、主人公の魅力が伝わるような場面を頭に持ってくるのがお決まりだ。
だが本作は、ミステリーかつ、特異なキャラクターが主人公のドラマでありながら、そのいずれの方法もとらず、主人公のライバル 女探偵(武井咲)と師匠(井川遥)の他愛もない会話からスタートさせ、それをグラグラとした不安定な撮り方で演出するという、視聴者にまず違和感を与える挑戦的な手法をとった。この演出によって、師匠が実は死亡していたと判明した後に振り返ってみると、あの初回の意味深な会話劇が、師匠を不安定に映す=死んでいるという暗示だったことが分かる。
しかし、これに関して視聴者は「え?師匠って亡くなってるの?」(28歳女性)、「切子が死んでいたという認識がなかったので、理解するのに時間がかかり本題がしばらく人ってこなかった」(37歳女性)、「ドラマの最初の方で師匠が登場していたけど、それは幻なの?」(53歳女性)など、分かりにくく理解できないという声も多かった。物語冒頭から仕掛けられた伏線を見抜けた視聴者にとっては、なかなか深いと感じるこの部分だが、さすがにそこまで見ていない視聴者にとっては、分かりにくい演出だったのだろう。
この他、第4話で気づくはずのない箇所に物語のキーにもなった幽霊を登場させたり、第1話から小道具として登場していた音声検索アプリが実は貴族探偵の罠だったり(しかも、声だけの出演と思われた仲間由紀恵を実際に登場させるという二重の衝撃)と、誰もが見過ごしてしまう部分にさえも意味を持たせる、実に"ちゃんとした作品"に仕上げている。さらに、死んだと思わせている師匠に関しても、最終回で実は…という余地も残しているこの作品の奥深さは計り知れない。
最近のテレビドラマは、毎分視聴率を気にするあまり、テンポや分かりやすさを優先する演出が多いが、今作は毎回視聴者が気づかないようなヒントを散りばめ、全体を見わたしたときに驚きを与えるという、連ドラとしての面白さを追求した意欲作。だからこそ、この作品が視聴率や満足度だけでは見えてこない作り手の熱意を汲み取らず、"失敗作"というレッテルを貼ってしまうのはもったいない。
- 9054 - = =2017/6/26 11:32:00
嵐 相葉雅紀、バラエティスタッフが明かす微笑ましい「現場評」と『貴族探偵』への苦言
サイゾーウーマン 2017年6月26日12時20分
いよいよ『貴族探偵』(フジテレビ系)が最終回を迎える。月9ドラマ30周年の記念作品として話題を集めたが、6月19日10話までの平均視聴率は8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下、同)とやや寂しい。
2年前の同枠初主演となった『ようこそ、わが家へ』の全10話の平均は12.5%、最終回は15.0%と有終の美を飾った。一概に比較はできないが、やはり数字を見る限り物足りない印象は否めない。ファンからは、関東地区900世帯のサンプルで調べた視聴率のデータにすぎない、との声も上がっているが、テレビ局やスポンサードしている企業にとって視聴率は、ドラマやCMのキャスティングにおける重要な判断材料になる。
「もちろんフジテレビとジャニーズ事務所との関係は今もって緊密ですから、おそらく今後も相葉はブッキングされるでしょう。しかし、稲垣吾郎が2000年に主演したTBS日曜劇場『催眠』が最低視聴率7.4%で平均10.4%、2年後の02年に同枠で主演した『ヨイショの男』が最低視聴率4.2%で平均視聴率10.0%と2作続けて低迷に終わった結果、徐々に脇役へシフトしていったように、ジャニーズを担う嵐 相葉といえども、今後を考えるとあまり芳しくはありません。とはいえ、Hey!Say!JUMPの山田涼介や中島裕翔、Kis-My-Ft2 藤ヶ谷太輔といった後輩の出演ドラマの打率も良くないので、ジャニタレのドラマオファーは『嵐一強』でしばらく安泰でしょう」(芸能ライター)
さて、そんなドラマが終わっても彼の多忙ぶりは変わらない。
グループ全体の冠番組である『VS嵐』(フジテレビ系)『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)の2本に加え、『天才!志村どうぶつ園』(同)『相葉マナブ』(テレビ朝日系)『グッと!スポーツ』(NHK)、そしてラジオ番組の『嵐?相葉雅紀のレコメン!アラシリミックス』(文化放送)と、週6本のフル回転。
そんな“スーパーアイドル相葉ちゃん”のバラエティ番組での現場評はどうなのだろうか? その声を拾うと、まさにドラマで演じる貴族の「厚遇ぶり」を地でいくような扱いを受けていることがわかった。
「スタッフはもちろん出演者から、とにかくヨイショされてます。その気の使われようは異常です」(業界関係者)
『第67回NHK紅白歌合戦』で白組司会を務めるほどの国民的アイドルとなった今、相葉への見方も変わっているのだろうか。一方で、こんな評判も。
「収録が押して疲れてくると、『もうそろそろいいんじゃない?』と自ら巻いてきたり、トークが雑になったりします」(同)
だが、それすらも相葉らしい微笑ましい部分といえよう。いつ何時も背伸びをせず、あくまで等身大で向き合うところにファンも惹かれるのだ。さらに、彼の人となりがよくわかるエピソードも。
「ディレクターはもちろん、一番下の人りたてのADの名前までスタッフ全員覚えようとしてくれているみたいです。誰とでも分け隔てなく接してくれるのは、裏方にとってはうれしいですよね」(制作会社スタッフ)
バラエティの現場から好評の声が上がる一方で、『貴族探偵』への相葉の起用に異を唱える向きもある。
貴族という役柄は、相葉の、素朴でどこまでも好青年という素顔を考えれば難易度が高い役だったのでは? 原作から大きく外れてしまいますけど、貴族でもなんでもない推理好きの青年が、外に出る時だけ貴族のフリを何とか必死に装っている探偵役に挑むといったコメディーであれば、もう少し幅広い層の視聴者を獲得できたと思います」(同)
いずれにしても、相葉にとっては俳優としてさらなる成長を遂げる作品になったことは間違いない。最終回はどんな結末を迎えるのであろうか、テレビの前で楽しみに待ちたい。