人気アイドルグループの「Hey!Say!JUMP(ヘイセイジャンプ)」と県がタイアップした今年の観光PRキャンペーンが始まった。メンバーが出演する動画などで若年層を中心に誘致を図る。

 動画は「夏タビ宮城」のキャッチフレーズで、約4分30秒。23日午後から県の特設サイトで公開が始まると、2日間で再生回数が18万回を突破した。

 9人のメンバーが、楽屋に現れた宮城に通じる扉を抜けて、各地を回る内容だ。仙台城跡をはじめ、女川町の商店街「シーパルピア女川」、南三陸町の「キラキラ丼」などを紹介。仙台市の旧荒浜小や南三陸町の旧防災対策庁舎などの震災遺構も取り上げる。

 图片点击可在新窗口打开查看24日からはメンバーが登場するガイドブックの配布も始めた。三陸、県北、仙台?松島、県南の4エリアに分けて、見どころやグルメなどの情報を紹介している。県内の観光案内所などのほか、東京都の宮城ふるさとプラザなどでも配布。6月からは特設サイトからの申し込みも受け付ける。15万冊用意したが増刷も検討する。

 また、スマートフォンでスタンプを集めるスタンプラリーも始まった。県内24カ所の観光施設や商業施設でQRコードを読み取りスタンプを収集。集まった数に応じてオリジナルタオルなどがもらえるほか、抽選で県産品の詰め合わせのプレゼントもある。

 県観光課の担当者は「若いうちに来てもらえれば、10年後、20年後に『思い出の地』として再訪してもらえるのでは」と期待する。(藤井詢也)