- 63137 - = =2011/11/7 18:43:00
- 63189 - = =2011/11/30 19:13:00
http://www.cinematoday.jp/page/N0037413?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
[シネマトゥデイ映画ニュース] 30日、生田斗真が主演する映画『源氏物語 千年の謎』のイベントが渋谷の観世能楽堂で行われ、生田が1,000万円の豪華衣装を身にまとい、劇中に登場する舞を披露。集まった女性ファンをうっとりさせた。同イベントには本作で踊りや雅楽を担当し、一条天皇役で出演した雅楽師の東儀秀樹も参加した。
女性を中心とした日本文学を学ぶ大学生300名が集まった能楽堂の舞台に、製作費1000万円の豪華衣装を身に付けた生田は、マスコミの写真撮影すらも一切禁止された静まりかえった場内に、衣擦れの音だけを響かせて颯爽(さっそう)と登場し、鳴り響いた音楽に合わせて本作にも登場する雅楽の舞「青海波(せいがいは)」を優雅に披露。黄金の太刀や華麗な兜(かぶと)を身に付けた重々しい衣装から、生田が端正な顔立ちをのぞかせて踊る絵巻物のようなシーンに、観客はうっとりした表情でみとれた。
生田は、「わたしのような一般人が立てる舞台ではないので少しだけ不安を抱えながら披露しました」と謙遜(けんそん)しつつ、「衣装は重く暑いので今すぐにでもシャワーを浴びたい」と舞を披露した苦労を語った。一方、指導にあたった東儀は「がんばってくれた。リズムを身に付け雅(みやび)な世界を表現してくれた」と語り、「これから雅楽師になっちゃえば」と手放しで絶賛。
また、稀代のプレイボーイ「光源氏」を演じた生田に対し、観客の学生から、「もし本物の光源氏だったらどうしますか?」との質問も。生田は「光源氏はたくさん恋をしましたが、悲しい人生を背負った人です」と熟考した末に大汗をかきながら、「やっぱりたくさん恋がしたいですね。このような魅力的な人物に近付きたいです」と本音を語った。
同イベントではほかに、雅楽師で本作の踊りや雅楽を担当した東儀が、「平安時代の美学の一つを楽しんでいってください」と雅楽器のレクチャーを行い、その透き通った音色を披露。「紫式部が聞いていたのと全く同じ音色です」と話し、観客を魅了した。
- 63190 - = =2011/11/30 19:16:00
http://eiga.com/news/20111130/17/
「青海波」は、祝賀会などおめでたい席で、2人1組で踊ることで知られている。劇中、生田演じる光源氏と尾上松也演じる頭の中将が、藤壺の懐妊祝いの席で舞っている。75羽の千鳥と波の模様が織り込まれた装束は、1着約1000万円。天理大学雅楽部に所蔵されているものを、映画のために借り受けて使用している。
雅楽器の音が荘厳に響き渡るなか、生田はこん身の舞を披露。大学生を中心に招待された約300人の観客は、舞と衣裳、音色の美しさに見人っていた。能の聖地と言える観世能楽堂で、映画のイベントが開催されるのは初めて。生田は「自分のような者が立てる場所ではないので、厳粛な気持ちで受け止めています。1年ぶりに踊って、ドキドキしながら新鮮な気持ちで踊りました」と真しに語った。
東儀は、「すごくがんばってくれたと思います。雅楽はリズムが感じにくいんですが、やっていくなかで徐々に身に着けていってくれました。雅な世界をちゃんと表現してくれて素敵でした」と生田の舞に合格点。さらに、「もう雅楽師になっちゃえば(笑)?」とオファーまで飛び出し、生田は「とんでもないです」と恐縮しながらも、うれしそうな表情をのぞかせた。
観客からの質疑応答で、もしも平安時代に光源氏として生まれていたら、たくさん恋に落ちるか? という質問が出ると爆笑。「彼はたくさん恋しますが、ある意味、悲しい人生をたどった青年。でも、たくさん恋したいですね(笑)」とニッコリとほほ笑んだ。