生田斗真が裁判員制度をテーマにしたサスペンスドラマで初単独主演
フジテレビは、4月25日(土)から生田斗真主演で新ドラマ「魔女裁判」を放送することを発表した。
同作は、5月21日(木)から実際に始まる「裁判員制度」がテーマ。社会的なことに無関心な1人の若者(生田)が、裁判員に選ばれたことをきっかけに、次々と事件に巻き込まれていく。裁判員制度が始まることで、実際に起こり得るかもしれない近未来を描くクライムサスペンスだ。巨額の遺産金をめぐり、“魔女”と呼ばれる女性が殺人事件で起訴された。有罪確実と思われたが、なぜか次々と裁判員の票が無罪へと翻る。そこには評決の買収を仕掛ける謎の集団の暗躍があった。
裁判員になったことで事件に巻き込まれる主演の若者役は、「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」('07年、フジ系)でブレークし、現在「ヴォイス~命なき者の声~」に出演中の生田。舞台でも活躍し、演技に定評のある生田が、フジ系連続ドラマ初主演、初の単独主演を務める。
共演は、生田と同じく裁判員に選ばれ、幸せな家庭生活が一変する主婦役に加藤あい、生田の恋人で駆け出しの新聞記者役に比嘉愛未、事件の被告人で“魔女”の異名を持つ女性役に石田ゆり子が決定。また脚本は、「人間の証明」('04年、フジ系)や「魔王」('08年、TBS系)などを手掛け、丁寧な人物描写と骨太な台本で知られる前川洋一氏が務める。
生田は「裁判員制度をテーマにした作品をやると伺って、実際に5月から制度が始まりますし、社会的な反応も大きいのではないかなと思います。注目されている分野だと思いますので、このドラマをやらせていただくに当たって、義務感や責任感を感じています。すごく身の引き締まる思い」と意気込みを語った。
また、「先日、初めて裁判を傍聴しに行かせていただいたのですが、すごく厳格な場だとあらためて感じましたし、5月からは人ごとではなくなるのだなと思うと、すごく複雑な気がしました」と、すでに役作りに余念がないようだ。
同作について、フジテレビドラマ制作センターの関卓也プロデューサーは「裁判員制度が暮らしの一部になったとき、わたしたちの生活や考え方はどう変わるのか。このサスペンスドラマという作品を通して楽しみ、そして考えていただきたいと思います」とコメントを寄せた。
ドラマ「魔女裁判」
4月25日(土)スタート予定 毎週土曜夜11:10-11:55 フジ系で放送