「toshiba note pc」東芝
田村正和と山下智久。新旧フェロモン対決の行方は?

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 最近、同じようなシチュエーションで多くのバージョンを制作するCMが増えてきた。2年前、資生堂の「uno」のCMは、一晩で54通りの作品を放送し、ギネスに挑戦したことで注目を集めた。

 近年、多バージョンCMは話題性だけではなく、よりメッセージを効果的に伝える手段として用いられることが多い。東芝のノートパソコンのCMも、田村正和と山下智久が「対決」をテーマに、9つのCMで、商品の魅力を訴える。...

制作者が語る舞台裏

■「対決」が生む手法と表現の妙   北村峰春(IQ)

 広告制作で大事にしているのは、世の中みんなに「あの」広告だと言われるようにすること。

 映像メディアが多様化した今だからこそ、CMならではの分かりやすく、強い表現をと思っています。

 同じ人が大好きなのに、僕とあの人とは、好きな理由が違ったりすることがあると思います。こんな点が、東芝ノートPCにもあり、それが魅力であろうと考えました。

 ある人は、東芝ノートの性能に引かれるであろうし、別の人はデザインが気に人っているのかもしれない。これを表す手法としてテーマを「対決」にしました。

 この手法には、二者二様の意見を同時に伝えられる、二律背反するターゲットを同時につかめる、マルチな魅力や満足感を多角的に表現できるといった利点もある。

 CMのコンセプトは、「いちばん対決」です。一流俳優 VS トップアイドル。デザインを語るCMでは、「美しいフォルムとロマン」とつぶやく田村さんに対して「ていうかパッと見っすよ」と返す山下さん。2人の異なる感性が対決することでビッグアイコンが生まれたと思います。 "